秋田東北商事株式会社

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2020年09月の記事一覧
2020.09.01 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.3

 はじめまして。北上担当のKと申します。自由テーマでとの事でご依頼を頂いたのですが、いやそういうのが一番難しいのだなと痛感しています。拙い文章ではありますがよろしくお願いします。

 本来であれば私の生活と音楽との関わりについての身近な話を書こうと思い、あれこれと頭をひねっておりましたが、参考にと開いたSNSの中に「チャーリー・パーカー生誕100年」という文字を見つけてしまいまして、ジャズ創成期の伝説的なアルトサックス奏者チャーリー・パーカーをテーマにしました。チャーリー・パーカーの奏法などを研究している方のように多くの知識を持ち合わせていませんが、それでもなんとか自分の中にあるチャーリー・パーカーに思いを巡らせてみます。なるだけ手短にいたしますので、よろしければではありますが少しだけお付き合いください。

チャーリー・パーカーJr
 1920年アメリカ最盛期に、当時の一大歓楽都市カンザス・シティに生を受ける。
チャーリー・パーカーがアルトサックス奏者としてニューヨークでのキャリアをスタートしたのは、1940年前後あたりになりますが、チャーリー・パーカーとトランペット奏者のディジー・ガレスビーが、当時の実験的セッションの場であったニューヨークハーレムのミントン・プレイハウスで出会ったことによって生まれたスタイル、それは後の世にビ・バップと称される新しいスタイルとして確立されました。ビ・バップによる即興演奏を最重要視したスタイルの提示を受けた多くのジャズミュージシャンによって、それは以降クール・ウエストコースト・ハードバップ・モードなどの多様なスタイルへと同時多発的に発展してき、それら多種多様なスタイルはモダンジャズと総称されるようになるのです。

 「バード(パーカーのあだ名)のやっていること自体は凄すぎて何が何やらわからなかった。だから俺はディズ(トランペット奏者のディジー・ガレスビー)のプレイを研究することが多かった。」ジュリアード音楽院を中退後にチャーリー・パーカーから直接指導を受け、一時期共同生活もしていた帝王マイルス・デイビスは語る。それでも今現在においてもなお、ジャズにおける即興演奏の技術研究は、チャーリー・パーカーのフレーズパターンを研究することとイコールであるという声は根強い。私も3曲ばかりパーカーのアドリブプレイをコピーしたことがありますが、フレーズの中で使われている音が移動する上下の幅や数がものすごく、本当に大変だった記憶があります。

2020.9 EJ ①

 本当にきりがなくなりますので、最後に私の手持ちのアルバムの中からお気に入りを1枚紹介して最後としたいと思います。

 このアルバムは「ジャズ・アット・マッセイホール」というライブ盤です。このライブが収録されたのはチャーリー・パーカーが亡くなる2年前ほどだったと思います。すでに技術面の全盛期は過ぎている晩年の作品ですが、恐らくパーカーの体調がよかったのでしょう、ベテランらしく抑えが効いた、非常に安定したプレイを聞かせてくれます。音楽性は=演奏能力だけではないのだと気付かされるのです。ディジー・ガレスビーをはじめとする共演者の演奏内容もほぼパーフェクトといってよい内容ではないでしょうか。この時のライブに望み、パーカーは自分のアルトサックスを持参しておらず(楽器を質屋に入れていたという説が有力です)、現場にたまたまあったプラスチック製のアルトサックスでプレイしたそうです。レコードを聴いた限りでは全く問題なく、弘法筆を選ばずとはまさにこのことです。
 当時のライブ録音なので音質はアレなのですが、共演はディジー・ガレスビー(TP)チャーリー・ミンガス(B)バド・パウェル(P)マックス・ローチ(Dr)と当時のベストオブベスト、といいますか全員神話の世界の方々です。

 ここまで拙い一文を読んでいただきました方、ありがとうございました。自分なりに上手くまとめたかったのですが、あまりに対象が大きすぎて取り止めにないものになったと反省しています。次回からはもっと身近な部分に焦点を当ててみたいと思いますので、よろしければではありますが、よろしくお願い致します。

2020.09.01 | 事務美貌録

第五十六回投稿 事務美貌録 9月号


 最近ツーリングにはまっています。と言っても、コロナ禍の運動不足解消を兼ね、自転車で子供と町探検をする程度ですが…。

 自転車に乗っていると、普段車を運転している時には到底気付くことのできない、50円コーヒーの自動販売機や、軒先に山菜を売っているお店に出会えるといった小さな驚きや発見があります。今号では、そんなツーリングでよく行くスポットの一つ、秋田市新屋にある「三角沼公園」をご紹介したいと思います。

2020.9 ①
2020.9 ②

 昭和初期に行われた治水工事によって、雄物川の残存沼となったのが「三角沼」です。かつては草木が鬱蒼と生い茂り、危険な場所というイメージしかありませんでしたが、気が付けば辺り一帯は緑地広場として整備され、小高い丘を囲むように散策路も作られました。これは、長年、沼周辺の清掃に取組んで来られた地域住民「勝平三角沼の会」の努力の賜物であったことを知ったのはだいぶ後になってからでした。20年以上前から草刈りや清掃を初め、広場整備を行政に要望するといった地道な活動を行ってきたのは、ひとえに「子供が遊べる水辺に戻したい」という強い思いがあったからだそうです。不断の努力によって広場整備を実現させた会の皆様には頭が下がる思いです。

 

2020.9 ③

 三角沼公園はそれほど大きい広場ではありませんが、休日ともなると家族連れや、犬の散歩をする人、スケボーで遊ぶ若者、グラウンドゴルフを楽しむお年寄りなどが多く訪れ、地域住民の憩いの場となっています。三角沼では、カヌー体験イベントが開催されることもあります。以前、このイベントに参加したことがありますが、手漕ぎボートと違い、一本のパドルを両手で持って漕ぐカヌーは、バランスを取るのが難しく危うく沈みそうになり大変でした。また、水門を通じて雄物川の水が流れ込むことから、多様な魚種が生息しているそうです。それを目当てに釣り人もよく訪れます。駐車場、簡易トイレ、自動販売機もあるのでゆっくり過ごすことが出来ます。皆さんも是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

2020.09.01 | 社長だより

社長だより vol.67

 未だ「新型コロナウイルス」の猛威が収まりません。秋田県内でも8月上旬にはクラスターが発生し、その後には1度感染された方が再度感染するなどの事例が確認されて8月31日までの感染者数が48名(症例として累計は49例)となっています。当初は“夜の街関連”での感染拡大が問題となっていましたが、現在は“夜の街関連”だけではなく“職場内”や“家庭内”など様々な場所での感染が確認されています。又“感染経路不明”も全国的には増加しています。決して感染された方が悪いわけではなく、本当に「新型コロナウイルス」は身近に潜んでいると考えられます。感染防止対策に配慮した「withコロナ」の生活をまだまだ送り続けなくてはいけません。

 毎回記載していますが、未知のウイルス「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を日々救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者、そして治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様には本当に敬服致します。逼迫した状況ではありますが、くれぐれもご自愛下さい。

 突然ですが皆さんは「あなたの趣味は何ですか?」と聞かれたら何と答えますか。簡単に答えられる人もいると思いますが、答えに困る人もいると思います。私自身が最近よく聞かれるのですが、非常に答えに困ります。何か格好良く答えなくてはいけないと思ってしまいます。勝手に“自慢出来る趣味”“誇れる趣味”とは何かなどと考えてしまいます。そこで本来の「趣味」とは何か調べてみたところ2つの意味がありました。

 ①「仕事や職業としてではなく、個人が楽しみとしている事柄」
 ②「どういうものに美しさやおもむきを感じるかという、その人の感覚のあり方、好みの傾向」

 今回話題にしている「趣味」とは①に関する事となります。単純に考えると“好きなものや楽しい・面白いと感じる事”になると思います。つまり自身の感覚や判断で自由に「趣味」と決める事が出来ますし、習得度や頻度や経験年数、上手い下手など一切関係ないという事になります。自身が“定量(数値や基準)”ではなく“定性(状態や気持ち)”で選択や判断して、自身の「趣味」として決める事が出来ます。冒頭私が記載した、格好良くて“自慢出来る趣味”“誇れる趣味”との考え方とは違います。「趣味」の基準が“好き”や“楽しい・面白い”という事、更には自分の感覚で自由に決める事が出来ると改めて気付かされました。今後は、私自身が楽しく面白いと感じ、好きで行なっている事を習得度や頻度、上手い下手に関係なく、素直に自分の「趣味」として話をしていこうと思います。

 ところで先程の“定量”と“定性”ですが、様々な目標設定で必ず必要となります。“定量目標”とは、数値目標ですから評価が容易で誰でも同じ判断になると思いますし、基準も数値なので達成したかどうかも一目瞭然です。一方で“定性目標”とは、状態目標ですから評価が非常に難しく、判断する人によって評価が変わると思います。判断する人の基準での評価となり、評価される人にとっては曖昧であまり明確だとは感じられません。評価する人は「趣味」の選択のように自身の感覚で自由に判断が出来づらい事になります。評価される人と評価する人の双方にとって非常に難しい事になります。全てを“定量目標”で表わす事が出来れば良いのですが、それが出来ない事の方が多いと思います。業務でも業務以外でも目標達成に限らず、何らかの状態を“定性(状態)”で判断される事、する事は必ずあります。判断される場合、判断する場合でもお互いの基準や感覚や感性の意思疎通が重要であり、普段からのコミュニケーションが必要だと思います。

 冒頭の「趣味」の話題からは少し離れてしまいましたが、人は生活する上(もしくは業務を遂行する上)で人との関わり合いやコミュニケーションは必要不可欠です。しかし現在のようなコロナ禍では様々な制限や制約があります。これほどまでに人との関わりや外出などを我慢し、コミュニケーションがとれなかった事はなかったと思います。しかしこんな時だからこそ、今までの自分自身の基準や判断、コミュニケーションについて思い出して、考えてみるべきだと思いました。そして今後は、今まで以上に人との関わりを大切にして、何気ない自由に感謝しようと思います。

 どんな時も自身の楽しめる「趣味」でリフレッシュして日々を過ごしていきましょう。近いうちにコロナ禍以前の自由で平穏な日々を過ごせる事を切に願っています。

 長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

令和2年9月