2016.09.01 | 事務美貌録

第八回投稿 新・いなさなな日記

★いなさなな日記★ 9月号

秋田音頭という民謡に『秋田名物八森ハタハタ、男鹿で男鹿ブリコ、能代春慶、桧山納豆、大館曲げわっぱ』という歌詞があります。子供の頃から幾度となく聞いた歌詞。思い立って夏休みに大館に行ってきました。
 
大館に行った日はゼロダテ美術展2016(http://www.zero-date.org/index.html)が開催されており、街に石で作った大きな秋田犬がおり、様々なイベントが開催されていました。
そして秋田音頭の歌詞に出てくる『大館曲げわっぱ』の体験工房(http://odate-magewappa.com/)に行きました。
ここでは丸弁当箱、七寸盆、パン皿から選んで実際に曲げわっぱの製作体験ができます。

秋田犬(石造)
曲げわっぱ(体験工房)
曲げわっぱ(体験)

伝統工芸士の先生に教わりながら丸弁当箱の製作体験をしました。底板と蓋板をつける作業なのですが想像以上に難しく悪戦苦闘しながらも楽しく作業をしました。

曲げわっぱ(体験)

曲げわっぱ弁当箱には吸湿性でご飯が美味しくなるという利点があります。しかしよく乾燥をさせないとカビが発生しやすいそうです。製作した次の日に早速炊きたてのご飯を弁当箱に入れお櫃代わりに使いました。冷めてもご飯が硬くならず木の香りがしてとても美味しかったです。
近年、曲げわっぱの良さが見直されており、体験工房には首都圏からも体験にいらっしゃるそうです。先人達の知恵と技に感謝をし、この伝統工芸品を子供達に伝えていきたいなと思った【さ】でした。

By 『さ』