秋田東北商事株式会社

NEWSお知らせ

2022年08月の記事一覧
2022.08.01 | 社長だより

社長だより vol.89

 毎日暑い日が続いています。“夏”ですね。熱中症対策として水分補給をしっかり行ないながら体調管理には十分に気を付けて日々を過ごしていきましょう。
又、先月は諸事情により「社長だより」を更新出来ず、大変申し訳ありませんでした。

 突然ですが、皆さんは日常でストレスを感じる事はありますか?当然と言えば当然かもしれませんが、誰でも日々ストレスを感じながら、何らかの方法でストレスを解消して過ごしている事と思います。勿論ですが、私も様々な場面でストレスを感じる事もあり、そのストレスを日々“お酒”で解消して過ごしています。(単なる“酒好き”を良いように解釈しているのかもしれません、、、(笑))
 最近“ストレスについて”記載されている記事を目にしましたので、今回はその内容を少しご紹介したいと思います。厚生労働省が実施している『ストレスチェック制度』の身体状態に関する質問事項を活用して結果をデータ処理し、ストレスの度合いを指標化した『ストレスオフ指数』という指標があり、2021年は“茨城県”が「ストレスオフ指数36.3」と2位以下を大きく引き離し、断然トップに輝いたとの内容でした。以下にランキングの“ベスト10”と“ワースト10”を記します。

【2021年 ストレスオフ県ランキング】  ※( )内はストレスオフ指数です。
[1位]茨城県(36.3) [2位]山口県(21.0) [3位]宮崎県(19.4) [4位]和歌山県(19.3) 
[5位]熊本県(13.4) [6位]長崎県(12.9) [7位]愛媛県(12.4) [7位]京都府(12.4)
[9位]鳥取県(12.3) [10位]香川県(11.2)  ・・・・・
[38位]山梨県(-12.4) [38位]秋田県(-12.4) [40位]石川県(-13.0) [41位]千葉県(-14.3)
[42位]北海道(-14.5) [43位]岐阜県(-15.5) [44位]山形県(-22.2) [45位]福井県(-25.8)
[46位]岩手県(-27.1) [47位]福島県(-31.5)

 記事の中には「ストレスに負けない要件として、①何があっても自分を貫ける、我を通せる、言葉を換えれば頑固という事、②逆に、何があっても周りに合わせられる協調性がある事、③ストレスの要因が増えても忘れられる事、以上3つが挙げられます」とのアドバイスが記載されていました。又ランキングについて「茨城県の“茨城の三ぽい(昔は水戸の三ぽい)”と呼ばれる気質『怒りっぽい、忘れっぽい、飽きっぽい⇒ストレスがかかっても、一度怒りをぶちまける事で直ぐに忘れるほか、そもそも飽きっぽいので、何か嫌な事があっても根に持たない』が深く関係しているのでは?」「福島県は茨城県と隣接するものの、気質は正反対。歴史的に江戸へ農作物や魚、木材などを供給する事により成り立っていた経緯があり、江戸の人々の目や経済状況を気にしながら生きる気質が脈々と受け継がれた結果ではないか?」との考察も記載がありました。
 皆さんはストレスや今回のランキングから何を考えましたか。私はストレスに負けない要因については、「①我を通せる」が出来ないし、かと言って「②協調性」に長けてる訳でもないから、「③忘れる」為に“お酒を飲む”のかと改めて自分自身を正当化してしまいました。又、ワースト10に東北地方が4県もランキングしている事に寂しさを感じる一方、ストレスを感じながら我慢強く過ごす事の出来る強さがあるのではと考えました。
 関連して秋田県民の気質について調べてみました。色々とありましたが総合的には「秋田県は“着倒れ、食い倒れ”と言われるほど、享楽的な県民性を持つ。これは江戸時代に豊富な資源と海運によって栄え、米の収穫量も多く、着物などの多くの贅沢品を購入できたためと言われている。遊び好きで流行に敏感、新しいもの好きの秋田県民は東北の中でもちょっと変わっていると思われがちだが、東北人らしく生真面目で、口数少ない照れ屋も多い。金についてはおおまかで、細かい事に文句は言わない。ただし、人がよすぎて頼まれると断り切れないという難点も。」との事みたいです。
私は生まれてから今までずっと秋田県内に住んでいる生粋の秋田県人です。秋田県民の気質が当てはまるかどうか分かりませんが、少なくとも『流行に敏感=時代の変化に敏感』『生真面目』『細かいことに文句は言わない』を心掛けていきます。

 最後になりますが、今月も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。7月上旬から全国各都道府県で感染者確認が急激に増加傾向に転じました。現在主流のオミクロン変異株“BA.5”は重症化リスクが低いと言われていますが感染力が非常に強く、ここにきて過去最大の感染拡大状況“第7波”に突入しています。そのような中で秋田県内でも感染者の確認が急激に増加しており、昨日は『803名』の感染確認がありました。7月31日時点で累計感染者数が45,480名となりましたが、7月の1ヵ月間で13,385名の感染者が増加した事になります。現在の詳細は入院者数145名(うち重症者1名)、宿泊療養者数169名、社会福祉施設等療養者182名、自宅療養者6,069名、入院等調整中2,694名といった状況です。私を含めた誰もが新型コロナウイルスに感染する可能性があります。今一度、私達が出来る基本的な感染防止対策を確実に行ない、万が一感染した場合や可能性がある場合は適切な行動や対応を行なっていきましょう。そして新型コロナウイルスに臆する事なく日々を過ごしていきながら、絶対に“誹謗中傷”はやめましょう。

 更に毎回記載していますが、感染者の増減を繰り返し未だ終息に至らない「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を昼夜問わず日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。

 長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

 令和4年8月

2022.08.01 | 事務美貌録

第79回投稿 事務美貌録 8月号

 いよいよ夏本番となりました。
 今年の夏は、昨年、一昨年と中止になった「竿燈まつり」や「大曲の花火大会」他、様々なイベントが開催される予定です。会社からの帰宅途中、竿燈のお囃子が聞こえ、ふと見ると竿燈の練習風景が。「そうそう、秋田の夏はこうだったよな~」と思いながら家路に着きました。コロナ禍での開催となりますので、主催者側も感染対策など大変だとは思いますが、秋田の代表する夏祭り、ぜひとも成功することを祈ります。

 さて、神社仏閣やパワースポットが好きな私は先日、長野県にある【善光寺】に行って参りました。善光寺は、古くから「遠くとも一度は参れ善光寺」「一生に一度は善光寺参り」と言われている、長野を代表する観光名所で、全国から多くの方が参拝に訪れています。前から行ってみたいと思ってはいたものの、なかなか行けずにいましたが、今年は何といっても≪七年に一度の御開帳≫、思い切って行って参りました。

善光寺御開帳とは、


 七年に一度、絶対秘仏で見ることができない御本尊様の身代わり『前立本尊(まえだちほんぞん)』を本堂にお迎えして、間近で見てお参りできる特別な機会です。また、本堂前に立てられた高さ約10mの木の柱『回向柱(えこうばしら)』と前立本尊とが“善の綱”と呼ばれる白い布で結ばれ、その回向柱を触れることで前立本尊に触れるのと同じご利益があるといわれています。
 
 

平日の朝8時頃に到着したにもかかわらず、回向柱や御朱印所前はすでに長蛇の列。コロナ禍とは思えないくらいの混雑ぶりに少し不安になりましたが、至る所にアルコール消毒液が設置されてあり、また警備員の方も行列の誘導をテキパキと行っており、感染対策がきちんとされていました。
 本堂の中や山門を一通りまわり、お守りがある授与品所へ。「御開帳限定」の物はやはり人気があるらしく、すでに売り切れているものも多数ありました。


 
遠出の旅行は久しぶりでしたが、休憩しながらのんびりと行くことができ、リフレッシュすることができました。観光地や宿泊先でも感染対策はされておりますが、自分自身も意識して行っていく事が大切だと改めて感じました。

 早く、マスクなしで旅行できる日がくることを願う「な」でした。

2022.08.01 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.25

夏が来れば思い出す

【カスべとそうめん】

カスベ煮(※)

 夏の食べ物といえば、象潟の岩ガキ、六郷のニテコのサイダー、土崎のカスべ、そしてお決まりのそうめんとなる。中でも土崎のカスべ煮は逸品だ。カスべはあのエイだ。マンタの小さい奴だ。鰻を気持ち悪いの一言で食べない者が、あのエイを食べるのである。エイはカチカチに乾燥して店頭に並ぶ。押切のようなもので3~5センチ角近くに切ってあり、一晩水で戻し、醤油と砂糖で甘辛くぐつぐつと煮詰めるのである。身は数層にも重なりかみごたえは充分だ。時に歯に挟まり、人前では難渋する。ひれの部分はあの羽のように動かす部分でコリコリと軟骨をかむのは好きではない。損した気になる。しかし、値段が高いからひれの部分も食べる。私はゲテモノと言われるものは食べないことにしている。特に動物系は一切食べない主義だがカスべだけは違う。子供のころからカスべは土崎の港まつり(ユネスコ文化遺産の一つ)に欠かせず、舌があの味を覚えている。我が家のカスべ煮は写真のような上品さはない。もっと色濃く、いってみれば照りのある八丁味噌のような色合いだ。土崎の家庭はみんなそうだと思う。

 ところで、濃厚な味からそうめんになるが、そうめんの嫌いな人はいないと思う。が、素そうめんでは寂しい。薬味があると食欲をそそるというか豊かな日本文化になる。わが菜園では早生と遅れて出てくる2種のミョウガがある。ふんだんに食べられる。店で買うほど太ってはいないが、味は変わらない。
 薬味はミョウガのほかショウガでもネギでもいい。最近まで、ねぎは下の方に伸びるものと思っていた。どうしても白いところが伸びない。栽培は難しいものと思っていたが、ねぎというのは上に伸びるから土かけをするということが最近わかった。ついでに、もう一つ、トウモロコシだが、始めたころ、実は花が咲いたところになるものと脇芽は全て一生懸命摘んでいた。ところがある時残った脇芽にトウモロコシがなったのである。それまでは何で実がならないのか不思議だと家内と言っていたのが夢のようだ。我が家の菜園、今年は36種植え付けた。ジャガイモ・なす・ささげ・ほうれん草・きゅうり・きぬさや、たらふく食べた。いつまで続くか。

※出典 : 農林水産省Webサイト(かすべ煮 秋田県 | うちの郷土料理:農林水産省 (maff.go.jp))