2024.01.05 | 社長だより

社長だより vol.106

謹んで新春のお慶びを申し上げます。本年も良い年になりますように心からお祈り致します。

令和6年(2024年)も何卒宜しくお願い致します。今年は「辰(たつ)年」になります。漢字の「辰」は「振るう」という文字に由来しており、自然万物が振動し、草木が成長して活力が旺盛になる状態を表すそうです。「辰」は「竜(龍)」のことでもあり、干支の中で唯一の想像上の動物になります。理由は分かっていませんが「本来干支の各文字には動物は関係なかったのに、あとから同音の動物を紐づけたせいで想像上の動物が入ってしまった」という説や「龍という字に鰐(ワニ)の意味もあったので、そもそもは龍ではなく鰐(ワニ)を指していた」とする説があるそうです。(西アジアや東ヨーロッパの一部にも十二支の風習があり、アラビアでは“辰”が“鰐(ワニ)”に置き換わっており、イランでは“辰”が“鯨(クジラ)”に置き換わっているそうです。)
又、「竜」は古来より権力や正義の象徴とされ、縁起の良い生き物とされています。更に古くから「竜王」「竜宮の神」「竜宮様」とも呼ばれ、水を司る水神として日本各地に祭られています。神社などの手水舎(水盤舎)で竜が口から水を吐き出しているのは、まさに水にまつわる神ならではです。

昨年も紹介しましたが、株式相場には【辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる。】という格言があるそうです。景気が良くなり“辰巳天井”の字のごとく“高値安定”となる事を切に願っています。又、他に【戌亥の借金、辰巳で返せ】という格言もあるそうです。戌年や亥年は株価が下がり、辰年・巳年は株価が上がりやすいので、戌亥年で出来た借金も、辰巳年で取り返せるという意味だそうです。どちらにしても株式市場にとっては縁起の良い年として知られています。

「十二支(じゅうにし)」」と「十干(じっかん)」を組み合わせた、本来の「干支六十干支(ろくじっかんし)」では2024年の辰年は「甲辰(きのえたつ)」となり、順序で言えば41番目になります。「甲(きのえ)」は十干の始まりにあたり、生命や物事の始まりを意味しているそうです。冒頭に記した「辰年」の意味「自然万物が振動し、草木が成長して活力が旺盛になる状態」と合わせて、更なる成長をする年になる事を願って日々努力していこうと思います。

 色々調べてみると2024年も良い年になりそうですね。実は私は年男になります。天高くのぼる竜のごとく成長する為に活力が旺盛な状態を保ちつつ、今まで以上に新しい事にチャレンジして、自分自身の力で良い年にしようと思います。

(関連?した事で、、、)
名前に「龍」の文字が入る有名人といえば、幕末の志士『坂本龍馬』がいます。龍馬をここまで有名人にしたのは、司馬遼太郎さんの歴史小説『竜馬がゆく』だと言われています。
あれ?『龍馬?』『竜馬?』どちらが正しいのでしょうか?
高知県立坂本龍馬記念館によると、龍馬本人は一度も『竜馬』と書いたことはないそうです。司馬遼太郎さんが小説の中で独自のリョウマを描く為に、あえて龍馬の文字を使わなかったとも言われているそうです。どちらにしても格好良い名前ですよね!!!

長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

令和6年1月