秋田東北商事株式会社

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2021年05月の記事一覧
2021.05.06 | 社長だより

社長だより vol.75

 冒頭は「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。現在、3回目となる「緊急事態宣言」が東京都、大阪府、京都府、兵庫県に発出されています。又、宮城県、沖縄県、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、愛媛県が「まん延防止等重点措置」の対象となっています。全国的に感染拡大が速いスピードで進んでおり、過去最大の“第4波”といった状況です。秋田県内でも感染拡大が急速に進んでしまい、4月の1ヵ月間で172名の感染確認がありました。5月5日時点で感染者数が535名(症例として累計は536例)で入院者数39名、宿泊療養者58名、社会福祉施設等療養者14名、入院等調整中11名といった状況です。今までは「三密」を回避した生活を心掛けましょうと言っていましたが、現在の変異株の強力な感染力に対しては「一密」でも注意するようにとの有識者の発言もあります。1年以上コロナ禍での感染防止に努めた自粛生活の中で“慣れ”や“疲れ”も多々あるかと思いますが、個々人の意識が感染拡大防止の重要な要素になります。今一度、気を引き締めて感染防止対策の「マスクの着用」「手洗い(消毒)」「うがい」を確実に行ないましょう。そして絶対に“誹謗中傷”はやめましょう。決して感染された方が悪い訳ではなく、憎むべきは“ウイルス”であり、例外なく誰にでも感染する可能性はあります。

 毎回記載していますが、ご自身の家族や生活もある中で1年以上も未知のウイルス「新型コロナウイルス」と使命感を持って戦い続け、感染者を日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様と治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、心より敬服致します。全国的に感染拡大が進んでいる状況の中、各地で段階的にワクチン接種という対策が少しずつではありますが進んでいます。未だ逼迫した状況に変わりはありませんが、くれぐれもご自愛下さい。

 コロナ禍でステイホーム中にスマホを眺める時間が多くなりました。そしてネット記事を何気なく見ていると「星野リゾート代表が“倒産確率”を社員に知らせたワケ」というビックリする見出しを目にしました。新型コロナウイルスで大きな打撃を受けている観光関連業界、星野リゾートの星野佳路代表が社員に対して自社の“倒産確率”を知らせる事にしたとの内容でした。実際に昨年5月から実施しているとの事で、昨年5月は「倒産確率38.5%」だったそうです。星野リゾートではコロナ禍前より、社員が会社のシステムでそれぞれの施設について“利益”や“売上”や“稼働率”や“顧客満足度”などの閲覧が可能だったようです。しかしコロナ禍において、最も重要な事は“顧客満足度”でも“利益”でもなく「潰れないこと」との認識を強く星野佳路代表が抱き、社員が一番知りたいであろう「自分の会社がどのくらいヤバいのか?」に誠実に応える事にしたそうです。倒産確率は「売上の対昨年比」「コスト削減量」「資金調達」の3項目について、それぞれ3つのシナリオを設定して算出しているとの事でした。又、記事の中には「こうした数値を発表すれば、かえって社員が動揺するという考え方もあるかもしれません。しかし、会社がどうなってしまうか分からないという点が、1番の動揺の原因です。会社の状況を隠してもしようがないし、“大丈夫だ”とウソをついても社員は見破ります。それより社員の間で“共有感”を持てる方が大事なのです。」との星野佳路代表の言葉もありました。


 皆さんはこの星野リゾートの記事について、どのように考えますか。私自身、現職を拝命する事を決断した時に1番最初に考えた事が「会社を潰さない」でした。その為に何をするべきか?何をしなくてはいけないか?などは考えずに、とにかく諸先輩方々が築き上げたこの会社を次の世代へ渡すまで“潰さない”との強い気持ちが湧き出た事を思い出しました。更には具体的に数値で表す事の重要性と“共有感”の大切さに改めて気付かされました。
 現在当社では中期経営計画の最終年度となっています。勿論その中には売上高/利益額以外のKPI(重要業績指標)が設定されています。又、月1回の取締役会議では経営分析表が作成され様々な項目について確認や質疑が行われています。これらは私が現職を拝命する前から行なわれていましたので、私も継承して行なっています。
 決して現在当社で設定しているKPI(重要業績指標)や経営分析項目が良くないとは思いませんが、今回の星野リゾートの記事を読んで今一度見つめ直そうと思いました。「現状を具体的に把握出来る数値とは何なのか?」「目標に向けた進捗度を確実に把握出来る数値とは何なのか?」「将来に向けて成長度を確認出来る数値とは何なのか?」「全社員が“共有感”を持てる数値とは何なのか?」を熟考して、今後の当社のKPI(重要業績指標)を示していこうと思います。

 長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

令和3年5月

2021.05.06 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.11

 青森Hです。
今年の青森の冬は寒いうえ雪が降る日が続き大変でしたが、いつもより早く桜が咲きました。一部を除いては桜まつりが今年も中止となり残念な限りです。
オリンピックの聖火ランナーは走っているものの、開催されるものかどうか、コロナウイルスには困ったものですね。医療崩壊にならないよう気を付けましょう。

 今回は、これまで出会った人から影響を受けたことについて書かせていただきます。

 Kさんはパチンコ、ゴルフ、ギター、釣り、カラオケ、お酒と趣味が多い方です。話題はたくさんあると思いますが、営業先のひな壇の皆様の前では、挨拶の後固い話をし、突然無口になるのです。隣にいる自分は間が持たないと思い、冷や冷やしながら様子を窺っていると、沈黙に耐えられなくなったお客様が「そう言えば、・・・」と、重要な話しをしてくれたものです。Kさんにしか出来ない沈黙の営業を何度も見せてもらいました。自分では到底出来ない技です。ちなみにKさんは、会社で初となる案件をよく受注していたので「初物のKさん」と呼ばれておりました。
 夜、そのKさんと飲み屋さんに行くのですが、飲み屋さんに行く道すがら花やプリンなどを飲み屋さんのお土産としてよく買って行きました。高価なものではないですが、お店の人は喜んでいました。お店の人に対する気遣いと楽しい飲
み方を見させてもらいました。仕事を引退して数年経ちますが、いまだにお店の人から「元気かな?」と聞かれます。

 Sさんはバイタリティーがある方で、ある製品の開拓営業を少しお手伝いさせていただきました。私がリストアップした会社に飛び込み営業をしたのですが、挨拶をするやいなや「メーカーの努力不足だから国の制度が変わらず、この業界は大変なんだ」と、立たされたまま苦言をいただきました。それでも、次から次へと飛び込み、県内情報や業界情報を聞いて回りました。ビジネスマンの逞しさを見させていただきました。
いろいろな人と交流があり、面倒見がよく、人望が厚かったこともあり、関係会社の取りまとめ役を任されたりしておりました。人脈の大切さ、信頼関係の作り方も勉強させていただきました。

 Oさんは仕事と趣味をバランスよくする人で、歴史とお酒と温泉が大好きな方です。車移動の途中、城跡があると車を停め石垣や地形をじっくり観察し、銭湯のような温泉を見つけると、10分で入浴し温泉成分を記録していました。
 宿泊となると、出来る限り温泉宿に泊り、お酒をたしなみながら何度も温泉につかっていました。それまで私はあまり温泉に興味が無かったのですが、Oさんと一緒に仕事をするようになって興味がわき、その雑学が資格試験に役立ちました。
 温泉に入ると、色、肌触り、味を確認し成分を推理していました。そして、温泉のうんちくを聞かせてくれました。

 御存知の方も多いと思いますが、少し紹介させていただきます。
 石鹸が泡立たないのは、酸性の温泉とアルカリ性の石鹸が中和反応を起こすためです。だから酸性の温泉には石鹸ではなく中性のボディソープを置いています。
 美人の湯と言われるのはアルカリ性の温泉で、肌の表面を少し溶かし整えるとか。聞いたことがあると思いますが、苛性(かせい)ソーダという薬品はアルカリ性です。そして、「苛性」の言葉の意味は、簡単に言うと、肌(タンパク質)を溶かす(分解する)ということのようです。
 硫黄泉のイメージは乳白色だと思いますが、実は湧き出たときは透明のようです。空気に触れ酸化されていくと段々白く濁るそうで、更に酸化され水分が減ると硫黄などの温泉成分が析出し「湯の花」になるとか。

 テレビで見ましたが、確かに草津温泉の湯畑は、お湯を浅い水路で長く空気に触れるように流し「湯の花」を作っていました。

 これからもいろいろな人と出会うと思いますので、いろいろ学ばせていただきます。

おわり

2021.05.06 | 事務美貌録

第64回投稿 事務美貌録 5月号

 4月から新年度が始まり、1ヶ月が経とうとしています。
 弊社にも新しい仲間が2名入社しました。社会人一年生、何もかもが新しいことの連続で、分からないことも多々あると思いますが、早く会社に慣れ頑張ってほしいなぁと感じます。自分にもそんな時期(はるか昔になりますが・・・)があったのだと考えると、とても懐かしい気持ちになります。
 
 春といえば桜ですが、今年の秋田市の桜の開花は4月4日と、1953年からの観測史上最も早い開花になりました。
 例年だとGWあたりにドライブも兼ねて、弘前など少し遠くにお花見に行っていましたが、今年は咲くのも、散るのも早かったように感じます。こちらの都合に合わせてもらえないことは重々承知ですが、とても残念でなりません。来年こそはコロナも終息し、思う存分お花見や旅行に行けることを願うばかりです。
  

 現在も続いているコロナ禍ですが、観光地のホテルやお土産屋さん、また外食産業などは様々な影響を受けています。テイクアウトやお取り寄せ等に力を入れているお店も増えてきていますが、そんな中、最近ネットでよく目にするのが、「復興福袋」や「もったいない福袋」です。
≪食品ロス≫削減を目的に作られた福袋で、賞味期限が近い食品や、お土産品などがたくさん入っています。中身を選ぶことはできませんが、とてもお得だとのうわさを聞き、福袋好きの私は早速購入してみました。

 私が購入したのは、北海道の場外市場にあるお土産屋さんのものです。中には、ラーメンやカレー、そして北海道のお土産品(お菓子)がたくさん箱に入っていました。

 ご当地限定品など、普段食べることがない各都道府県の名産物を発見することができ、また、微力ではありますが、復興や食品ロス削減にも繋がるのではないかと思っております。

 お土産品の福袋以外にも、お米や野菜や生鮮食品などが入っているものもあるようなので、また機会があれば購入し、お家時間を楽しみたい「な」でした。