2021.08.02 | 社長だより

社長だより vol.78

 連日30度越えの日々が続いています。猛暑の中で生活を送る事となっていますが、体調管理には十分に気を付け、水分補給や適度な休憩を心掛けて“無理をせず”日々を過ごしていきましょう。

 賛否両論はありますが、1年の延期を経て7月23日に“東京2020オリンピック”が開幕しました。8月8日の閉会式までの約2週間、連日に渡って様々な競技で熱戦が繰り広げられています。日本選手団は8月1日までに金メダル17、銀メダル5、銅メダル9を獲得する素晴らしい結果を残しています。惜しくもメダルには届かない競技も多々ありましたが、興奮と感動を与えてくれました。最後まで力強く応援をしたいと思います。又、8月24日に開幕し9月5日に閉会する“東京2020パラリンピック”も引き続き注目し、応援したいと思います。選ばれた選手の皆さん、楽しんで下さい。

 突然話は変わりますが、私は日頃から“言葉”には非常に気を使っています。裏を返せば以前までの私は言葉をよく知らず、よく考えもしないで話していた事になります。日本語は非常に難しい言語で、言葉1つで印象や意味が自身の意図と違って相手に伝わる事もあります。又、自身の年齢や場面に応じた言葉の使い方をしなければいけないとも思います。更には人に対する自身のイメージに大きな影響を与える1つが言葉だと考えます。そんな私が以前、偶然手にした本「できる大人の語彙力」の中から、いくつかの言葉について今回は以下に紹介したいと思います。

【うかつにも】
「つい、失敗してしまった」 → 「うかつにも、失敗してしまった」
“つい”と言うと、ミスの原因が自分ではなく曖昧な印象になるそうです。“うかつにも”という言葉には、ミスを招いてしまった事に考えが及ばなかったと詫びる丁寧な意味があるそうです。又、同じような言葉には“軽率にも”や“注意が足りず”などもあります。
【早急に】
「すぐに対応します」 → 「早急に対応します」
“すぐに”は急いでいる意味にはなるそうですが、真摯な姿勢で伝えるには適していないそうです。“早急に”は緊急であるという意味だけでなく相手に対する自分の意思と責任を表す意味があるそうです。又“早急”は“さっきゅう”が正しい読み方だそうです。
【割愛します】
「時間の関係で省略します」 → 「時間の関係で割愛します」
“省略します”は不要な部分を省く行為のみを意味し、あってもなくてもどちらでも良いものに対して使われる言葉だそうです。“割愛します”は必要だけど都合によりカットするという惜しいと思う気持ちが含まれるそうです。

 皆さんの中には今回紹介した言葉の本来の意味をご存じの方もいるかもしれません。どれも聞いたことがある言葉ですし、自分でも本来の意味も知らず使っていた言葉です。そして今回紹介した言葉はごく一部で日本語には、まだまだ沢山の言葉が存在します。本当に日本語は難しいですが、自然と正しい言葉を使えるようになる為、日々研鑽を積んでいきます。
(“研鑽を積む”とは“広く深く学び努力を続けて身に付ける”という意味だそうです。“勉強する”などは、そこまでの深さがないそうです。)

 最後になりますが今月も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。「緊急事態宣言」は東京都と沖縄県に発出されていましたが、8月2日には埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府にも追加発出されました。又「まん延防止等重点措置」については、新たに北海道、石川県、京都府、兵庫県、福岡県を対象としています。いずれの対策も8月31日までを期間としていますが、ここにきて1日の感染確認が過去最大になった地域もあり、予断の許せない状況が続いています。
 秋田県内でも感染拡大が進み、ほぼ毎日に渡って感染者の確認があります。8月1日時点で累計感染者数が1021名となり、現在は入院者数27名(うち重症者1名)、宿泊療養者13名、入院等調整中1名といった状況です。これから夏季休暇などを迎えますが、気を引き締めて感染防止対策を確実に行ないましょう。又、絶対に“誹謗中傷”はやめましょう。

 そして毎回記載していますが、変異株の猛威など日々状況は変化するなかで1年以上も未知のウイルス「新型コロナウイルス」と使命感を持って向かい合い、戦い続け、感染者を日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、心より敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。

 長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

令和3年8月