2022.02.01 | 社長だより

社長だより vol.84

 今月も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。令和4年1月は全国的に変異株“オミクロン株”の感染拡大が猛威をふるっており、連日6万人以上の感染者が確認されています。そして政府では「まん延防止等重点措置」を最終的に全国34都道府県に対して適用する状態になりました。
 そのような中で秋田県内でも1月25日から30日までは6日連続で200名を超える感染者の確認など感染拡大が急激に進んでおり、1月下旬には秋田県独自の感染警戒レベルも「3」に引き上げられました。昨日は『83名』の感染確認があり、1月31日時点で累計感染者数が4158名となりました。更に現在は入院者数68名(うち重症者1名)、宿泊療養者数96名、自宅療養者732名、入院等調整中883名といった非常に深刻な状況です。令和4年1月の1ヵ月間で2000名を超える感染者の確認があり、急激な増加となっています。
 感染者確認の“数字”に一喜一憂する事なく、私達が出来る基本的な感染防止対策を確実に行ない、日々の生活を過ごしていきましょう。私を含めた誰もが新型コロナウイルスに感染する可能性が非常に高い状況です。絶対に“誹謗中傷”はやめましょう。

 毎回記載していますが、2年近い期間に渡り「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。

 先日、あるTV番組を見ていると「ベトナム国民の平均年齢が約30歳と非常に若い」との言葉を耳にしました。私は「30歳は若いのか?」「少子高齢化が問題となっている日本はどれくらいなのか?」と疑問に思い色々と調べてみた結果、驚愕の事実を目の当たりにしました。
 国連の2020年データから日本は『48.36歳』で全200国の中で第1位(最年長)でした。第2位が「イタリア:47.29歳」、第3位が「※マルティニーク:47.03歳」、第4位が「ポルトガル:46.16歳」、第5位が「ドイツ:45.74歳」と続きますが、調べるきっかけとなったベトナムは第81位で「32.49歳」、最年少の第200位は「※ニジェール:15.15歳」との事でした。因みに大国と称されるアメリカは第53位で「38.31歳」、中国は第52位で「38.42歳」、2020年の世界平均は「30.55歳」でした。
(※マルティニーク:フランスの海外県の1つでカリブ海に浮かぶウィンドワード諸島に属する島)
(※ニジェール共和国:西アフリカのサハラ砂漠南縁のサヘル地域に位置する国)
 更に世界で1番平均年齢の高い日本の47都道府県の平均年齢についても(少し古いですが、、、)国勢調査2015年のデータから調べてみました。なんと第1位は「秋田県:51.3歳」で平均年齢が唯一50歳を超えていました。第2位が「高知県:49.8歳」、第3位が「島根県:49.5歳」、第4位が「山形県:49.1歳」、第5位が「青森県:49.0歳」と続き、最年少の第47位は「沖縄県:42.1歳」でした。
 以上2つのデータから、世界で1番平均年齢が高い日本で1番平均年齢が高い都道府県「秋田県」は世界で有数の平均年齢が高い地域と推定されます。

 勿論、以前から分かっている方々も沢山いるとは思いますが、皆さんはこの事実をどのように受け止めますか。恥ずかしながら私は今回初めて知った事もありましたので、ただ驚くばかりです。そして本当に秋田県は“少子高齢化”が問題になっている事を改めて実感しましたが、逆に考えれば「世界有数の長寿地域“秋田県”」になります。これから秋田が取り組む課題解決や改革、そして対応が世界のモデルになるかもしれません。昨年11月の「社長だよりvol.81」でも掲載しましたが、素晴らしい事や誇れる事が多々ある秋田県です。その素晴らしい魅力を活用して課題解決や改革、対応などを早急に行なっていくべきだと強く感じました。私も世界のパイオニアとなりうる“秋田県”で課題解決などに何らかの形で一役を担う事が出来ればと思います。

 長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

 令和4年2月