社長だより vol.105
早いもので2023年も残り1ヵ月となりました。2020年から続く“新型コロナウイルス”の感染症分類が今年5月に2類相当から5類に引き下げとなり、様々な制限や我慢、困難や努力から解放された生活を今は送れています。しかし新型コロナウイルス感染は終息した訳ではありませんし、季節性インフルエンザの感染が増加傾向にあります。又、お酒を嗜む機会が増える時期でもあります。体調管理には十分に気を付けて、日々を楽しく過ごしていきましょう。
今月は最近読んだ雑誌に掲載されていた『AI時代だからこそ問われる、「雑談」の真価とは』というコラムについてご紹介したいと思います。以下に抜粋を記します。
人工知能がますます発達して、人間の仕事のあり方も変わろうとしている。最近ある人に聞いた話では、子供達の一部で「悲観論」が流行っているという。「これからは全部人工知能がやってしまうから、ぼくたちがやることはないよね」と子供達がお互いに言っているのだという。子供の考え方というのは、いつの時代も大人達の気分を反映する。( ~中略~ )
しかし悲観する必要はない。人工知能がどれほど発達しても、社会や経済のあり方が大きく変化しても、新しい局面を切り開いていく人間の能力が不必要になる事はないのだ。むしろ、私達は時代に合わせて自分達の能力を磨いていったらよい。
ところで、ある人の能力がどの程度のものか、また仕事がどれくらい出来るかが分かる一番のテストはなんだろうか?ずばり、それは「雑談」である。たかが雑談、されど雑談。雑談をないがしろにする人は仕事が出来ないし、人に信頼されないし、何よりも自分の人生の可能性を十分に活かす事出来ないのである。なぜ仕事が出来る人は雑談力が高いのか?雑談には、人間の能力の本質に関わる判断し選択する能力や、相手に信頼されて共同作業の礎を築く能力が反映されるからだ。
雑談には、その人の全てが表れる。大脳皮質の側頭連合野に記憶された様々な知識、人生経験、人間観、気遣い、大局観などが言葉を通して明らかにされる。相手の話を聞き、自分が話す「話者交代」をどれだけ的確に出来るかも問われる。
(ちなみに、、、)
今回も“雑談” をウィキペディアで調べてみると「特にテーマを定めないで気楽に会話する事。一般的に、とりとめのない話である事が多い。」とありました。
“気楽”で“とりとめのない”ような事が、、、“ないがしろ“にしてはいけない“大切”な事なのですね。
今回、抜粋ではありますがご紹介したコラムを読んで皆さんは何を思い、何を考えましたか?私は「子供の考え方というのは、いつの時代も大人達の気分を反映する。」との言葉について非常に考えさせられました。コラム内の言葉は、世の中全体に対しての言葉だとは思います。私は非常に身近な事になりますが、自分自身の子供達にどのような気分で接してきたのか、どのような考え方を伝えてきたのか、しっかりと思い出す事が出来ません。親として一番近くにいる大人として、恥ずる事無い対応が出来ていたかは疑問ですが、もう既に子供達も大人です。今度、帰秋した際にはじっくり話をしてみようと思います。それこそ“雑談”してみます。
また様々な知識、人生経験、人間観、気遣い、大局観などが言葉を通して明らかになる雑談です。普段の自分がどのような雑談をしているかが気になりました。どちらかと言えばウィキペディア調べの“気楽”で“とりとめのない”話をしていたように思います。今後は雑談であっても大切にして、相手の話も聞きながら、AIには絶対に出来ない血の通った会話“雑談”をしていこうと心に強く思いました。そして今更かもしれませんが、、、仕事が出来る、信頼される人間を目指します!!!
長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。
令和5年12月