秋田東北商事株式会社

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2023年11月の記事一覧
2023.11.01 | 社長だより

社長だより vol.104

 今年は熊の“目撃”“遭遇”そして“被害”が過去最多となっています。山林での目撃や農作物への被害だけではなく、市街地で人に対しての被害も非常に多く報告されています。共生は難しい事なので、まずは遭遇しないよう自身の存在に気付いてもらえるような行動を心掛けましょう。

 先日「夢が自分を育てる」という講演をお聞きしました。秋田県野球界にご尽力をされた方で、ご自身の体験や高校野球・プロ野球選手などの夢や行動を交えてのお話にあっという間の1時間でした。今回はその講演でお聞きした“夢”に関する事を2つご紹介致します。

●日本と欧米の“夢”に対する認識の違い

欧米では“夢”は“叶うもの”“強く願えば現実になるもの”と認識されています。そして「夢が見つかったなんて、凄いじゃないか」と言ってくれる人が多数だそうです。

一方、日本では“夢”は“儚いこと”“頼りにならないこと”“現実から離れた甘い考え”などと認識されています。そして周囲の人には「夢みたいな事ばっかり言ってないで〇〇しなさい」などと言われてしまいます。

(ちなみに、、、)

“夢”をウィキペディアで調べてみると「睡眠中あたかも現実の経験であるかのように感じる、一連の観念や心像のこと。睡眠中にもつ幻覚のこと。」とありました。

その通りだとは思いますが、、、なんだか“夢”がないですね。

●夢七訓

夢なき者は 理想なし  理想なき者は 信念なし  信念なき者は 計画なし

計画なき者は 実行なし  実行なき者は 成果なし  成果なき者は 幸福なし

ゆえに幸福を求むる者は 夢なかるべからず

開国から昭和初期までの激動の時代において、日本経済の基礎を築き、日本初の銀行を設立しただけでなく、様々な種類の会社設立にも携わった日本資本主義の父とも言われる渋沢栄一さんの言葉です。夢を持つことの大切さが語られています。

(渋沢栄一さんは2024年から使用される新一万円札の顔になる予定です。)

 皆さんは“夢”について、どのように考えますか。認識について私は、欧米の夢に対する認識が凄く好きです。いわゆる「ポジティブシンキング!」ですよね。そして日本の認識が“儚いこと”“頼りにならないこと”“現実から離れた甘い考え”との説明に少し違和感を覚えました。時と場合によっては、そのように考える事もあるかもしれませんが、全てではないと思っています。

 誰でも叶えたい“夢”はあるはずです。勿論、私にもあります。その夢を強く願って現実にしていく為に渋沢栄一さんの“夢七訓”を心に秘めていきたいと強く思いました。

(余談になりますが、、、)

 講演の冒頭で「皆さん、小学校の卒業文集に自分の夢を書きましたか。書いた人は内容を覚えていますか。」と問われました。私は正直、書いたかどうかすら覚えていませんでした。しかし、その際に10年以上前の長男の卒業式を思い出しました。小学校が小規模でしたので、一人ひとりステージに上がって卒業証書を頂き、その後「私の夢は〇〇になる事です。」と大きな声で発表してステージを下りるスタイルの卒業式でした。長男の発表した夢、、、途中で変わったようです。

 又、その時私はPTA会長でしたので祝辞を行なわせて頂きました。その内容の一部が「夢を叶える方法を1つ紹介します。皆さんの夢に期限を設定して下さい。その瞬間に夢は目標に変わります。そしてその目標と今の自分を比べて足りない事をどのように埋めていくかを考えて下さい。それが計画です。計画した事を日々実行する事により目標つまりは夢が叶います。」でした。なんだか渋沢栄一さんの“夢七訓”に少しだけ似ているような気がします。気のせいですかね。

 長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

令和5年11月

2023.11.01 | 事務美貌録

第94回投稿 事務美貌録 11月号

 朝晩めっきり寒くなりました。こんな時は暖かい食べ物が一番ですね!
ということで、私が最近ハマっているラーメン屋さんをご紹介します。 
秋田芸術劇場ミルハスからほど近い場所にある「NOODLE BAR オクト」さんです。
カウンターだけのこぢんまりとしたお店ですが、みそ・中華・つけ麵とバリエーションがありテイクアウトも可能です。私のお気に入りは、特製みそこってりラーメン(写真)。太めのモチモチ縮れ麺がスープによく絡んで食べ応え十分。スープはこってりながらもくどくないのでいつも完飲(笑)。チャーシューはトロトロなのに厚みがありじっくり味わえます。味玉は生臭さがなく半熟具合も完璧で、丁寧な仕事振りが窺えます。とにかく全てにおいて完成度の高いラーメンで、何度も通いたくなるお店です。辛いのがお好きな方は、麻辣みそラーメンもお薦めです。ラーメンを食べ終わる少し前にフライドポテトを注文し熱々をテイクアウトするのがお決まりです。BGMにJAZZが流れている点や、市街地なのに駐車場があることもポイントが高いです。

 話は変わりますが、先日、自宅近所に熊が出没し、住民が次々と襲われ大怪我をしました。熊による人身被害は過去最悪で、都道府県別では秋田県が最多だそうです(10/19現在)。子供が通う学校からも注意喚起の連絡がありました。対策として熊避けの鈴を付けようかと考えましたが、歩く度に音がすると気になるかなと思い、鷹の爪を袋に入れてランドセルに括っておきました。カプサイシン効果で熊が近寄って来ないことを願います。「いつでも、どこでも、誰でも」熊に遭遇する可能性があるので、皆さんもお気を付け下さい。
以上(I)がお届けしました。

2023.11.01 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.40

 北上担当のKです。大変に御無沙汰をしております。
 この文を目にしていただきまして、ありがとうございます。よろしければではありますが、最後までお付き合いを頂けましたら幸いです。

 私がこの文を書かせていただくときは、趣味のジャズについてのものになるのですが、ここしばらくは私個人の周辺にまつわる内容だったので、今回は世界のミュージシャンに関しての雑感をと考えておりました。実のところいったん別の原稿を上げさせていただいたのですが、先日10月17日にカーラ・ブレイ氏の訃報が入りまして、急遽原稿を差替えさせていただきました。

 私の学生時代からの友人にプロのベース奏者がいるのですが、お互い19歳の時分に一緒に行った三軒茶屋の居酒屋で、すっかり酔っ払った彼が「カーラはいいよー、カーラは。」とあまりにしつこく言い続けるもので、2日後くらいに「Night Glo」というCDを購入したのが、私にとってのカーラ・ブレイ氏との出会いでした。

 その時代、80年代のカーラ・ブレイのスタイルはフュージョン+クラシック音楽の下地も感じさせるとても美しいメロディにあふれた、4人編成ないしは管楽器を含んだ8人編成のバンドを率いていたことが多いのですが、帝王マイルス・デイヴィスを同様に彼女もキャリアの進展と共に、自己のスタイルを大きく変遷させていくタイプのジャズミュージシャンでした。

 私が持っているCDから選びまして3点ばかり紹介させていただきます。

「THE BALLAD OF THE FALLEN」(邦題 戦士のバラッド)
ベース奏者のチャーリー・ヘイデンが主催するレベレーション・ミュージック・オーケストラという小編成ビッグバンドの第2作。カーラ・ブレイ氏が音楽監督を務めており、チャーリー・ヘイデン氏の原曲のビッグバンドアレンジ及びコンサートマスターとしての音作りを担当している。スパニッシュモードを土台としてフリージャズ的な即興演奏の要素が強い内容となっており、「La Pasionaria」などの名曲は日本のミュージシャンにも多大な影響を与えています。ジャズ史においても重要な一枚と考えます。

「FLEUR CARNIVORE」
カーラ・ブレイ自ら編成したビッグバンドによるアルバムです。先に挙げました「戦士のバラッド」とは打って変わって荘厳ともいうべきメロディと構造美にあふれた音楽となっています。標題となっているFLEUR CARNIVOREという大曲は、彼女の美意識が惜しむことなくあらわされている美しいジャズオペラなのですが、他の作品ではむしろそういった美的感覚をダイレクトに表さない傾向があるのも、彼女の表現する人としての多面性を表していると思います。

「SONG WITH LEGS」
これまで上げてきたアルバムとは打って変わって、変則的な3人編成の作品です。私はドラムレストリオ(ドラムなし)であると考えます。メンバー構成はカーラ・ブレイ(ピアノ)、スティーブ・スワロー(ベース)、アンディ・シェパード(テナー&アルトサックス)。ドラムがいないということは、自分の中で熟成されたリズムをいかにして同調させるかというのがこういうドラムレス編成の肝でもあるのですが、それ故に三人三様のリリシズムが浮き上がっていると思うのです。特に一番最後の曲である「Crazy With You」は名演です。

 先程少しふれましたプロベーシストの友人は、SNS上でこのように語ります。
 サントリーホール小ホールで体験した演奏は確実に僕の人生を変えたと思っています。
 本当にありがとうございました。

 本当に素晴らしいメロディメーカーでした。そしてそれはこれからも変わる事は無いと考えます。ありがとうございました、そしてこれからもよろしく。

以上、北上市のKでした。最後まで読んでいただきありがとうございました。