第六回投稿 新・いなさなな日記

★いなさなな日記★ 7月号

先日の朝礼スピーチで、気になる話題がありました。小学校の運動会で、住民からの苦情により、狼煙(※)やスターターピストルが使用できなくなったという内容です。都会の住宅密集地であるならまだしも、秋田市といっても田畑も散在する小学校においてそんなことがあるとは思いもよらず驚きました。
子供の頃を思い出すと、朝一番に運動会の開催を知らせる狼煙を聞いて、ワクワク・ドキドキしたものです。徒競走ではピストルの音が恐くて苦手でしたが、観戦している家族にも届く音ですから、そのほうが都合が良かったのだと思います。かの小学校はピストルの変わりに笛を使用するそうですが、グランド全体に音が響くのか気になります。

私の子供が通う小学校では狼煙も上がり、スターターピストルも使用していましたが、今一つ物足りない、盛り上がらないなと思ったら、後でBGMが無かったことに気付きました。“天国と地獄”といった定番のクラシックのBGMが流れていないだけで高揚感が半減するものだなと思いました。なんとも寂しい限りです。

万国旗これと対照的なのが、息子の通う保育園です。狼煙こそ上げないものの、スターターピストルはもちろん、BGMも流れていますし万国旗も飾っています。保育士による戦隊ショーまであります(写真)。聖火台もありまして点火を園児代表(年長組)が行います。そして一番特徴的なのが、家族揃ってのお弁当です。お昼はグラウンドで皆で一緒に食べるのが園長先生のこだわりなんです。そしてお昼を挟んで午後はリレーで盛り上がるというのが慣習です。外で行うのが前提なので、当然天気に左右されます。毎年予備日を設けているのですが、微妙な天候の時は、実施か延期かで気を揉みます。戦隊ショー

数年前、事情があって止むを得ず体育館で実施したことがありました。室内は狭いこともあり、お弁当無しの午前中で終了しました。何とも味気ないというか簡単な運動会のように感じられました。確かに朝早くから、家族全員のお弁当作りや会場設営など準備は大変ですが、終わった後の充実感・満足感は、体育館の比ではありません。後で思い返してみても、グラウンドで実施した運動会のほうが内容をよく覚えていて記憶に残っています。

何でも簡単に手っ取り早く済ませることが必ずしもいいこととは言えません。料理でもひと手間かけると美味しくなると言います。母がよく、「子供には出来るだけ手作りの食事を作ってあげなさい。」と言っていたのを思い出しました。忙しさにかまけて簡単に済ます度に反省しきりですが・・・。
最近、自宅近くの神社から竿灯のお囃子が聞こえるようになってきました。お囃子の練習が始まると、もう1ヶ月ほどで竿灯が始まって夏も本番だなと感じることができます。
どうかこの音に苦情の来ることがありませんように・・・。

※狼煙・・・運動会などで使われるのは、音しか出ない花火だそうです。ここでは子供の頃から慣れ親しんだ呼び方で“狼煙”としました。

by 「I」