秋田東北商事株式会社

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2021年04月の記事一覧
2021.04.01 | 社長だより

社長だより vol.74

 本日4月1日から新年度、令和3年度がスタートします。そして私が現職を拝命してから早いもので1年が経過しました。当初は分からない事ばかりで苦悩の日々でしたが、職務職責を少しずつ理解して今日に至ります。(今でもそんなに変わらないとご批判を受けるかもしれませんがご了承下さい。)
 私自身、まだまだ至らぬ点が多々あろうかとは思いますが“気持ち(心)”を今まで以上に引き締めて邁進したいと思いますので何卒宜しくお願い致します。

 令和2年度を振り返ると、やはり「新型コロナウイルス」が最も印象に残っています。今まで当たり前に出来た事が出来なくなる、様々な規制、新しい習慣など私達の日々の生活で公私共に変化が求められる事となりました。そして様々な変化を求められる生活は1年を経過した今でも続いています。そのような状況の中で誰でも気持ち(心)が塞ぎ込んでしまう事もあると思います。しかしこんな時だからこそ、気持ち(心)をしっかりと持って現状に向き合い、前に進んで行かなくてはいけないと考えます。そこで今回はヒンズー教の一節を紹介します。

“心”が変われば“態度”が変わる
“態度”が変われば“行動”が変わる
“行動”が変われば“習慣”が変わる
“習慣”が変われば“人格”が変わる
“人格”が変われば“運命”が変わる
“運命”が変われば“人生”が変わる

 私自身はヒンズー教を信仰している訳ではありませんが、ある本を読んでいる時この一節を目にして「なるほど、その通りかも」と思いました。“心”とは“気持ちや考え方(思考)”と解釈出来ます。つまり“気持ち(心)で人生が変わる”という事、逆に考えると“人生は気持ち(心)次第”となります。非常に簡単なようで難しい事かもしれませんが、これも“気持ち次第”という事でポジティブに捉えて日々心掛けていこうと改めて思いました。昨今の新型コロナウイルスには該当しませんが、昔から「病は気から」との言葉もあります。世の中ではIoTやDXなどデジタル化について推進されていますが、最後は何事もアナログの“気持ち(心)次第”ではないでしょうか。

 最後になりますが「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。全国的には緊急事態宣言の解除後、感染確認が少しずつ増加傾向に転じています。又、一部の自治体では独自の緊急事態宣言が発出されております。秋田県内では3月15日に約1ヵ月ぶりの感染確認から続けて14件の感染確認あり、4月1日時点で感染者数が282名(症例として累計は283例)で入院者数6名、宿泊療養者等は0名といった状況です。秋田県内においては新型コロナウイルスの感染拡大防止について一定の成果が出ている状態だと思われますが、まだまだ予断を許す事の出来ない状況です。今まで同様に感染防止対策の「マスクの着用」「手洗い(消毒)」 「うがい」を確実に行ない、クラスター発生の予防である「三密」を回避した生活「withコロナ」を心掛けましょう。個々人の意識、つまり“気持ち(心)”が感染拡大防止の重要な要素になります。そして絶対に“誹謗中傷”はやめましょう。決して感染された方が悪い訳ではなく、憎むべきは“ウイルス”です。例外なく誰にでも感染する可能性はあります。
 そして毎回記載していますが、ご自身の家族や生活もある中で未知のウイルス「新型コロナウイルス」と使命感を持って戦い続け、感染者を日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様と治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、心より敬服致します。全国各地でワクチン接種が少しずつではありますが進んでいます。未だ逼迫した状況に変わりはありませんが、くれぐれもご自愛下さい。

 長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

令和3年4月

2021.04.01 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.10

 1月の終わりごろだったと思いますが、所属しているフルバンドのバンドマスターからサポート演奏の依頼がありました。2月の終わりに沿岸の方でイベントがあって、そこに出演するビッグバンドで人手が足りないのでサポートにいってくれないか?というのです。
 どうやら震災10周年の関連イベントらしいのですが、あいにく出演する相手方のビッグバンドが人手不足でトランペットセクションにあと2人必要とのことで、こちらに援助依頼が来たようです。まだ岩手県での他バンドなどジャズプレーヤーとの繋がりが薄いので、同好の士を得る良い機会だと考え参加することにしました。

 当日の2週間くらい前であったでしょうか、バンドマスターが「NHKの取材が来るらしいよ」とポロリと一言漏らしたのを聞き逃しませんでしたが、その時はああローカルニュースの取材が入るのだとあまり気にも留めなかったのです。

 当日朝、会場の陸前高田市に向かう途中で立ち寄った朝日を浴びた大船渡の海は静かで眩しく、空気は内陸部とは違い春を想わせるほど暖かでした。

 他のサポートメンバーと合流して今回の現場である奇跡の一本松ホールに到着。このホールは去年の暮れにオープンしたばかりの新しいホールで、大きさもコンパクトで天井も高く、自分たちのようなアコースティック音楽をやるにはとても丁度良いステージです。サポートメンバーの面々と「音抜けよさそうだし、ビッグバンドだったらPA(音響装置)はいらないんじゃ?」などと舞台袖で雑談していたところ、大船渡のビッグバンドのバンマスが挨拶に来られたのですが、後ろにテレビカメラとでっかいマイクを持ったNHKのスタッフを引き連れている。その時は、もう収録始まっているのかと不思議に思っていたのです。
 が、バンマスの説明によると、
① イベントではなくて震災10年特集番組の1コーナーになっているドキュメ ンタリー収録である。
② 全国放送の音楽番組である。総合司会は渡辺謙さん。
③ 私たちの任務は平原綾香さんとボブ・ジェームスさんのリモート演奏におけるバックバンドである。
④ 最後に渡辺貞夫さんのリモート演奏のバックで「花は咲く」を唱和。

 セッティング済みのステージに既に設置してある、譜面台に1本1本セットされている高価そうな集音マイクを、バンマスの説明を聞いた後に見つけたところでようやく認識しました。「これはシリアスなやつだ。」
 音響装置で収録した音量を調節するので、音の大きさなどは問われることは少ないかもしれないけど、ピッチ(音程)やアンサンブルタテの細かい部分までかなり厳しいところを要求されることを覚悟しなくてはならない、といいますか昔知人のトランペット吹きからNHKさんの収録は厳しいって話をしていたのを今さらながら思い出していました。

 そこからの動きとしては、場所を変えてのセクション練習の後にステージでのリハーサルで午前中を終え、午後から収録という流れでしたが、四六時中カメラが付いてきていまして落ち着かなかったです。仕方のないこととは十分に承知しているのですが、私が個人でおさらいしているところにカメラとでっかいマイクを至近距離にて向けられて、カメラマンの方に「吹きにくいですかー?」と振られた時はもはや苦笑するしかありませんでした。

 収録は1曲だけだったのですが、その内容は結局3時間6テイクにも及びました。1つ1つの収録の中で自分が出来なかったことというのは自分自身がよく分かりますので、1回の収録後にプロデュース担当の方に心当たりを指摘されると、さすがに申し訳なく思います。サポートが足を引っ張ってはさすがにまずいですから。

 それでも何とかOKをもらう事が出来てほっとしていた矢先、NHKのスタッフの方から今度は一人ずつ自己紹介を収録するとの事で、すぐに自己紹介が始り多くの方が震災にまつわる想いと今回の収録に対する意気込みを兼ねて短く語られていました。私が陸前高田市に初めて伺ったのがちょうど1年ほど前でした。当時はさすがに瓦礫や破壊の痕跡は跡形もなく消えていましたが、箱物の施設以外は未だ何も戻らない地の真ん中に立った時、その破壊のあまりの広大さを感じて慄然とした思いを持ったことを憶えています。
 そうこうしているうちに私の順番が回ってきました。この手の人前での一人語りが大の苦手である私なので、ドキドキを通り越してかなり目が泳いでいたと思いますが、自分なりに正直な気持ちを口にしたつもりです。「まだお会いしたことのない岩手のジャズプレーヤーの方と一緒にプレイできることを本当に楽しみにやってきました。」私自身もほんの微細ではあるにしても、取るに足らないながらも岩手の方に少しでも好ましい変化でありたい、という気持ちをそこに込めました。

 今回のサポート演奏について私が選ばれたのは、所属バンドのバンドマスターの推薦だと大船渡のバンドマスターから聞きました。それもあって北上市に戻ってからこちらのバンドマスターにメールで報告を入れたところ、返信に「他のバンドのメンバーと交流できてよかった」とありました。随分と私に気配りをしていただいたのだなと感謝した次第です。

 岩手県北上担当のKでした。御拝読いただきありがとうございました。

2021.04.01 | 事務美貌録

第63回投稿 事務美貌録 4月号

 新型コロナウイルスの感染拡大により打撃を受けている観光や飲食業を支援するための対策として、政府や各自治体で様々なキャンペーンが実施されています。秋田市でも昨年、市内在住者を対象にプレミアム付きの「飲食店応援クーポン」が発行されました。

 クーポンは1万円(千円×10枚)の商品券が半額の5千円で販売とかなりお得なクーポンだったので、多くの方が申し込みされていました。私も御多分に漏れず4セットほどしました。折角なので、普段なかなか行けない焼肉屋さんへ行こうと「牛玄亭」を訪れました。クーポン利用期限の最終日だったせいかお店は予約ですでに満席でした。

 コース料理と単品を注文しましたが、どのお肉も料理も美味しく「さすが老舗の精肉店が経営しているお店だけあるな」と思いました。その中でも特に気に入ったのが“牛のテールスープ”です。臭みの無い上品な味わいと、スープに入っている角切牛が美味です。汁物に入っているお肉はとかく脇役になりがちですが、そこにも妥協しない味のこだわりが感じられました。是非また訪れたいと思う焼肉店です。 

 話は変わりますが、先日お昼に会社で取ったお弁当にある発見をしました。ご飯が詰めてあったところに“今日も一日幸せでありますように”と印字されていたのです。今はこういう容器が主流なのかは分かりませんが、食後に“ほっこり”とした日常の一コマでした。以上Iがお届けしました。