社長だより vol.116
今日から11月ですが、朝晩が非常に寒くなりました。今年は“長めの夏?”だったので骨身に沁みる寒さです。毎朝目を覚ますと、ベッドから出たくないと思う日々が続いています。皆さんも日々寒さ対策を万全にし、体調管理には十分気を付けてお過ごし下さい。
今月もあるビジネス誌から私が気になったコラムをご紹介致します。『時間を食べつくす3大モンスターの倒し方』というタイトルのコラムで『“1年が早い”と感じる人は要注意』『時間を効率よく使うために“時間術”を学ぼうとする人も多いだろう。しかし、時間術を学ぶだけでは、有意義に時間を使うことはできない!』などのサブタイトルが特に気になり、読み進めました。私が特に考えさせられた“正しい時間感覚を失ってないか”について以下に記します。
その前に『時間術』とは・・・
(ご存じの方もいると思いますが)時間当たりの生産性“タイムパフォーマンス”を重視した、時間を効率的に使う“術”“テクニック”になります。
【それではコラムを抜粋して記載します。】
私達大人は、仕事や家事、育児など日常の様々なタスクを抱え「時間に追われる毎日」を送っているように感じています。年齢を重ねるにつれて「1年がたつのが早く感じる」という人も多いのではないでしょうか。しかし、皆さんも自分の子供の頃を思い出してみて下さい。毎日様々な出来事があって、今に比べると1日が長く感じたのではないでしょうか。
大人と子供の時間感覚の違いについては諸説あるのですが、現在では「時間のパターン化理論」が有力視されているようです。大人になって様々な経験を積むと、これまでの経験と同じことの繰り返しが増えるため、脳が刺激に慣れていき、子供のときに初めて経験した場合と比べて、経験にかかった「時間が短い」と、脳が錯覚してしまうという理論です。
(~ 中略 ~)
大人にとっても、子供にとっても同じ時間です。それなのに、時間の長さが大きく異なると感じるのが人間なのです。時空に対する子供の知覚が正しいとすれば、大人の知覚が歪んでいることになります。もし子供の時の時間感覚を取り戻せたら、大人も時間の使い方が変容し、充実した時間を実感出来るのではないでしょうか。
古代ローマの哲学者、政治家であるルキウス・アンナエウス・セネカは「人生は短いのではなく、浪費しているから短いのだ」と説きました。
フランスの哲学者であるブレーズ・パスカルは「人間の悩みの大半は結局、自分が何を求めているか分からず、余計なことばかり欲してしまうからだ」と述べてします。自分のやりたいことがはっきり分かっていれば、目的に向かってまっしぐらに行動するので、無駄な時間を使わなくてすむともいえるでしょう。
今回、抜粋ではありますが“正しい時間感覚を失ってないか”をご紹介させて頂きました。抜粋の仕方が良くなくて理解しづらいかもしれませんが、皆さんは何を思い、何を考えましたか。
私自身は、年々「1年はあっという間に終わるなあ」「時間がたつのが早いなあ」と感じている1人です。また自分の年齢を分母と考えれば“1年”が年々短くなるのも当然だと考えていました。
しかし今回ご紹介したコラムでは「様々な経験を積むと、これまでの経験と同じことの繰り返しが増えるため、脳が刺激に慣れていき、子供のときに初めて経験した場合と比べて、経験にかかった時間が短いと、脳が錯覚してしまう」との事です。いわゆる“錯覚”なのだと理解しました。
子供の頃のように純粋に真剣に物事や日々に向き合っていれば、「時間がたつのが早いなあ」とは感じないかもしれません。大人でも時に夢中になってしまえば、知らないうちに時間が経過していますよね!後から考えると“あっという間”、つまりは「時間がたつのが早いなあ」と思いますが、夢中になっている時は時間の経過している概念が全く無く、集中して物事に取り組んでいます。いつでもそんな気持ち“子供の時の時間感覚”で日々様々な事柄に取り組んでいこうと思います。
又、哲学者の方々の言葉「浪費していると短い」「自分が何を求めているか分からず・・・」からは時間を浪費(無駄に使う事)せずに、自分のやりたいこと明確にし、目的に向かってまっしぐらに行動することの重要性も理解できます。
しかし・・・自分は「世の中に無駄なことはない」「無駄なことにも意味がある」との考えもあります。
やはり“気持ち次第”ですかね!
長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。