2014.04.30 | エコムジャーナル

青森だより vol.12

 4月23日の夕刊に弘前城の桜が開花したとの記事が載っておりました。多分、見頃はゴールデンウィークの前半かもしれないですね。少しでも長く、きれいな姿を留めていて欲しいものです。

 話はガラッと変わりますが、今でも日本国内でいろいろな資源が採取されており、秋田市では今でも油田があり、由利本荘市ではシェールオイルの商業生産がスタートしたようです。
 昔は日本各地で炭鉱があり、盛んに採掘されておりました。しかし、時代の流れとともにどんどん閉山されました。私の大叔父も北海道の上砂川の炭鉱で働いておりましたが、中学生の頃遊びに行った時にはリタイアしていました。既に炭鉱は閉山していたのかもしれません。
 それから数十年、まだ石炭を採掘しているところがあることをご存知でしょうか。 実は私がお付き合いさせていただいている会社が今でも採掘しております。石炭のことはよくわかりませんが、石炭にも品質の良い物、悪い物があるそうで、ここの石炭は燃やしたときに硫黄分が少ないため低公害の良い物とうかがいました。
 炭鉱というと古い映画では山に横穴を開けて掘り進んでいくイメージですが、そこの炭鉱は地上から緩やかな傾斜(5~6°)で掘り進み、坑内は東西約2km、南北約4kmと広く、海底下320m付近で採掘しており、世界でも有数の機械化炭鉱とのことです。

 ちなみに、この会社は、もともとあった会社が炭鉱を閉山したため事業を縮小したうえで、地元企業数社で引き継いだ独立系エネルギー資源会社であると、ウィキペディアに載っておりました。
 ホームページを拝見すると、採掘事業のみならず廃棄物中間処理事業やリサイクル事業なども行い、資源開発から資源の有効活用、廃棄物の適切な処理まで一貫して取り組んでおり、「ゆりかごから墓場まで」というフレーズを思い出しました。
 一貫性をもち、持てる技術や人材をうまく活用し、枝葉をつけていくことで、社会のニーズに対応できているのではないでしょうか。
 また、お話をさせていただいた皆様は、とても親切で暖かい人ばかりでした。中には人事異動で、今日までは接客関係の仕事、明日からは採掘での分析関係の仕事、という方もいらっしゃり、多様な業務に携わることで、人材を育てているように感じました。
 興味のある方、ヒントは釧路です。炭鉱の写真を見ることができますよ!

 普段は気づかないけれども。皆様の周りにもこのような良い企業があるかもしれませんね。

 5/31は青森市で自衛隊の市中パレード、6/1は青森駐屯地で訓練展示がありますよ!(T.H)

H26.4月