2023.01.05 | 社長だより

社長だより vol.94

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。本年も良い年になりますように心からお祈り致します。

 令和5年(2023年)も何卒宜しくお願い致します。今年は「卯(うさぎ)年」になります。漢字の「卯」は、門を無理に押しあけて中に入りこむ様子を表した字で、草木が伸び出て地面を覆うようになった状態を表すとも解釈されています。中国伝来の十二支は、もともと植物が循環する様子を表しているので、十二支の4番目に茎や葉が大きくなる様子を表す「卯」がくるとの事です。(子年に新しい命が種の中で芽生えはじめ、丑年には種の中で育つがまだ伸びる事ができず、寅年は春が来て根や茎が生じて成長する時期と言われています。)
 そして卯(うさぎ)は穏やかで温厚な性質であることから、「家内安全」。又、その跳躍する姿から「飛躍」、「向上」を象徴するものとして親しまれてきました。先にも記載しましたが「植物の成長」という意味もあり、新しいことに挑戦するのに最適な年と言われています。

 関連した事柄になりますが、株式相場には【辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる。】という格言があるそうです。兎には跳ねる特徴があるため、景気が上向きに跳ねる、回復すると言われており、株式市場にとっては縁起の良い年として知られているようです。←←←是非ともそのようになって欲しいものです。

 又、本来の干支とは「十二支(じゅうにし)」」と「十干(じっかん)」を組み合わせるものだそうです。十二支とは時間を表し、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12種の動物を当てはめています。この十二支に、空間を表す十干「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10の要素を加えたのが、60種からなる「干支」です。双方を組み合わせた干支を六十干支(ろくじっかんし)ともいい、60年で一巡します。
 2023年の卯年は「癸卯(みずのとう)」だそうです。「癸(みずのと)」は順序で言えば最後にあたり、一つの物事が収まり次の物事への移行をしていく段階。又、「卯(う)」のうさぎは「茂」という時期であり、繁殖する、増えるという段階にあたると言われています。その両方を備えた「癸卯」は、去年までで様々なことの区切りがつき、次へと向かっていく、そこに成長や増殖といった明るい世界が広がっていくと解釈することが出来ます。

 色々調べてみると2023年、良い年になりそうですね。私も新しい事にチャレンジして“卯(うさぎ)”のように跳ね(飛躍)上がり(向上)、自分自身の力で良い年にしようと思います。
 又、“癸卯(みずのとう)”の意味のごとく、約3年間も生活に影響を与え続ける“新型コロナウイルス感染”に区切りがついて、次の新しい明るい状態へ移行する事を切に願っています。

 最後になりますが、今年最初も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。感染者の確認は高止まり状態となっており、秋田県内でも連日三桁の感染者の確認があります。更には季節性インフルエンザとの同時流行に警戒感が示され、既に東京や東北の青森県や岩手県では感染率が高まっている状況です。しかし私達は、コロナ禍以前の生活スタイルには戻る事はないまでも、経済活動との両立“Withコロナ”の生活を行なっています。だからこそ基本的な感染防止対策を確実に行なう事が未だ必要です。更に感染した場合や可能性がある場合は適切な行動や対応を行なう事も重要です。

 そして毎回記載していますが、年末年始の休暇も返上して「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。

 長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

令和5年1月