2024.09.03 | 事務美貌録

第104回投稿 事務美貌録 9月号

お隣岩手県は、デザインマンホール蓋が豊富!

岩手といえば名物わんこそば。子供が挑戦すべくお店へ向かうと流石の人気。待ち時間が長そうでしたので、散歩がてらデザインマンホールを探しに出掛けました。
そば屋から大通りに出て右折するとすぐに、赤レンガに白い石が巡らせるデザインが特徴のレトロ建築が見えてきます。1911(明治44)年に落成した国の重要文化財でもある「岩手銀行赤レンガ館」です。東京駅と同じ辰野・葛西建築設計事務所が設計している盛岡のランドマークともいえる建造物です。そこに設置されているのが、岩手銀行赤レンガ館を中心に石割桜、盛岡城の石垣、岩手山がデザインされたマンホール蓋。

そのまま中の橋を渡って反対車線側を歩き進めると、市政130周年を記念した「盛岡さんさ踊り」の公式マスコットと岩手県のイメージキャラクター「わんこきょうだい」のマンホール蓋がもりおか歴史文化館の敷地内に発見。蓋の円形は「さんさ太鼓」、ブツブツは「南部鉄器」です。


そして、隣の櫻山神社でお参りをして、もう少し進むと岩手城址の渡雲橋とさんさ踊りや市の花「カキツバタ」などをデザインしたマンホール蓋があります。
 

散歩をしながら、マンホール蓋クエストができる都市が年々増えておりますが、楽しく散歩も捗ります。気が付くとけっこうな時間が過ぎ、ちょうどお店からの呼び出しがありました。

盛岡のマンホールといえば、私のマンホール仲間(?)M木さんから時折送られてくる蓋写真が添付された「どーこだ?」メール。
 


ん??渋いデザインだけど、どこの市町村名もない…どこだ?昭和8年?福田機械製作所??さっぱりわからないと降参をしたところ、盛岡市の最初の浄水場(1934年(昭和9年)完成)『米内浄水場』内にあると教えてくれました。場内には水道記念館があり、春には桜がとても綺麗な名所だそうです。どんどん増えているカラーのかわいいデザインマンホールも好きだけど、渋いマンホールも好きな「な」でした。