秋田東北商事株式会社

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カテゴリー : エコムジャーナル
2021.02.19 | エコムジャーナル

エコムジャーナル 特別号Vol.1

【しが(すが)】

 朝新聞を取りに郵便受けまで外に出る。珍しくバケツに氷が張っていた。こぶしで軽く突いたが割れない。ひしゃくもがっちりと固まっている。そう言えばこの数日寒かった。バケツをひっくり返しておけば傷まないのにと思いながら無精者はまたもそのままにしておいた。

 子供のころ、朝起きて洗面器に『あるかなきかの薄い氷*』が張っていることがよくあった。そっと指を触れれば、カサカサと弱い音を立てて割れてしまう。湯を入れると“さっ”となくなる。大人になってこの氷を「薄氷」(うすらい)と呼ぶことを知った。「うすらい」は文字通り薄い氷だが、昭和30年代後半だったろうか、八郎潟残存湖でワカサギ釣りをしていた氷がよく割れ、その救出劇が度々ニュースになった。新聞にほっかぶりの古老が祈りにも似た姿で沖を見つめ、立ち尽くす姿があった。昔から『危険なことをたとえて薄氷を踏むというが、薄氷はハクヒョウであってうすらいとは言わない。*』

 冬の漬物に、「なたづけがっこ」がある。私は漬かり過ぎのあめ色になったものが大好物だ。今は現代流「なたづけがっこ」をいただく。子供の時分、母親が桶の「しが」(氷)を割ってどんぶりに盛っていた。今も口元の冷たさが忘れられない。(HD近藤嘉之)

*ことばの歳時記より うすらい 金田一春彦 新潮出版

2021.02.01 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.8

青森Hです。
早いもので新年を迎え1ヶ月が過ぎてしまいました。何もしていないのに時間だけが過ぎてしまい、歳を重ねるごとにその速さは増し驚くばかりです。

昨年はコロナウイルス感染防止のため、全国で軒並みお祭り、イベントが中止となり、青森ねぶた祭も中止となりました。今回のお話しは、そのねぶた製作についてです。

青森ねぶた祭は、祭りが終わったら直ぐ次回にむけ題材、構想等準備が始まるそうです。一般の人が作業の進行を実感するのは観光物産館アスパム(△形のビル)の横に「ねぶた団地」が出現する4月頃だと思います。大きなテントが立ち並び、その中でねぶたが作られます。

 木材の骨組み、手指や刀などの細部を針金で作り、骨組みと組合せ、電気配線を施し、紙を貼っていきます。私は製作途中を見たことはほとんどありません。所属する団体では7月中旬に「開眼式」という神事を行い、その時に初めてその年のねぶたを見ることになります。

 「開眼式」とは作業・運行全般での安全祈願を行うもので、この時ねぶたの眼に墨を入れ、本格的な色付け作業に入ります。そして完成したねぶたを、7月下旬に台車に載せる「台上げ」をします。この代車には照明用に発電機を2台(1台はバックアップらしいです)積んでいます。ここから更に代車を綺麗に化粧し、スポンサーの名前入り提灯を飾り付け完成となり、出陣の準備が整います。

 令和2年のねぶた祭が中止となったため、ねぶた師はねぶた創作の場が無くなり、経済的にも精神面でも非常に厳しい状況に陥りました。そこで、青森ねぶた祭実行委員会では創作の場と収入面を支援しようと、14人のねぶた師合作での特別ねぶたのクラウドファンディングを立上げ、6月24日~8月7日の期間で2,500万円を目標とし、約3,500万円が集まり特別ねぶたを製作することになりました。
ねぶた師14人が1人1体ずつ制作し14体を一つに組み合わせたもので、題材は薬師如来や玄奘三蔵などで幅約9メートル、高さ約5メートル。新型コロナの早期収束を願い、今後のねぶた祭開催への思いを表現しているとのこと。
昨年12月、特別ねぶたは無事完成し青森市の文化観光交流施設「ねぶたの家ワ・ラッセ」に展示されました。今年のねぶた祭りでは運行されるので楽しみです。

おわり

2021.01.05 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.7

 あれは数年前に経験した出来事です。当時から私はトランペットという楽器を嗜んでおりまして、ジャズというジャンルを選択して現在に至るまで演奏しています。ジャズという音楽は、アドリブとかインプロビゼーションなどといろいろな呼ばれ方をしますが、その場でプチ作曲と言いますか、フレーズを作って演奏するという、いわば即興演奏を行う事を根幹としている音楽です。その自由と言いますか自分の感性や感情などをストレートに表現できるところに惹かれて、若くから現在に至るまでその習得に励んでいるのですが、その即興演奏にまつわる少し奇妙な経験についてのお話をします。

 当時は現在所属しているバンドとは違ったビッグバンドに所属していまして、そのバンドは楽団の技量として甚だ分不相応ではあったのですが、毎年ゴールデンウィークにアメリカから世界的なジャズミュージシャンを招聘して定期演奏会を開いていたのです。これからお話する出来事が起きたその年のゲストは、ボブ・シェパードさんというテナーサックス奏者です。日本での知名度はそう高くありませんが、本物のワールドクラスの一線級奏者でした。その日のステージで、そのボブ・シェパードさんと私が「Just In Time」という曲の中で、アドリブソロでマッチアップする機会を頂きまして、その時の演奏中でのことです。

 曲の中盤に入り、ボブさんのアドリブ中にバックグラウンドを吹いている我々のバンドが、リハーサルで打ち合わせていた段取りを間違えてしまいまして、曲の構成自体がちょっとおかしいことになってしまいました。ボブさんはソロの最中だったのですが、それでもジェスチャーで私にコミュニケートを試み、私も耳元で拙い義務教育英語を駆使して何とか「ごめんなさい。あれこれこうしてください、ぷりーず(泣)」とかステージ上で連携を図っていたわけです。そうこうしているうちにバックのバンドが何とか状況を立て直してその場は事なきを得たのですが、この一連のやり取り、特にボブさんのアメリカ人らしいユーモアあふれるジェスチャーが本当におかしくて、ステージのソリスト用マイクの前に立つ緊張感というのがその時には完全に吹っ飛んでいました。
 そんな完全リラックス状態で私のアドリブの番になったのですが、緊張感もへったくれもありませんので構想も今日はこんな感じに吹こうとかというのも全部吹っ飛んだ状態でファーストノート、最初の音を吹いたのですが。

 そしたら、あれ?

 私が頭の中でなにも歌っていないのに、指が勝手に動いているのです。曲自体はハイテンポ君の曲で、息のコントロールを自分の意思でしていない状況ですので、音域は中音域に留まっていましたが、これまで自分の指癖としても考えたフレーズの中から考えても、嘗て使用したことがないフレーズを駆使して、結構早いパッセージを私の指が勝手に奏でている。リズムにもきちんと乗っていてコード(和音)からも結局一度も破綻は起こしませんでした。それを私は息だけを止めないように気を付けて、あとはただ茫然と眺めているだけでした。

 そうこうしているうちに担当していた2コーラスのうち、1コーラスが終わろうとしており、そこで息を送るのを一旦止めました。そうしたところ、ちゃんと指の方も止まったのです。「さあ、ここからは俺の時間だ」と深々と息を入れて、自分の意識に立ち返ってソロを再開したところ・・・力が入り過ぎて音が裏返ってズッコケましたというオチです。

 この演奏会を見に来ていた私の音楽仲間が撮ってくれたのですが、これがその時の現場写真です。なんだか後ろのボブさんがフォースとかのエネルギーを発していて、その影響で自分の指が私の意思から離れて勝手なことをしたのではないかと、何かそんな風にも理由をつけて納得を試みようとすることもあります。これだけの達人だったらあるいはそういうことがあってもおかしくはないかと。正味のところでは、この時自分に起こったことは何だったのかというのは今でもわかりません。ただ、自分が一つだけ確信に近い思いを持っている事は、自分の中には自分自身でも知らない音楽やメロディが流れているのだなということです。音楽、またはそれ以外の事でも悩んだりする事が日々ございますと、しばしばこの時のことを思い出して自分自身に対して内観を試みることもあります。自分自身というのは一種の深淵のようなものではないでしょうか。

 以上が、どんな平凡な日常をおくる人間であっても、自分でも説明がつかない不思議な出来事というのが人生の中にはいくつか起こるというお話でした。

ライル・メイズ カルテット「The Ludwingsburg Concert」
ライル・メイズ(ピアノ)マーク・ジョンソン(ベース)ボブ・シェパード(テナーサックス)マーク・ウォーカー(ドラム)

 折角ですので、今回登場していただいたボブ・シェパードさんの参加アルバムで、私の愛聴盤を紹介させていただきます。このアルバムは今年亡くなられた名ピアニストと言いますか、私がジャズという音楽を聴くきっかけとなった3人のミュージシャンの一人であるライル・メイズ氏のリーダーアルバムで、ドイツのルードヴィヒスブルグで1993年に収録されたCD2枚組のライブアルバムです。ライル・メイズ氏自らのオリジナル曲の世界観に対する緻密な再現力とメンバーの特性が見事にマッチングしたライブ盤でして、名曲揃いの中でも2枚目の1曲目に演奏されている「High Eight」は私的にはとても好きな名演と言って憚りがありません。このアルバムの出演者の一人と、ほんのわずかな時間でありますが一緒のステージに立てたのは、何やら不思議な感じといいますか、今振り返ると現実感がありません。

 今回はこれまでに致したいと思います。お付き合いいただきました皆様に感謝申し上げます。岩手県北上市担当のKでした。ありがとうございます。

2020.12.23 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.6

 早くも2回目の投稿が廻ってきて落ち葉を見る回数が多くなった青森担当のOです。
 今年はコロナウィルスの影響で毎年楽しみにしていた弘前城、紅葉山の紅葉を見に行く事が出来ず残念な年になってしまいました。全国的にもそうですが、青森県でも10月から感染者数が増えています。少しでも早い収束を願うばかりです。

 題材に困ってしまいましたので ひとつ絵画を紹介しようと思います。
 ヨハネス・フェルメールをご存じでしょうか。「真珠の耳飾りの女(青いターバンの女)」「天文学者」「地理学者」「絵画芸術(画家のアトリエ)」など生涯30数点の作品を描いたオランダの画家です。その中で私が初めて美術館に見に行き、趣味とは偉そうに言えませんが絵画に関心を持ち美術館に通うようになった絵を1枚紹介しようと思います。

「レースを編む女」
 女性が窓際で編み物している様子が描かれている風俗画です。一見なんの変哲もない絵の様に見えますが 私が以前に読んだ本の中でこの絵に意味があることを教えてもらいました。
 ・若い女性
 ・作業を始めると時間がかかる編み物をしている
 ・右側の窓より光が差し込んでいる
読み解くことが出来たでしょうか。当時女性は結婚が決まると家に閉じこもり編み物をする風習があったそうです。フェルメールはそれに右側から暖かい光を照らし祝福しているかの様に描いているそうです。

私はこのように絵画を読み解くことに興味を持ち、これからもいろいろな有名な絵を読み解いて行こうと思っています。青森の美術館でも企画展の開催を願うOでした。

2020.11.02 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.5

  「鳥海山さ登ったごどある?」5年前に学生時分の同級生が集った忘年会にて、ふと交わした会話が登山を始めるきっかけとなりました。長いようで短い4ヵ月、2度目の投稿となります秋田担当Aです。

 30代も終盤に差しかかったことで、その夜は「何か新しい楽しみを見つけよう」という話題に。「温泉めぐり?島めぐり?いや、身体を動かせる方がいいんでねべが?」話が盛り上がり、そろそろ日本酒をオーダーしようとお店の黒板を見ると、この日のオススメは“鳥海山“の生酒でした。その刹那、これまでなかなか縁がなかった秋田・山形の県境にそびえる名峰を一度は登ってみたくなり、冒頭の会話へ。木の葉が色づき始めた2016年の秋、いざ鳥海山へ―――

 午前9時、鉾立口駐車場に到着。身支度をしていると、隣に駐車していた関西弁の年配ご夫婦が声を掛けてきました。「お兄さんたち日帰り?スーパーマンやねぇ。」聞くと全国の山々を登っており、前日は山形県にある月山を登ってきたという。そんな登山経験が豊富なご夫婦の言葉の意味をこの時はまだ知る由もありません。

2020.11 EJ ①

 振り返ると1座目となるこの登山から天候に恵まれず、この日も小雨まじりの曇り空。晴れの日は標高が上がるにつれて西側に日本海を見渡せるはずが、ネットや雑誌で予習してきた見晴らしはどこへやら。ガスの中を4時間半ひたすら登るだけか・・・しかし、まるでご褒美が待っていたかのように山頂を目前にして空の色が変わりはじめ、新山に着くころにはすっかり青空に。新山は立っていられるのもやっとなくらいの強風でしたが、それが幸いして目の前の薄い雲がよく流れ、切れ間から雲海を眺めることができました。

 

2020.11 EJ ②

 山頂の小屋で昼をとり、体力も天気も回復した15時に下山をスタート。日本海の上に広がる雲海を見ながら歩を進めます。太陽は少しずつ赤みを帯びはじめ、夕暮れの支度を進めます。黄昏時を迎えたのは8合目まで戻ったころ。秋は夕暮れ―――疲れを忘れて雲海に陽が沈んでいく光景を眺めながら、聞き覚えのある作品の一部が頭を過りました。

 夕陽に先を越され、気がつけば禍時となり空は藍色に。辺りはみるみる暗くなるも、まだ7合目を過ぎたばかり。それからは鉾立口の灯りを頼りに、1歩ずつ足元を確かめながら真っ暗な登山路を進みます。「今朝の言葉はそういうことか・・・」1年後の同日、鳥海山は2017年の初冠雪を記録しました。山はもう冬支度が始まっているとも気に留めず、朝9時から素人マル出しの日帰り山登り。山の魅力と怖さを知った鳥海登山となりました。

2020.11 EJ ③

 あれから4年、鳥海山を見る度<飲む度、当時のことを思い出します。思い出しては、「いつかまた登りたい」という気持ちに駆られます。

 まだ残雪のある6月頃から、鳥海の夜空に天の川がかかるとも言われます。次回は初夏、年配ご夫婦のように山頂の小屋に泊り掛けでしょうか。

※ 画像3枚目は「鳥海山・飛島ジオパークHP」より

2020.10.01 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.4

 青森2人目のHです。
 お盆を過ぎても暑い日が多かったですね。酷暑とコロナウィルスとのWパンチで疲れていると思いますがお付き合いください。
 コロナの影響で軒並みお祭り、イベントが中止、不要不急の外出自粛を余儀なくされました。それでも、6月上旬から感染拡大も緩やかになり、移動制限の解除、go to travel、go to eatキャンペーンで経済活動の立て直しにかかっております。

このような状況で、訪問したところ、食べたものを紹介いたします。

◎十和田市現代美術館(十和田市)2020.10 EJ ①
 「アートを通した新しい体験を提供する開かれた施設」として、道百選に選ばれた官庁街通りにあり屋内外に楽しい作品が展示されております。十和田市はB1グランプリのバラ焼きや桜と松の官庁街通り、十和田湖の入り口として知られております。
春には市庁舎展望デッキからきれいな景
色を楽しむことができます。

https://www.towada.travel/ja/index

◎森の果樹園(弘前市)
 弘前市の岩木山麓あり、新鮮果物の直売、2020.10 EJ ②季節の果物狩りを時間無制限食べ放題で楽しめます。

お盆に出かけたときには、ブルーベリー、桃、プルーン、プラムが旬で、青空のもと美味しくいただきました。季節によりいろいろな果物が楽しめますので、ホームページで何が食べごろか確認してから行くとよいでしょう。

http://www.morikaju.jp/

◎海鮮丼(青森市 ?八)
 弊社から徒歩5分にある食堂の海鮮丼です。2020.10 EJ ③昼は日替り定食、刺身定食等メニューが豊富で、いつもお客さんが並んでおります。ここのメニューは美味しくボリュームがあり、リーズナブルでとてもありがたいです。寒くなると「鱈づくし」もラインナップされます。弊所Mさんはほとんどこれしか注文しません。

◎レトルトカレー(青森市 ?ブセンター)2020.10 EJ ④

 秋田市にもあるスーパーのオリジナル商品で、「エビとほたての海鮮カレー」です税抜き 298円でしたが、ほたてが期待以上入っており、自分好みの味で満足できました。青森県産ベビーほたてを使用しているので微力ながら地域経済に貢献しております。

 いかがだったでしょうか。
 今回紹介した以外にも近場で良い所、美味しい食べ物が沢山あると思いますので、これからも紹介できればと思っております。

おわり

2020.09.01 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.3

 はじめまして。北上担当のKと申します。自由テーマでとの事でご依頼を頂いたのですが、いやそういうのが一番難しいのだなと痛感しています。拙い文章ではありますがよろしくお願いします。

 本来であれば私の生活と音楽との関わりについての身近な話を書こうと思い、あれこれと頭をひねっておりましたが、参考にと開いたSNSの中に「チャーリー・パーカー生誕100年」という文字を見つけてしまいまして、ジャズ創成期の伝説的なアルトサックス奏者チャーリー・パーカーをテーマにしました。チャーリー・パーカーの奏法などを研究している方のように多くの知識を持ち合わせていませんが、それでもなんとか自分の中にあるチャーリー・パーカーに思いを巡らせてみます。なるだけ手短にいたしますので、よろしければではありますが少しだけお付き合いください。

チャーリー・パーカーJr
 1920年アメリカ最盛期に、当時の一大歓楽都市カンザス・シティに生を受ける。
チャーリー・パーカーがアルトサックス奏者としてニューヨークでのキャリアをスタートしたのは、1940年前後あたりになりますが、チャーリー・パーカーとトランペット奏者のディジー・ガレスビーが、当時の実験的セッションの場であったニューヨークハーレムのミントン・プレイハウスで出会ったことによって生まれたスタイル、それは後の世にビ・バップと称される新しいスタイルとして確立されました。ビ・バップによる即興演奏を最重要視したスタイルの提示を受けた多くのジャズミュージシャンによって、それは以降クール・ウエストコースト・ハードバップ・モードなどの多様なスタイルへと同時多発的に発展してき、それら多種多様なスタイルはモダンジャズと総称されるようになるのです。

 「バード(パーカーのあだ名)のやっていること自体は凄すぎて何が何やらわからなかった。だから俺はディズ(トランペット奏者のディジー・ガレスビー)のプレイを研究することが多かった。」ジュリアード音楽院を中退後にチャーリー・パーカーから直接指導を受け、一時期共同生活もしていた帝王マイルス・デイビスは語る。それでも今現在においてもなお、ジャズにおける即興演奏の技術研究は、チャーリー・パーカーのフレーズパターンを研究することとイコールであるという声は根強い。私も3曲ばかりパーカーのアドリブプレイをコピーしたことがありますが、フレーズの中で使われている音が移動する上下の幅や数がものすごく、本当に大変だった記憶があります。

2020.9 EJ ①

 本当にきりがなくなりますので、最後に私の手持ちのアルバムの中からお気に入りを1枚紹介して最後としたいと思います。

 このアルバムは「ジャズ・アット・マッセイホール」というライブ盤です。このライブが収録されたのはチャーリー・パーカーが亡くなる2年前ほどだったと思います。すでに技術面の全盛期は過ぎている晩年の作品ですが、恐らくパーカーの体調がよかったのでしょう、ベテランらしく抑えが効いた、非常に安定したプレイを聞かせてくれます。音楽性は=演奏能力だけではないのだと気付かされるのです。ディジー・ガレスビーをはじめとする共演者の演奏内容もほぼパーフェクトといってよい内容ではないでしょうか。この時のライブに望み、パーカーは自分のアルトサックスを持参しておらず(楽器を質屋に入れていたという説が有力です)、現場にたまたまあったプラスチック製のアルトサックスでプレイしたそうです。レコードを聴いた限りでは全く問題なく、弘法筆を選ばずとはまさにこのことです。
 当時のライブ録音なので音質はアレなのですが、共演はディジー・ガレスビー(TP)チャーリー・ミンガス(B)バド・パウェル(P)マックス・ローチ(Dr)と当時のベストオブベスト、といいますか全員神話の世界の方々です。

 ここまで拙い一文を読んでいただきました方、ありがとうございました。自分なりに上手くまとめたかったのですが、あまりに対象が大きすぎて取り止めにないものになったと反省しています。次回からはもっと身近な部分に焦点を当ててみたいと思いますので、よろしければではありますが、よろしくお願い致します。

2020.08.03 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.2

 「エコムジャーナル」No.2は指名を受けた青森担当Oです。普段ブログやSNSはやっていないため経験値ゼロなのですが、よろしくお願いいたします。

 私は2018年8月に神奈川県川崎市より家内の実家がある青森市に引っ越して来ました。これから青森のいいところを紹介していきたいと思います。

 先日、青森市にある青龍寺の昭和大仏を見に行ったのですが衝撃的な光景が・・・賽銭箱の横にまさかの両替機が置いてありました。とても親切なお寺ですね。
 気を取り直して参道を歩いていると大きな鐘を突く音が聞こえてきたので、私も力いっぱい突こうと思い近づいてみると、まさか「二打 百円」・・・悪くはないのですがさすがに何をしに来たのかわからなくなりそうなのでスルーをしてしまいました。
 再度気を取り直して参道を進んで行くと年間フリーカードの案内が・・・年間1,000円ですので3回目からお得になる様です。ここはお寺?でもさすがに大仏様はとても大きく迫力があり素晴らしいものでした。
 いろいろありましたが初詣の期間は入場無料との事ですので、来年の初詣にまた来ようと思います。アトラクションが多いテーマパークのような青龍寺さんでした。
 これからも青森の素晴らしいところがあれば紹介していきたいと思います。
 青森担当Oでした。

2020.8. EJ
2020.07.01 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.1

 弊社には青森市と北上市に関連会社があり、公共ごみ焼却施設において維持管理業務の一翼を担わせていただいております。今月から社員が持ち回りで日頃の出来事や日常で感じたことなどを綴っていきたいと思います。ひとりでも多くの方にご愛読いただけるよう読み応えある投稿の継続に努めて参りますので、どうかよろしくお願いいたします。

 記念すべき?「エコムジャーナル」No.1は秋田担当Aです。世間では健康志向が高まっていますが、心身の健康づくりに趣味は欠かせないと思います。私はひょんなことから2016年に登山をはじめ、厄年に日本のてっぺんから御来光を拝むことを目標に掲げました。3年間で登ること7座、迎えた2019年7月いよいよ富士山へ―――

 当日は生憎のくもり空。富士山のふもと富士吉田市に到着しても、あの美しい円錐形も赤褐色の山肌もまったく見えません。本当に富士山に着いたのか?実感もないまま吉田口をスタート。それでも時折ほんの少しの晴れ間がのぞくこともあり、翌朝の天候回復を願って初日は8合目山小屋で身体を休めました。

 しかし願いとは裏腹に、午前1時に雨音で起床。一縷の望みにかけ山頂を目指すも、雨足は強くなるばかり。午前3時半過ぎ、なんとか登頂するも待っていたのは5℃以下の気温と20km以上の風速。御来光を拝むこともできなければ、お鉢巡りで剣ヶ峰到達も浅間大社奥宮への参拝も叶わず、無念にも予定を早め下山することに。

 これが厄年の洗礼か・・・だがしかし、山の神は粋な演出を用意してくれていました。冷えた身体で愕然と赤褐色の傾斜面を下り8合目まで戻ったその時、それまでの天候が嘘のように空が一挙に晴れ渡ります。そして一面に広がる雲の海。おそらく下山を早めていなければ、この景色に立ち会うことはできなかったでしょう。くもり空だからこそ見ることができた大パノラマをただただ眺め至福のコーヒ-タイム。山登りは人生の縮図なり―――身も心も温まる最高のひと時に、ある冒険家の言葉が浮かびました。

2020.7月EJ①



例年でしたら本日7月1日が富士山の山開き。しかし、今年は山梨県側・静岡県側ともすべての登山路が閉鎖となり、噴火時を除いては史上初の閉山となりました。富士山は言わずと知れた世界遺産に登録された山で、年間20万人以上の登山者が訪れます。残念ですが、今年は富士山から御来光も雲海も見ることができません。1日も早く事態が収束し、多くの登山者にまた自然の絶景を見せてくれることを願っております。

2020.7月EJ②

 さて、来月の第2回は、長距離移動が多い私の身を案じ?奥さん
手づくりの山柄マスクをくださった青森所属Oが投稿いたします。

令和2年7月

2014.07.31 | エコムジャーナル

青森だより vol.15

 早いもので7月中旬となっております。青森も梅雨で蒸し暑い日や雨の日が多いような気がします。全国各地で台風の被害が出ており、被害を被った皆様にはお見舞い申し上げます。
また、十和田市の皆様、B1グランプリ開催地決定おめでとうございます。是非グランプリを!
さて、短い夏の青森県では、各地で様々なイベント・祭りが予定されております。

◎7/26.27 階上町 いちご煮祭り(三陸復興国立公園)
 いちご煮(ウニとアワビのお吸い物:お吸い物の中のウニが、朝露に濡れた野イチゴのよう
 だからと言うので名前がついたとか)、海藻ラーメンなどを味わいながら、イベントや
 花火があるそうです。いちご煮、おいしいですよね~

◎ 7/31~8/4 八戸市 八戸三社大祭(掛け声:ヤーレ、ヤーレ)
 約290年の伝統があるお祭りで、おがみ神社、新羅神社、神明宮の神輿行列と豪華絢爛な
 山車の合同運行です。
 10,20年位前は、近隣の市町村で山車を借りてお祭りをしていました。八戸の山車は
 その頃から進化して、とにかく綺麗、仕掛けが施され圧巻です。

◎8/1~7 弘前市 弘前ねぷた祭り(掛け声:ヤーヤドー)
 記録では1722年にすでに行われていたとか。八戸と並び歴史があります。
 三社大祭、青森ねぶたとも違い、ねぷたは扇型をしており、前側は水滸伝などを題材にした
 勇壮な武者絵ですが、後側は幽霊画などで全然趣が違います。とても綺麗ですが、
 交差点ではかなり激しい動きが見られるかも。

◎8/2~7 青森市 ねぶた祭り(掛け声:ラッセラー、ラッセーラー)
 全国的に名前が売れていますので、詳しく知りたい方は上記のホームページへ。
 ねぶたを製作、囃子、跳人、運行、観客が一体となって楽しめます。“燃える夏”という
 言葉がとにかくピッタリです。

◎8/4~8 五所川原市 立佞武多(たちねぷた)(掛け声:ヤッテマーレ、ヤッテマーレ)
 100年位前に行われていた祭りで、平成8年にその頃の写真をもとに復活させたものです。
 高さ22メートル、重さ16トンの立佞武多は近くではカメラに収まりません。
 どぎもを抜かれる大きさです。そのため、動きはゆっくりですが、勇壮な姿を遠くからも
 見ることができます。

黒石、平川でも一味違うねぷたがあったり、三沢の七夕、南郷ジャズフェス、南部サマーフェス、東北町湖水祭りなどなど、いっぱいありますので、どうぞ楽しんでください。(T.H)

H26.7月

2014.06.27 | エコムジャーナル

青森だより vol.14

 5月下旬から6月上旬までは、青森市でも時折30℃を超える日もありましたが、梅雨に入り雨の日が多くなりました。
 6月1日、自衛隊青森駐屯地創立63年記念行事が行われました。訓練展示では、隊員の皆様の統制のとれた動き、戦車、高射砲、ヘリコプターなど多彩な訓練を見ることができました。また、式典後のパーティーには議員、自衛隊、協力企業関係者などが出席し、県内はもとより岩手、秋田の食べ物、地酒が振る舞われ、大盛況でした。関係者の皆様、お疲れ様でした。

戦車の空砲に耳を塞ぐ人たち きびきびした隊員の動き ロープで降りる隊員
 戦車の空砲に耳を塞ぐ人たち きびきびした隊員の動き  ロープで降りる隊員

 6月15日、交通安全協会の支部で安全祈願旅行に参加いたしました。地元の神社で安全祈願を行い、バスで十和田湖に向かいました。八甲田山を抜け、奥入瀬渓流、瞰湖台、休屋へ。バスの運転手さんが丁寧に見どころを説明してくれました。自家用車では見逃すようなスポットを教えてくれるので、非常にためになりました。
 宇樽部から休屋までは数年前にバイパスが開通したため、瞰湖台のある旧道を通る人は少なくなりました。プロの写真家は獣道を通り、旧瞰湖台からの眺めを撮影しているとか。

瞰湖台案内説明図 乙女の像と遊覧船 帰路で寄った蔦温泉
 瞰湖台案内説明図 乙女の像と遊覧船  帰路で寄った蔦温泉 

 ホテルでは、十和田湖で採れたヒメマス、小坂の桃豚などおいしい料理を堪能いたしました。
 震災の翌年、観光客が減ったため多くのお土産屋さんやホテルが廃業し、街並みがとても寂し状況です。皆さん、是非十和田湖においでいただき、盛り上げていただければと思います。
(T.H)

 H26.6月

2014.06.02 | エコムジャーナル

青森だより vol.13

 そろそろ衣替えの季節を迎えようとしております。前回の青森便りでは、「4月23日の夕刊に弘前城の桜が開花したとの記事が載っておりました。」と切り出しましたが、翌日の夕方、釧路からのお客様を弘前城にご案内いたしました。満開には程遠かったのですが、以外と天守閣付近も咲いており、岩木山も見ることができ、喜んでいただけたと思っております。
天守閣

 天守には入ることができ、歴史資料を拝観することができます。また、窓からはきれいな風景も眺めることができます。
 27年度から本丸の石垣の改修工事を約10年間行う予定で、来年の桜祭りまでは天守は現在の位置そうですが、その後は移動するため、しばらくはこれまでのような風景を楽しむことができなくなるそうです。

 釧路からのお客様のお話では、釧路の桜は5月中旬に咲くのですが、葉もいっしょに出てくるので、本州のような花見をほとんどしないそうです。春の楽しみ方が違うかもしれませんね。

猿回し

 青森市合浦公園の花見では、「猿回し」をやっていて、多くの見物人が詰めかけていました。
人混みを発見し、近づいた時にはほとんど芸が終わっておりました。残念!!(T.H)

 

H26.5月

2014.04.30 | エコムジャーナル

青森だより vol.12

 4月23日の夕刊に弘前城の桜が開花したとの記事が載っておりました。多分、見頃はゴールデンウィークの前半かもしれないですね。少しでも長く、きれいな姿を留めていて欲しいものです。

 話はガラッと変わりますが、今でも日本国内でいろいろな資源が採取されており、秋田市では今でも油田があり、由利本荘市ではシェールオイルの商業生産がスタートしたようです。
 昔は日本各地で炭鉱があり、盛んに採掘されておりました。しかし、時代の流れとともにどんどん閉山されました。私の大叔父も北海道の上砂川の炭鉱で働いておりましたが、中学生の頃遊びに行った時にはリタイアしていました。既に炭鉱は閉山していたのかもしれません。
 それから数十年、まだ石炭を採掘しているところがあることをご存知でしょうか。 実は私がお付き合いさせていただいている会社が今でも採掘しております。石炭のことはよくわかりませんが、石炭にも品質の良い物、悪い物があるそうで、ここの石炭は燃やしたときに硫黄分が少ないため低公害の良い物とうかがいました。
 炭鉱というと古い映画では山に横穴を開けて掘り進んでいくイメージですが、そこの炭鉱は地上から緩やかな傾斜(5~6°)で掘り進み、坑内は東西約2km、南北約4kmと広く、海底下320m付近で採掘しており、世界でも有数の機械化炭鉱とのことです。

 ちなみに、この会社は、もともとあった会社が炭鉱を閉山したため事業を縮小したうえで、地元企業数社で引き継いだ独立系エネルギー資源会社であると、ウィキペディアに載っておりました。
 ホームページを拝見すると、採掘事業のみならず廃棄物中間処理事業やリサイクル事業なども行い、資源開発から資源の有効活用、廃棄物の適切な処理まで一貫して取り組んでおり、「ゆりかごから墓場まで」というフレーズを思い出しました。
 一貫性をもち、持てる技術や人材をうまく活用し、枝葉をつけていくことで、社会のニーズに対応できているのではないでしょうか。
 また、お話をさせていただいた皆様は、とても親切で暖かい人ばかりでした。中には人事異動で、今日までは接客関係の仕事、明日からは採掘での分析関係の仕事、という方もいらっしゃり、多様な業務に携わることで、人材を育てているように感じました。
 興味のある方、ヒントは釧路です。炭鉱の写真を見ることができますよ!

 普段は気づかないけれども。皆様の周りにもこのような良い企業があるかもしれませんね。

 5/31は青森市で自衛隊の市中パレード、6/1は青森駐屯地で訓練展示がありますよ!(T.H)

H26.4月

2014.04.03 | エコムジャーナル

青森便り vol.11

青 森 便 り (第11回)

 

  3月も下旬となり、2月、3月の大雪が嘘のような良い天気がつづき、道路脇の雪もすっかり少なくなってきました。
 青森県での桜の名所としては、全国的にも知られている弘前公園をはじめ大小たくさんございます。時期は大体4月下旬から5月上旬がシーズンとなります。
まずは青森市内から紹介いたしますと、

青森市合浦(がっぽ)公園

陸奥湾に面した海浜公園に約670本の桜と松の木があり、晴れた日中にはピンクと緑と青のコントラストがきれいです。祭期間中は多くの露店が立並び、雰囲気を盛り上げます。
駐車場は有料で、臨時駐車場もありますが、混雑が予想されるときにはバスなどで行かれるほうが良いでしょう。

青森市野木和(のぎわ)公園

青森市の西部にある野木和湖を取り囲んだ公園に桜が約900本あります。露店の数は合浦公園と比べるとはるかに少ないです。遊歩道を歩きながらの花見やバードウォッチングができます。
駐車場はありますが、有料です。

青森市桜川通り

 公園ではございませんが、1960年代に造成された団地でその時に植えられた桜が通りを桜のトンネルに変えます。市内でも早く桜が咲きます。
車からきれいな桜が見ることができますが、ドライバーは安全第一でお願いします。

弘前市弘前公園

約50種の桜が約2,600本あり、長い期間桜が楽しめます。お堀ではボートを漕ぎながら、下乗橋では写真撮影、本丸で宴会、いろいろな楽しみ方ができます。また、夕方には本丸から岩木山がとてもきれいに見えます。露店の数と種類も豊富です。
駐車場は、周辺に公設、私設ありますが有料です。近くに停めることができるかできればラッキーです。また、市内から現地に向かう道路は城下町のため複雑で一方通行もありますので、運転には注意が必要です。

このほかにも、五所川原市芦野公園(津軽鉄道と桜)、十和田市官庁街通り(道100選と美術館)など、まだまだあります。

 
青森県お花見ガイド2014 ホームページ:http://お花見ガイド.jp/pref02/
弘前市 弘前公園 ホームページ:http://www.city.hirosaki.aomori.jp/kanko/shisetsu/park/
26年3月 (T.H) 

2014.03.04 | エコムジャーナル

青森だより vol.10

 2月の全国的な大雪の影響がまだ続いております。この大雪で被害に遭われた皆様、お見舞い申し上げます。これを書いているのは2月下旬ですが、青森市は3月下旬並みの陽気で、とても暖かい日です。幹線道は乾燥路面ですが、道のわきにはまだ雪が高く積まれております。
  
 2月13日に父親が他界いたしました。葬儀の際には、たくさんの参列、お悔やみを賜り、ありがとうございました。

 今回はこのことについて感じたことを書かせていただきます。

 葬儀の準備で弔辞を父の幼馴染の方に依頼することとなり、父に関しての情報を伯父やいろいろな方から伺いました。父が生まれた頃の家の状況、親戚、友人、学生時代、仕事、結婚、趣味・・・。自分の知らないことだらけでした。このことで、ある程度父の足跡はわかりましたが、そこにいたる父の考えや思いまでは、さすがにわからないものですね。
 父の足跡に大きな影響を与えた祖父や兄弟、どのような考えで旧制中学へ入学したのか、自転車店に就職したのは親戚を頼って就職したのかまたは商売として選んだのか、どのような思いで独立し、取引会社をどのような視点で選んだのか。母との結婚や40歳を過ぎてからどうしてバドミントンを始めたのか・・・
 例えば、家業の場合、事の初めは、他愛もない理由かもしれませんが、小さな田舎町では商売を生業にしている人が多い中、自転車修理・販売からバイク・オート三輪、軽自動車・普通自動車と商材が変わり、事業の大部分を「スズキ」と共に歩み、現在にいたっております。商売のきっかけ、商材の選択、取扱メーカーの選択、資金繰り、顧客とのつながり、設備投資、人材雇用等、どのような考えで、どのように対応してきたか。また、親戚との関係など、詳しく聞いておけばよかったと後悔しております。
 元気な時には気にもとめずに当たり前のことと感じていたことを、父の死によりとてもおろそかにしていたことに気づきました。これからは、いろいろな人からお話を伺い、父の足跡に肉付けをできればと思います。

 お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんがご健在の方は、たまにはこのような家族の歴史について聞いておくことをお勧めいたします。

 話し伝えること、聞き覚えることの重要さを実感いたしました。(T.H)

H26.2月

2014.01.28 | エコムジャーナル

青森だより vol.9

 今年の青森市は、寒い日が時折続きますが降雪量が少ないので、幹線道は路面が見えている部分も多いです。暖かい日には濡れ路面が夕方から凍結しアイスバーンになるため、気をつけなければなりません。それでも、雪かきの手間に比べれば、はるかに助かっております。
  下の写真は事務所付近の道路の状況です。昨年ははるかに雪が多かったのですが・・・

1月22日 時折強い雪が降りました 1月24日 夕方でも濡れ路面でした
1月22日 事務所付近 1月24日 事務所付近

青森市で冬のイベントがぞくぞくと開催されますので、ご紹介いたします。
  あおもり灯りと紙のページェント(~2/28) A-FACTORY~アスパム
  キラりんぐ・あおもり(~1/31) アスパム西側特設会場
  あおもり雪灯りまつり(~2/9) ワラッセ西の広場、青森駅前公園(願いの広場)
  
青森市以外でも、魅力的なイベントがあります。
  十和田湖冬物語(2/7~3/2) 十和田湖畔休屋
  弘前城雪燈籠まつり(2/8~11) 弘前城
  津軽鉄道・ストーブ列車(~3/31)

 青森市内は雪が少ないですが、酸ケ湯温泉では例年より雪が多いとのことです。場所によって雪の量が違うようなので、事前に現地の情報を把握してからが良いでしょう。(T.H)

  青森市観光交流情報センター 電話:017-723-4670  8:30~19:00
  あおもり観光情報センター    電話:017-752-6311  8:30~19:00

H26.1月

2013.12.26 | エコムジャーナル

青森だより vol.8

 12月下旬となり、今年もあとわずかとなりました。11月11日の大雪、12月にも寒波が来て、今冬も大雪で悩まされるかなと思っておりましたが、12月の中旬以降は積雪も少なく大事には至っておりません。しかし、日中に雪が解け、夕方にはアイスバーンになるため、運転に気をつけないといけませんね。

 今回は冬の道路についてお話しをさせていただきます。
 積雪により青森県内の一部道路では道路封鎖が行われます。そのため、車での移動距離と時間が増えることになります。
 例えば、青森市から八戸市に移動する場合、夏は八甲田山を通るルートを使えば、2間位で移動できます。しかし、通常使っている道路は冬には封鎖されます。
 そのため、国道4号線かみちのく有料道路を走ることになります。どちらも市内を抜けるのに30分~1時間はかかりますので、その間の状況をみて、国道4号線かみちのく有料道路を選びます。国道4号線は野辺地町までは迂回路が無ありませんし、みちのく有料道路も吹雪のメッカのため、とても選択に困ります。どちらにしても、冬には八戸まで3~4時間は覚悟しておかなければならないでしょう。
 時間に余裕があるときには、国道4号線を走りますが、平内町は吹雪と凍結路面で流れが悪い時が多いですが、コンビニもあるため休憩をとったりすることもできるので精神的には良いです。
 とても急いでいるときにはみちのく有料道路を一か八かで走ることになります。吹雪のメッカのため、視界が悪く、除雪が間に合わないときが多く、吹き溜まりの雪にハンドルを取られながら走るので非常に怖いです。また、避難する場所も限られているので、できることなら走りたくない道路です。
 雪道情報を掲載しているホームページ、“青森道情報”を紹介します。

 最後に、事務所がある青森市里見は住宅街ですが、近くの川に白鳥や鴨?がいました。(Т.H)

事務所周辺 事務所周辺 事務所周辺

 H25.12月

2013.11.28 | エコムジャーナル

青森だより vol.7

 11月11日は青森市で初雪が降りましたが、記録的な大雪で38センチの積雪がありました。道路はシャーベット状態で、車に掻き分けられた雪が道路の真ん中や交差点の真ん中にたまり、走るのが大変でした。2週間位過ぎた今でも、大きな駐車場には、その時の雪が消えずに残っているところもあります。雪の少ない冬になってくれればありがたいのですが・・・

 大雪の前の11月9日と10日、近所の青森産業会館で「2012ぜ~んぶあおもり大農林水産祭」が開催され、二日目に足を運んでみました。
 屋内では、十三湖のしじみ、りんご、ゼネラルレクラーク、八甲田短角牛などが安く売られ、味噌カレー牛乳ラーメン、十和田バラ焼き、十三湖しじみラーメンなどのご当地グルメの飲食コーナーもあり、おいしいものをその場で食べることができました。また、子供達に人気の“ゆるキャラ”、はじめて見る“ゆるキャラ”、大勢来ておりました。時間が合わず見ることができませんでしたが、マグロの解体・即売会もありました。

にぎわい状況 十三湖のしじみ ゆるキャラ軍団
賑わい状況 十三湖のしじみ ゆるキャラ軍団

 雨の中、屋外では肉の串焼き、イカ焼き、フジツボのついた貝の汁物も売られ、傘をさしながら買い物をする人がたくさんおりました。

雨の中の販売所 イカ焼 フジツボの汁物
 雨の中の販売所  イカ焼き  フジツボの汁物

 私は9日のニュースでこのイベントを知り、八甲田短角牛のお肉目当てで行きましたが、ニュースで紹介されたこともあり、直ぐに売り切れとなり買えませんでしたが、しじみ、りんご、ゼネラルレクラークを買い、おいしくいただきました!(Т.H)

H25.11月

2013.10.28 | エコムジャーナル

青森だより vol.6

 9月下旬、児童室のイベントで、子供達と青森市浪岡の工藤農園でりんご狩りをしました。
早稲種のりんご、梨を子供達が楽しそうにもぎ取っておりました。園内には白ぶどう、黒ぶどう、そして、観賞用なのでしょうか、とても小さなりんごもあり、手の届くところにたくさん実っていました。また、せみのさなぎ抜け殻も見つけました。

 りんご  りんご 梨 
たくさんのりんごが! おいしいのかな? 梨も密集しています
 ぶどう  せみの抜け殻 アップルヒルズ 
ぶどうもおいしそう!  久々見ました! アップルヒルズ高台からの眺め

 10月中旬、海上自衛隊大湊航空基地(青森県むつ市)に、ヘリコプター、消防車、管制塔を見学してきました。関係者の皆様、ありがとうございました。
 ヘリコプターはSH60J(護衛艦に搭載され、潜水艦を探知攻撃)、UH60J(災害での救難活動)の2種類を見学。SH60Jには暗闇でも見える暗視スコープなどが装備され、室内は非常に狭く乗員数は3名です。一方、UH60Jは救難用のため10名(担架11名分)が乗ることができ、東日本大震災でも活躍したそうです。また、少しの時間でしたが、SH60Jに体験搭乗することができ、とても感動いたしました。
 40~50m位まで放水できる消防車や特殊なカッターを装備した車両、離着陸には不可欠な管制塔と、普段では見ることができない設備をわかりやすく説明してもらいました。(T.H)

ヘリコプター ヘリコプター 消防車
軍事秘密満載 S坊キャスターも救出! パワフルな放水

H25.10月

2013.09.24 | エコムジャーナル

青森だより vol.5

 青森県内もゲリラ豪雨や台風18号で被害が出ました。被害を受けた皆様、お見舞い申し上げます。大雨に強いインフラ整備を早く進めて、安心して暮らせる環境を作って欲しいですね。

 9月には青森県の太平洋側の十和田市周辺では秋祭りが行われます。既に終わったところ、これからのところもあります。興味のある方は足を運んで盛り上げていただければうれしいです。
 以前は八戸市の三社大祭の山車を借りてきておりましたが、最近は市町村ごとにオリジナリティあふれる山車を製作するようになりました。お囃子も似ているようでどこか違うという感じで、市町村ごとに趣があります。しかし、どこも同じなのは少子化で山車を引く子供が減り、昔のような賑わいが少なくなり、さびしい限りです。

 秋と言えば、やはり食欲の秋となりますが、今年は猛暑の影響がいたるところに出ており、海水温度が高く、秋刀魚の水揚げも少ないと報道されております。早く秋刀魚や鰯のおいしい刺身が食べたいものです。
 しかし、青森県は海産物だけでなく、おいしい野菜、果物、肉があります。例えば、ニンニク、りんご、ぶどう、長いも、牛蒡、倉石牛に短角牛、県南のブランド豚、西海岸のブランド豚もあります。そして鶏肉、シャモロックなど各地でおいしい食材が作られております。そんな中で、私がお勧めなのが馬肉です。
 馬肉はコレステロールがほとんどない美容食で、生でも、焼いても、鍋でもおいしく食べることが出来ます。私が特にお勧めするのは義経鍋(よしつねなべ)という焼肉です。五戸町近辺で食べられておりますが、近隣の人でも知らない人がいるような料理です。由来はいくつかあり、一説では源義経が兜を逆さにし、縁で肉を焼き、真ん中で野菜などを煮て食べたとか。
 私は、肉の片面を焦げるくらいまで焼き、反対側を軽く鉄板に当てて食べるのが好きです。片面が香ばしくサクサクした食感で、反対側はジューシーで、なんとも言えない美味しい体験ができます。皆様も是非食べてみてくださいね。(青森市内でも食べることができますよ!)
義経鍋

どちらの写真も五戸町のお店での写真です。(T.H)

H25.9月