2022.06.01 | 社長だより

社長だより vol.88

 暑い日が続いていたかと思えば、急に平年並みの気温に戻ってしまいました。体調管理には十分に気を付けて日々を過ごしていきましょう。そしてこれからジメジメした梅雨もやってきますが、待望の“夏”は直ぐそこまで来ています!!!

 先日ある方の講演会に参加してきました。『ビジネスを行なっていく上で、はずしてはいけない事』について様々な考え方をお話頂き、非常に引き込まれる講演会でした。今回はその講演の中で特に興味深く聞き入った事柄について、少しご紹介したいと思います。

(私のメモと記憶で記載していますので、多少違いがあるかもしれませんがお許し下さい。)

●売上・利益等の管理ではなく“顧客”を管理する(よく見る)。

事業を継続していく上で売上・利益(商品・仕入)などは重要ですが、一番重要な事は“顧客”です。提供する商品やサービス、価格などを精査するより“顧客”をよく見る事が重要です。よく見ると「ストック(得意先)」と「フロー(一時的顧客)」に分けられるので、いかに“ストック”を増やしていくかが事業を継続していく為に重要かつ必要な事になります。

●お客様を顧客化(ストック)する。

提供された商品・サービスにお客様が満足されたとしても、必ずしもリピート(ストック)には繋がりません。しかしお客様が満足しないとリピートは100%あり得ません。

お客様が満足する商品・サービスを提供する機会(出会い)を大切にして、その後もコミュニケーションを継続する事が「お客様を顧客化(ストック)する」事に繋がります。

●価値のあるものを創り、的確に伝える。

提供する商品・サービスの質を高めるだけでなく、プラスαの価値を創り出すことが重要です。プラスαの価値とは「誠意ある対応」「丁寧な対応」「迅速な対応」などになります。

更にはその価値をお客様に的確に伝える事が重要です。お客様の視覚・聴覚に価値を正確かつ確実に伝えて理解して頂く事が「お客様を顧客化(ストック)する」事に繋がります。

●「人」を軸にした商売を心掛ける。

事業を継続していく為に必要な“売上”は、お客様の行動が創り出します。お客様の“心”を動かす事が重要です。行なっている事業において、お客様の“心が動く行動とは何か?”を考えて突き詰めていく事が、最終的に事業を継続していく事に繋がります。

 講師の先生は、人の「感性」と「行動」を軸にした独自のビジネス理論と実践手法を研究している方でしたが、皆さんはどのように感じましたか?私は「理解しているようで理解していない事」「実践しているようで実践していない事」と改めて考えさせられました。特に冒頭記載した「事業を継続していく為に売上・利益等ではなく顧客を管理する(よく見る)」は、新規商品や新規事業などと日々言いがちな事を否定されて衝撃を受けました。事業を継続していく為には“人”が重要かつ大切な事と再認識させられました。今後は今まで以上にお客様だけでなく弊社の社員や関係先の皆様との“繋がり”を大切にし、日々業務に邁進していきます。現在のコロナ禍で“人との繋がり”に変化が生じましたが、やはり“人との繋がり”が大切ですね!!!

 最後になりますが、今月も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。全国各都道府県で感染者の確認が減少傾向に転じています。このまま減少傾向が続き、終息に向かって欲しいと切に願っています。そのような中で秋田県内でも感染者の確認が減少しており、昨日は『138名』の感染確認がありました。5月31日時点で累計感染者数が30438名となりましたが、5月の1ヵ月間で5562名の感染者が増加した事になります。現在は入院者数69名(うち重症者0名)、宿泊療養者数49名、社会福祉施設等療養者161名、自宅療養者958名、入院等調整中99名といった状況です。重症化リスクが低いと言われていますが、私を含めた誰もが新型コロナウイルスに感染する可能性がゼロになった訳ではありません。減少傾向に転じている今だからこそ、私達が出来る基本的な感染防止対策を確実に行ない、新型コロナウイルスに臆する事なく日々を過ごしていきましょう。そして絶対に“誹謗中傷”はやめましょう。

 更に毎回記載していますが、未だ終息に至らない「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を昼夜問わず日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。

 長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

 令和4年6月