秋田東北商事株式会社

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2021年01月の記事一覧
2021.01.05 | 社長だより

社長だより vol.71

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。本年が良い年になりますように心からお祈り致します。

 2021年も何卒宜しくお願い致します。今年は「丑(うし)年」になります。干支「丑(うし)年」の意味については諸説様々ありますが、その中の1つとして『牛は昔から食料としてだけでなく、農作業や物を運ぶ時の労働力として、人間の生活に欠かせない動物でした。勤勉によく働く姿が“誠実さ”を象徴し、身近にいる縁起の良い動物として十二支に加えられたようです。また“紐”という漢字に“丑”の字が使われており、“結ぶ”や“つかむ”などの意味を込めたとも考えられた』そうです。私自身、今年も何事に対して“誠実に”向き合っていこうと思います。
 又、牛は神様とも言われていて学問の神様の菅原道真をまつる天満宮には丑(牛)の像が置かれているそうです。これは『菅原道真が丑年だった』『道真が暗殺されそうになったところを飼い牛が救った』『道真の遺体を運んでいるときに牛が座り込んで動かなくなったのでそこに埋葬した(その場所が太宰府天満宮)』など、牛と道真にまつわる様々な言い伝えがあったり、黙々と働く牛の様子が道真の教えに通ずるものがあったりする事から、牛を神の使いとして祀っているとも言われているそうです。大宰府天満宮や京都の北野天神にはいくつか牛の像があるそうですが、どの牛も座り込んだ姿をしているそうです。更に仏教が生まれたインドでは牛は神様として大切にされているそうです。牛には神に近い尊いイメージがあると言われているそうです。いずれにしても今年2021年の干支“丑(牛)”が神様に近いとされるのであれば、縁起の良い1年になる事を期待します。

 今年最初も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。秋田県内では年末年始にかけて毎日のように感染が確認されて、1月4日時点で感染者数の累計が148名(症例として累計は149例)となっています。秋田県内ではクラスターの発生があり、直近の半月で感染確認の累計が1.5倍に増えています。全国的には感染者が増加傾向で1日の感染者確認が3000名を超える日が続くなど、いわゆる“第3波”で今までで最大の感染拡大と言える状況となっており、政府では再び緊急事態宣言の発動を検討しています。しかし感染された方や濃厚接触者の方が決して悪い訳ではありません。どんなに感染防止対策を講じていても誰もが感染してしまう状況です。又、年始は新年会や挨拶廻りなど、人と接する機会が多い時期です。今まで同様に感染防止対策の「マスクの着用」「手洗い(消毒)」「うがい」を確実に行ない、クラスター発生の予防である「三密」を回避した生活「withコロナ」を心掛けましょう。個々人の取組みや意識が感染拡大防止の重要な要素になりますので、充分に注意していきましょう。

 そして毎回記載していますが、ご自身の生活もある中で年末年始休暇も返上して、未知のウイルス「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様と治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。引き続き逼迫した状況ではありますが、くれぐれもご自愛下さい。

 現在のコロナ禍では当たり前となった“マスクの着用”ですが、主として“飛沫防止”と“感染防止”の役割があります。1つ目の“飛沫防止”についてですが、マスクを着用する事によって約70%の飛沫を防ぐ事が可能となるそうです。2つ目の“感染防止”についてはマスクを着用する事によって約40%の感染リスクを減少させる事が可能となるそうです。どちらも効果が充分にある事が確認されています。皆さん是非、マスクの着用を心掛けましょう。
 1人ひとりが新型コロナウイルス感染防止に“誠実に”向き合い、日々の生活を過ごす事が最大の感染防止対策になると思います。又、その結果として医療従事者や関係者の負担軽減に繋がります。新型コロナウイルスの解明、治療薬の開発やワクチンの運用となるまで感染防止対策をしっかりと行なっていきましょう。そして1日でも早く、コロナ禍以前の平穏で自由な日々の生活が過ごせる事を願っています。

 長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

令和3年1月

2021.01.05 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.7

 あれは数年前に経験した出来事です。当時から私はトランペットという楽器を嗜んでおりまして、ジャズというジャンルを選択して現在に至るまで演奏しています。ジャズという音楽は、アドリブとかインプロビゼーションなどといろいろな呼ばれ方をしますが、その場でプチ作曲と言いますか、フレーズを作って演奏するという、いわば即興演奏を行う事を根幹としている音楽です。その自由と言いますか自分の感性や感情などをストレートに表現できるところに惹かれて、若くから現在に至るまでその習得に励んでいるのですが、その即興演奏にまつわる少し奇妙な経験についてのお話をします。

 当時は現在所属しているバンドとは違ったビッグバンドに所属していまして、そのバンドは楽団の技量として甚だ分不相応ではあったのですが、毎年ゴールデンウィークにアメリカから世界的なジャズミュージシャンを招聘して定期演奏会を開いていたのです。これからお話する出来事が起きたその年のゲストは、ボブ・シェパードさんというテナーサックス奏者です。日本での知名度はそう高くありませんが、本物のワールドクラスの一線級奏者でした。その日のステージで、そのボブ・シェパードさんと私が「Just In Time」という曲の中で、アドリブソロでマッチアップする機会を頂きまして、その時の演奏中でのことです。

 曲の中盤に入り、ボブさんのアドリブ中にバックグラウンドを吹いている我々のバンドが、リハーサルで打ち合わせていた段取りを間違えてしまいまして、曲の構成自体がちょっとおかしいことになってしまいました。ボブさんはソロの最中だったのですが、それでもジェスチャーで私にコミュニケートを試み、私も耳元で拙い義務教育英語を駆使して何とか「ごめんなさい。あれこれこうしてください、ぷりーず(泣)」とかステージ上で連携を図っていたわけです。そうこうしているうちにバックのバンドが何とか状況を立て直してその場は事なきを得たのですが、この一連のやり取り、特にボブさんのアメリカ人らしいユーモアあふれるジェスチャーが本当におかしくて、ステージのソリスト用マイクの前に立つ緊張感というのがその時には完全に吹っ飛んでいました。
 そんな完全リラックス状態で私のアドリブの番になったのですが、緊張感もへったくれもありませんので構想も今日はこんな感じに吹こうとかというのも全部吹っ飛んだ状態でファーストノート、最初の音を吹いたのですが。

 そしたら、あれ?

 私が頭の中でなにも歌っていないのに、指が勝手に動いているのです。曲自体はハイテンポ君の曲で、息のコントロールを自分の意思でしていない状況ですので、音域は中音域に留まっていましたが、これまで自分の指癖としても考えたフレーズの中から考えても、嘗て使用したことがないフレーズを駆使して、結構早いパッセージを私の指が勝手に奏でている。リズムにもきちんと乗っていてコード(和音)からも結局一度も破綻は起こしませんでした。それを私は息だけを止めないように気を付けて、あとはただ茫然と眺めているだけでした。

 そうこうしているうちに担当していた2コーラスのうち、1コーラスが終わろうとしており、そこで息を送るのを一旦止めました。そうしたところ、ちゃんと指の方も止まったのです。「さあ、ここからは俺の時間だ」と深々と息を入れて、自分の意識に立ち返ってソロを再開したところ・・・力が入り過ぎて音が裏返ってズッコケましたというオチです。

 この演奏会を見に来ていた私の音楽仲間が撮ってくれたのですが、これがその時の現場写真です。なんだか後ろのボブさんがフォースとかのエネルギーを発していて、その影響で自分の指が私の意思から離れて勝手なことをしたのではないかと、何かそんな風にも理由をつけて納得を試みようとすることもあります。これだけの達人だったらあるいはそういうことがあってもおかしくはないかと。正味のところでは、この時自分に起こったことは何だったのかというのは今でもわかりません。ただ、自分が一つだけ確信に近い思いを持っている事は、自分の中には自分自身でも知らない音楽やメロディが流れているのだなということです。音楽、またはそれ以外の事でも悩んだりする事が日々ございますと、しばしばこの時のことを思い出して自分自身に対して内観を試みることもあります。自分自身というのは一種の深淵のようなものではないでしょうか。

 以上が、どんな平凡な日常をおくる人間であっても、自分でも説明がつかない不思議な出来事というのが人生の中にはいくつか起こるというお話でした。

ライル・メイズ カルテット「The Ludwingsburg Concert」
ライル・メイズ(ピアノ)マーク・ジョンソン(ベース)ボブ・シェパード(テナーサックス)マーク・ウォーカー(ドラム)

 折角ですので、今回登場していただいたボブ・シェパードさんの参加アルバムで、私の愛聴盤を紹介させていただきます。このアルバムは今年亡くなられた名ピアニストと言いますか、私がジャズという音楽を聴くきっかけとなった3人のミュージシャンの一人であるライル・メイズ氏のリーダーアルバムで、ドイツのルードヴィヒスブルグで1993年に収録されたCD2枚組のライブアルバムです。ライル・メイズ氏自らのオリジナル曲の世界観に対する緻密な再現力とメンバーの特性が見事にマッチングしたライブ盤でして、名曲揃いの中でも2枚目の1曲目に演奏されている「High Eight」は私的にはとても好きな名演と言って憚りがありません。このアルバムの出演者の一人と、ほんのわずかな時間でありますが一緒のステージに立てたのは、何やら不思議な感じといいますか、今振り返ると現実感がありません。

 今回はこれまでに致したいと思います。お付き合いいただきました皆様に感謝申し上げます。岩手県北上市担当のKでした。ありがとうございます。

2021.01.05 | 事務美貌録

第60回投稿 事務美貌録 1月号

 新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 昨年は新型コロナウイルス一色の年と言ってもいいくらいの1年でした。
こんな1年になるとは…、だれもがそう思ったと思います。
今もなお、新型コロナウイルスに感染し治療中の方、またそれに係わる方々のために少しでも早く終息することを願うばかりです。
 
 さて、寒い毎日が続きますが、皆様は身体が冷えないようにどのような対策をしていますでしょうか?私が寒い時期によく食べるのが「火鍋」です。たくさんの香辛料と漢方が入っていて栄養もたっぷり、身体も温まります。

 入っている漢方は…
唐辛子、花椒(ホアジャオ)、白寇(ビャクヅク)、党参(トウジン)、棗(ナツメ)、大蒜、良姜(リョウギ)、草果(ソウカ)、枸杞の実(クコノミ)、当帰(トウキ)、生姜、龍眼(リュウガン)…などなど。
滋養強壮、疲労回復、安眠効果、免疫力増加と様々な効能が。
おいしく味わえて更に身体にいいとは、食べ物に目がない私にとっては最高です!

 赤くて辛い麻辣湯スープ、白い白湯スープと食べるしゃぶしゃぶ用のお肉と野菜。香辛料や漢方の香りが移ってとてもおいしく変化します。とは言っても、私は辛い物がとても苦手なため白湯スープの方しか食べられません(笑)

 今年はどんな1年になるのか…
去年は世界中で予想もしなかった事が起こり、今年は改めて強靭な体力作りに励もうと思う1年です。皆様も機会がありましたら、「火鍋」を食べてみてはいかがでしょうか。身体が温まり、次の日の目覚めもいいような…?

 それでは、皆様にとって良い一年でありますように。