秋田東北商事株式会社

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2023年04月の記事一覧
2023.04.03 | 社長だより

社長だより vol.97

 新年度、令和5年度がスタートします。皆様、新年度も何卒宜しくお願い致します。そして4月は入社や入学など新たなスタートの時期になります。新たなスタートを迎えた皆さん、環境に慣れなかったり、分からない事があると思いますが、是非とも“楽しんで”日々の活動や生活を送って下さい。

 今まで“社長だより”で“語彙力”について4回ほど掲載しました。自身の語彙力の無さを痛感しながら日々研鑽を積んでいるつもりですが、とても難しい事です。意識して生活を送っているからなのか、様々な雑誌やメディア等で“語彙力”についての特集や記事を目にする機会が多々あります。今回も最近読んだ雑誌の中にあった「“できる!”と思われる“大人の語彙力”」について以下に少しだけご紹介致します。

【以下、記事の抜粋になります】
 自分の気持ちを正しく伝え、相手の心を動かすために、語彙力は大切です。ポイントは、意識的なインプットとアウトプットです。自然に増える事は無く、トレーニングが重要です。文章を書く時は、言葉の重複を避けると、より深まった表現が出来ます。あなたのメールの文末は「思います」だらけになっていませんか。「思う」は「考える」「感じる」「予想する」など様々な表現に言い換えが出来ます。又、意外と間違った言葉の使い方をしているかもしれません。恥をかく前にチェックする事も大切です。自分の語彙力レベルを点検して、ブラッシュアップして下さい。

①正しいのはどちらでしょう?
「同僚に愛想を振りまく」 ← ×
「同僚に愛嬌を振りまく」 ← ○
【解説】
振りまくのは「愛想」ではなく「愛嬌」が本来の言い方。誰に対してもニコニコと笑顔で接する事をいう。
②正しいのはどちらでしょう?
「シミュレーションは大切だ」 ← ○
「シュミレーションは大切だ」 ← ×
【解説】
「シュミレーション」は誤用。英単語(simulation)の綴りを思い浮かべるとよい。
③正しいのはどちらでしょう?
「力不足かもしれませんが頑張ります」 ← ○
「役不足かもしれませんが頑張ります」 ← ×
【解説】
力量に対して役目が軽すぎるのが「役不足」。役目の方が重すぎると謙遜して言うのは「力不足」を使う。

 今回3つの例文を記載しましたが、皆さんは正しい表現(使い方)が分かりましたか。私自身は微妙です(笑) 特に②は誤用していたような気がします。日本人なので日本語を活用すればと思い調べたところ日本語では「模擬」「模擬実験」「模擬訓練」との事です。なんだか変に難しくなってしまいます。やはり今回のインプットを機会に正しく「シミュレーション」を活用していこうと思います。

 語彙力と直接関係が無いかもしれませんが言葉繋がりという事で、最近“心が震えた”素敵な言葉を以下に記したいと思います。
「僕から1個だけ。憧れるのを、やめましょう。 (中略) 憧れてしまったら越えられないので。今日僕たちは超える為に、トップになる為に来たので。今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう。さあいこう!」
皆さんもご存じの通り、大谷翔平選手がWBC決勝戦で世界最高峰のメジャーリーガー達を目の前にして、試合前の円陣で語った言葉です。語彙力も大切かもしれませんが、、、
やっぱり“気持ち”や“熱意”も人の心を動かす為には重要ですよね!!!

 最後になりますが、今年も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。秋田県内の感染者確認は引き続き減少傾向となっています。病床使用率も10%前後を推移しています。全国的にも減少傾向となっていますが、未だに感染者確認がある事は事実です。マスクの着用は個人の判断に委ねられる事になりましたが、感染症の分類は“2類相当”のままで感染した場合や濃厚接触者となった場合の行動制限は変わりません。少しずつコロナ禍以前の生活スタイルに戻っていきますが、まだ基本的な感染防止対策を行なう事が必要だと感じています。
 そして毎回記載していますが、感染者を日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。
 長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

令和5年4月

2023.04.03 | 事務美貌録

第87回投稿 事務美貌録 4月号

 
 新年度になり、入学や新学期、新生活をスタートされた方など様々いらっしゃると思います。新しいことを始めるのはドキドキとワクワクがありますが、慣れないことの連続で、気疲れなども当然あります。無理をせず、自分の身体とうまく付き合いながら、楽しく過ごしていきたいものです。
 春というと思い浮かぶのはお花見ですが、今年は東京で3/14にソメイヨシノの開花が発表され、昨年に続き最も早い開花となりました。全国的にも非常に早い開花が予想されていますので、今年こそは満開のタイミングにお花見に行きたいと思います。 

 先日、会社の方に≪美酢ミチョ≫という飲むお酢を頂きました。普段、果物や酢の物など酸っぱいものはあまり食べないので、どんな味がするのだろうと思いながら飲んでみると、普通のジュースみたいに飲みやすく、何より美味しい!!早速スーパーで数本購入してしまいました。


 HPを見てみると、果実をそのまま発酵させているため、天然果実のマイルドな味が感じられ、フルーティーでまろやかな味を楽しめるとのこと。そして、お酢と聞くと何だか体に良さそうな気がします。
数種類飲んだ中で、私は≪ざくろ≫の適度な甘みと酸味が好みでした。炭酸水で割って飲むのはもちろん美味しいですが、お酒や牛乳で割ったり、その他にもいろいろとアレンジレシピがあるようです。

 私以上にハマっているのが主人で、毎日欠かさず晩酌していた人が、ここ最近はお酒ではなく美酢(ミチョ)を愛飲しています。
主人おすすめは、≪カラマンシー≫です。
カランマンシーは、東南アジアで栽培されている果実で、ビタミンCが豊富に含まれており、シークワーサーの8倍も含まれています。また、抗酸化作用があるのでアンチエイジングやダイエットにも効果が期待できる「奇跡の果物」と言われているそうです。
味は、ライムに似た柑橘系のサッパリした味でとても飲みやすいです。

 まだ、開封していないものもありますが、他にも色々な味があるようなので、次は何を買おうか悩み中の“な”でした。

2023.04.03 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.33

【黄色の花たち】

 三原色の中でも、黄色はやわらかくて暖かい感じを与える。幸せの色と言ってもよい。子供の名前にある花の名をいただいた。まだ、私と一緒に寝ていた時、しきりに自分の名前の由来を聞かれたことがあった。『人の気持ちがわかる、心がほんわかする優しい人間になってほしい、と願ってつけたんだよ』、と話した。その時は私の思いも伝わらなかっただろう。今はどうか聞いたことはない。私はその花の前を通る時、いつもそのことを思い出す。

       マンサク

 2月になると、3種の黄色い花たちをひそかに待ち望んでいる。
 雪も消えやらぬ早春にマンサクが咲く。錦糸卵のような1センチぐらいの縮れた花(がく)が開く。つい見とれてしまう。父が鉢植えしていたものを下したものなので1メートルぐらいで樹高が止まっている。
 少し遅れて蝋梅(ろうばい)が咲く。字の通り、蝋細工のような薄黄色で下向きに恥ずかしそうに咲く。本当に目立たない花だ。そばに行くとほのかに柑橘系の香りが漂う。“おや、咲いていたのか”、と言葉をかける。
 そして、フクジュソウ。拙稿が掲載されるときは花が終わっているだろう。植え替えが面倒なので昨年庭に下した。フクジュソウの根はまるで細い針金が絡まったような異様な根だ。そこからあの黄色の花が出てくるのだから不思議だ。

 「和の色辞典*」を見ると、色の微妙な違いに名をつけて、言い分けていることにおどろく。「向日葵色(ひまわり色)・うこん色(絵画を包んでいる布)、サフラン色(アヤメ科・日本には明治時代に輸入された・春咲きの黄色の花をクロッカスと呼ぶ)*」など多くの色名が日常の生活に深くとけこんでいる。日本人はけばけばしい原色を好まない。きっと温和な風土の中で草花の染色技術が相まって中間色に対する色彩感覚を磨いた結果なのだろう。

 20年近くも前に、金沢市立美術館にふらりと入ってあの『黒船屋』に出会ったことを今も鮮明に覚えている。黄八丈と思しき着物をまとい、「黒船屋と書かれた縦長の箱に腰を掛け、黒い猫を膝に乗せて両手で抱きかかえる*」、だれもが知る武久夢二の最高傑作だ。伊豆八丈島特産の刈安で絹地を染めた色と言われる。

 *引用 和の色辞典 ㈱視覚デザイン研究所