秋田東北商事株式会社

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2022年07月の記事一覧
2022.07.01 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.24

 「バスタオル持ってきたか?」朝6時、登山口駐車場に到着。3時間前に自宅を発ち、目をこすりながら移動するも駐車場に着いて間もなく、相棒の言葉で途端に目が覚めました。
この日は八幡平鏡沼ドラゴンアイの「開眼」(エコムジャーナルNo.13ご参照)を見ることが目的でしたが、その前に同じく八幡平国立公園内にある一座を登ることに。登山口は後生掛温泉の敷地内にありますが、バスタオルの出番は下山後ではありません。

 秋田焼山―――秋田県の北東部に位置し、鹿角市と仙北市の境界にある活火山。50万年前に古焼山溶岩流の流出で形成が始まったと言われています。山頂付近は硫黄気質が著しいため「硫黄山」とも呼ばれ、山頂火口や山麓に多くの温泉(東側に後生掛温泉、西側に玉川温泉)が存在します。

 朝6時半、登山スタート。山にも春が訪れたことを知らせるかのように林道ではウグイスの鳴き声が響き渡ります。木漏れ日を浴びながら歩を進めること約1時間半、峠に到着すると一気に視界が開け、活火山らしい荒々しい地形が現れます。

 中央火口丘である鬼ケ城を越えて山頂が近づくと硫黄臭が漂い始め、乳白色の湯沼(直径700mほどの火口湖)に到達します。周辺ではボコボコと音を立てながら盛んに水蒸気が湧き上がっており、地熱活動の臨場感が伝わってきます。ガス濃度が高いため湯沼周辺は立入禁止区域ですが、かつては硫黄の採掘場として毎月1000t近くが精鉱されていたそうです。

 登頂(標高1366m)を遂げ、名残峠の稜線から湯沼の外輪を周って下山に入ります。しばらく沢を伝って歩きますが、「湯の沢」と呼ばれるように沢を流れるのは硫黄たっぷりの温泉。上流の湯温は50度以上ありますが、下流に進むにつれ徐々に湯温が下がります。入浴に適した湯温になった頃、湯の華や湯泥が沈んだ湯だまりがあり、傍らにはご親切にバスマットや風呂桶が用意されています。これまで浸かった方が目印とばかりに置いていったのでしょう。焼山の景色を眺めながら浸かることができる正真正銘の天然温泉は、皮膚病や傷所等への癒し効果があるようです。


 さて、エコムジャーナルは今回の投稿より3年目に突入しました。現在、定期連載は隔月(奇数月)の投稿としておりますが、これからも読み応えある投稿の継続に努めて参ります。ますますのご愛読、よろしくお願いいたします。

秋田担当A(7回目の投稿)

2022.07.01 | 事務美貌録

第78回投稿 事務美貌録 7月号

 前回(第70回)投稿で秋田銘菓をご紹介しましたが、今回お薦めしますのは、秋田のソウルフード、㈱たけや製パン様の「バナナボート」です!バナナとホイップクリームをスポンジ生地で包んだとてもシンプルなオムレットなのですが、スポンジふわふわ、甘さ控えめクリーム、バナナほぼ丸ごと1本!まさに三味一体の完成度です。お手頃な価格も嬉しいです。この「バナナボート」昭和44年に発売されたと言いますから、かなりのロングセラー商品になります。今ではシリーズ化され様々な味があります。県内の高校生と共同開発した商品も発売されています。ちなみに私の最近のお気に入りはプリン風味です。全国区で発売したら絶対売れるだろうなと思っていたところ、今年の2月にオンラインショップが開店し、全国で購入が可能になりました!演歌歌手の藤あや子さんもご自身のブログで紹介していました。「バナナボートもりもりセット100個入」のインパクトには驚きましたが、これを機に全国に「バナナボート」ファンが増えてくれればと思います。


 話は変わりますが、最近子供達が学校から度々お茶をもらってくるようになりました。茶葉の販売促進事業の一環だそうです。確かに今はペットボトルのお茶が主流のため、お湯を沸かしてお茶を淹れるという習慣が薄れて来ていると感じます。急須自体持っていない方も多いと聞きます。子供のうちから湯飲みやタンブラーでお茶を飲む習慣が付くと、プラスチックごみの削減にも繋がるため良い試みだと思いました。以上、Iがお届けしました。