社長だより vol.96
あっという間に3月です。今年の冬は過ぎてみれば(まだ冬は終わってないかもしれません、、、)積雪が少ない冬でした。筋トレという名の除雪を行なう事も少ないシーズンでした。そして既に道路の積雪もほとんど無く、日々春に近づいていると感じています。もしかしたら“なごり雪”があるかもしれません。気を抜くことなく、安全運転には注意して日々お過ごし下さい。
今回はニューヨークタイムズ紙「2023年に行くべき52ヶ所」で世界2番目に“岩手県盛岡市”が選ばれた事について、ご紹介したいと思います。
今年の1月12日、ニューヨークタイムズ紙の電子版に「2023年に行くべき52ヶ所」が掲載されました。日本から選出されたのは、盛岡市と福岡市(19番目)の2ヶ所でした。因みにこれまでに国内で選ばれたのは、東京、大阪、京都など世界的にも有名な大都市ばかりだったそうです。盛岡市【R5,1,1時点:285,407人(公式HP調べ)】は、人口規模で見ると秋田市【R5,2,1時点:301,984人(公式HP調べ)】より少ない都市です。私も江戸時代には南部藩の城があった歴史ある城下町だった事、“わんこそば”や“冷麺”や“じゃじゃ麺”が有名など、業務上で訪問する機会が多いので多少の知識はあります。そんな盛岡市を「東京から新幹線ですぐ、混雑とは無縁の歩きやすい街」と、ニューヨークタイムズ紙に作家で写真家のクレイグ・モドさんが推薦文を寄せた事が今回の掲載に繋がったとの事です。中山道を歩き街道沿いの喫茶店文化について、記述した著書もあるクレイグ・モドさんが2021年に全国の地方都市を歩き、その価値を見出したのが盛岡市だったそうです。クレイグ・モドさんは「岩手県盛岡市は、しばしば見過ごされ、無視されがちである。(中略)市街地は、非常に歩きやすい。大正時代に建てられた西洋と東洋の建築美が融合した建物、近代的なホテル、いくつかの古い旅館、曲がりくねった川が街中にあふれている。古代の城跡が公園になっているのも魅力のひとつだ」と盛岡市の魅力を記載していました。
このニュースをご存じの方も多いと思いますが、皆さんはどのように感じて何を考えましたか?私は最初にこのニュースを目にした時は、大変恐縮ですが「えっ!なんで盛岡市?」と思いました。(盛岡市の皆様、大変申し訳ございません。) 更には「秋田市だって江戸時代には佐竹藩の久保田城があった歴史ある城下町だったし、今では千秋公園として整備もされている。日本酒やきりたんぽ鍋や稲庭うどんなど飲食でも全国的に美味しいと有名だし、、、確かに東京からは新幹線で少しだけ遠いけど、、、(4時間前後は遠いかもしれませんね。)」と少しだけ悔しさを感じました。と同時によく考えると盛岡市内をしっかり歩いて観て回った事がない事にも気付きました。いつも繁華街(大通りや映画館通り)しか歩く事がないので、今度は是非ゆっくり盛岡市内を歩いて観てクレイグ・モドさんが伝えた魅力をしっかりと感じてみたいと思います。
関連した事項になりますが、宝島社が年1回創刊している「田舎暮らしの本」で「2023年版第11回“住みたい田舎”ベストランキング」において、全国ランキング“人口20万人以上のまち”で秋田市が「総合1位(若者・単身者が住みたいまち1位、シニア世代が住みたいまち1位、子育て世代が住みたいまち4位)」に選出されました。これは移住定住の推進に積極的な自治体を対象に、移住支援策、医療、子育て、自然環境、就労支援、移住者数などについて、自治体からの回答をもとに田舎暮らしの魅力を数値化し、ランキング形式で紹介しているものだそうです。「空路1時間で上京出来てアクセスが良く、テレワーク施設や国際教養大、秋田公立美術大など教育環境が充実している。又、医療福祉施設がバランス良く立地し、65歳以上の市民は一律100円でバスに乗車出来るなど、シニア世代も安心して暮らせる環境がある。」と理由が記載されていました。
“空路1時間で上京出来てアクセスが良く(秋田市)”“東京から新幹線ですぐ(盛岡市)”どちらも個人的感覚にはなりますが「遠いようで近い」「近いようで遠い」ですね。盛岡市と秋田市は往来するのに「遠いようで近い」「近いようで遠い」約2時間かかりますが、お互いに魅力がある事は間違いないと思います。
最後になりますが、今年も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。秋田県内の感染者確認は減少傾向に転じており、独自の警戒レベルも「レベル1」に引き下げられました。病床使用率も20%前後を推移しています。全国的にも減少傾向となっていますが、未だに感染者確認がある事は事実です。そのような状況の中ではありますが、3月13日以降はマスクの着用は個人の判断に委ねられる事になりました。“個人の判断に委ねる事”について賛否両論ですが、少しずつコロナ禍以前の生活スタイルに戻っていきます。しかし今はまだ基本的な感染防止対策を確実に行なう事が必要です。更に感染した場合や可能性がある場合は適切な行動や対応を行なう事も重要です。
そして毎回記載していますが、約3年以上に渡り「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。
長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。
令和5年3月
第86回投稿 事務美貌録 3月号
先月2月は、秋田県内各地で冬まつりや小正月行事が開催されました。新型コロナウイルスの影響を受け、3年ぶりに開催される行事も多く、各地で盛り上がりを見せていたそうです。私も今回初めて、男鹿の真山神社で行われた【なまはげ柴灯(せど)まつり】に行って来ました。日中は比較的穏やかな天気でしたが、やはり夜ともなれば厳しい寒さに包まれます。雪がちらほら舞うなか、厳かにまつりは始まりました。前半は、「鎮釜祭・湯の舞」、「なまはげ入魂」といった儀式が行われ、中盤では「なまはげ行事再現」、「なまはげ踊り」、「なまはげ太鼓」で観光客を楽しませてくれました。「なまはげ踊り」では、藁を羽織った赤鬼と青鬼が柴灯火の前で踊りを披露してくれました。素足のかんじきがとても印象的でした。用事があって、祭りのクライマックスである「なまはげ下山」を見ることが出来なかったので、今度行く機会があったら最後まで観覧してみたいと思います。
その真山神社とほど近い地域に、あじさい寺と呼ばれる雲昌寺(うんしょうじ)があります。副住職さんが丹精を込め育て、少しずつ増やしたあじさいが、6月~7月頃見頃を迎えます。昨年行ってきたのですが、境内を見事に埋め尽くすあじさいに圧倒されました。「日本の絶景2017ベスト絶景」にも選ばれたそうです。まだまだ見頃には早いですが、行ってみたいスポットに加えてみてはいかがでしょうか。以上(I)がお届けしました。
エコムジャーナル No.32
北上担当のKです。この度もよろしくお願いいたします。
2か月半ほどに以前になりますが、私が現在所属しております花巻市のビッグバンド、花巻リズムヤンガーの75周年記念コンサートに参加しました。当時はコロナウィルスの流行が盛んな時期でしたが、発売当初からチケットが慢性的に不足するという状況でして、大変盛況のうちに終えることができました。コロナ禍の影響で1年延期しての開催になりますので、正確には創立76周年です。これは現在確認されている中では、日本最長の歴史を持つ社会人アマチュアビッグバンドとなります。
太平洋戦争終結後、進駐軍により花巻城跡に地区の駐屯本部が置かれ、花巻温泉の旅館ホテルが同時に接収されます。今では想像するのが困難なのですが、当時の花巻温泉は温泉施設だけでなく、ゴルフ場や動物園、遊園地などの施設が隣接していた総合レジャー施設だったそうです。当時を知る方の話では花巻温泉を「温泉」とは呼ばずに、「遊園地」と呼ばれ親しまれていたのだそうです。旅館ホテルを接収した進駐軍の中から、次第にではありますが花巻温泉内にある小学校の講堂でバンド演奏をする者が現れ、やがてアメリカ兵の娯楽を目的として定期的なライブ活動を行うようになったそうです。
日本国内は戦後まもなく、第一次ジャズ黄金期としてこの時期を表現する識者もいるほど、進駐軍が持ち込んだジャズの一大ブームが発生していました。その流れもあってか身内の娯楽として行われていた米兵のライブ活動は、ほどなく日本人にも開放されることとなり、当時は市内の足となっていた花巻電鉄の鉄道線沿線各所で演奏活動は拡大していきました。本場のアメリカンジャズに接した若者の反応は早く、日本人によって結成されたジャズバンドが次第に活動を始めることとなり、花巻リズムヤンガーもアメリカ兵のライブに触発されて生まれたバンドの一つだったそうです。
今回の75周年記念コンサートのパンフレットに、過去の歴代所蔵メンバー名鑑というコーナーがありまして、76年前の創立メンバーから現在に至る動静を伺うことができます。このページを眺めていると、見知らぬ同好の方々の息吹を身近に感じられるようで、なぜか妙にエモーショナルな気持ちになります。こうして受け継がれる歴史を可視化することで、ある種の責任感といいますか使命感の様なものまで自分の中に湧き上がってくるのです。
ページの末尾に、岩手から遠く離れた土地からやってきた私の名前がクレジットされているのを見ると、本当に不思議に気持ちになります。人はそれぞれ無自覚な中で歴史の一員なのだと思います。
今回の1枚
山下洋輔 「クレイ」
若き日の山下洋輔さんのエネルギーそのものともいえる名盤。日本フリージャズの最高傑作との呼び声が高いです。先程戦後間もなくのジャズブームを第一次ジャズ黄金期と表しましたが、その流れをくむ形で1960年代半ばから1970年代にかけての、渡辺貞夫さんや日野皓正さん、そしてこの山下洋輔さんなどをはじめとする伝説級のプレーヤを多数輩出したこの時代を、第二次ジャズ黄金期と表します。最近東京の知己より、東京のライブシーンにおいて20代の才能が次々と発掘されているともしかしたら近い将来、第3次黄金時代がやってくるかもと期待しているのです。
北上担当のKでした。今回もありがとうございました。
社長だより vol.95
今年の冬は降雪はありますが積雪が少ないですね。しかし寒いと思う日が多いと感じています。そして運転中にも凍結路面で滑ってしまい「あっ!」と息を飲む瞬間が多々あります。皆さんも車間距離を十分に保ち安全運転には注意して日々お過ごし下さい。
今回はビジネス誌で取り上げられていた書籍について、ご紹介したいと思います。“稼ぎにくくて減りやすい「お金の正体」とは”との題名で井原西鶴(さいかく)著「日本永代蔵(にほんえいだいぐら)~現代語訳付き」という江戸前期に出版された書籍の紹介です。お金の成功談と失敗談の両方を様々なエピソードで描き出している日本初のビジネス小説と呼ぶべき作品との事でした。「お金を儲けたい」「お金で失敗したくない」などという普遍的な欲求は(勿論私もですが、、、)人間誰しもが多かれ少なかれ抱いていると思います。江戸時代の人々もその思いは同じだったらしく、本書籍は今で言う“ベストセラー”となったそうです。紹介されていたエピソードを以下に記します。
【成功談~味噌の販売で大成功した商人】
それまで味噌は、どの店でも子桶や俵に入れて売られていました。しかし重くて運ぶのが大変だし、子桶や俵を作るのに多額の費用がかかります。そこでこの商人は、味噌を少量ずつ蓮の葉に包んで売ろうと思いつきます。しかもその蓮の葉は、世間の人達がお盆のお供え物を川に流した時に拾い集めてくるので、ただで手に入ります。コストがかからないうえ、お客にとっては手頃で買いやすいので、たちまち大繁盛しました。
商人が小売りのアイデアを思い付いた事を、著者の井原西鶴は次のように表現しています。
『この親仁(おやじ)、工夫仕出して』
現代語に訳すと「この親仁(おやじ)が新しく工夫して」という意味になります。つまりは成功の理由は「工夫」にあったわけです。お金を儲けるには才覚が必要ですが、それはつまり「より良い方法を工夫出来る事」を意味するのです。
【失敗談~味噌の販売で大成功した商人一家、その後】
商人自身はビジネスの成功に浮かれる事なく堅実な生活を続けたものの、その息子が鉱山に投資して失敗し、親父が40年かけて稼ぎ出したお金を、わずか6年で使い果たしてしまったのです。残念ながら、息子には工夫出来るだけの才覚がなかったのでしょう。
『金銀はまふけがたくて減りやすい』
お金というのは、儲けにくくて減りやすいものだ。井原西鶴もこう綴っているように、お金とは本来、そう簡単には儲からないという事です。
エピソードを読んで皆さんは何を思い、何を考えましたか。私は“考える事”の大切さと“堅実さ”の重要性を再認識しました。そして当たり前の事ですが“お金は簡単には儲からない”との思いを強く持つと共に“投資の怖さ”を痛感しました。更にはアイデアとは、特別なところではなく普段の日常生活の中に潜んでいる事、ただ淡々と業務をこなすのではなく(工夫が可能か)考えながら取り組む事が重要だとも感じました。私の業務や生活の中にも潜在的なニーズや工夫可能なアイデアが潜んでいるはずです。お金を儲けるまでいかなくとも、せめて生活を豊かに楽しくする為にも、ボーッとせずに色々考えながら行動していきます。(皆さんも如何ですか?)
因みに書籍紹介の記事を読んで直ぐにスマホでポチっと購入しました。江戸時代前期という約400年前のベストセラーをネットで購入、、、何だか不思議な感覚です。
最後になりますが、今年も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。秋田県内の感染者確認は減少傾向に転じ14日連続で前週同曜日を下回り、病床使用率も20%台まで減少しました。全国的にも減少傾向となっていますが、未だ秋田県内でも連日3桁の感染者確認がある事は事実です。そのような状況の中でコロナ禍以前の生活スタイルには戻る事はないまでも、経済活動との両立“Withコロナ”の生活を行なっています。又、政府は今年5月8日には新型コロナウイルス感染症の分類を現在の“2類相当”から“5類”に引き下げる方針を掲げました。色々と準備や乗り越えなくてはいけない壁も多々ありますが、もう少しで真の“Withコロナ生活”となります。
しかし今はまだ基本的な感染防止対策を確実に行なう事が必要です。更に感染した場合や可能性がある場合は適切な行動や対応を行なう事も重要です。
そして毎回記載していますが、約3年もの期間に渡り「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。
長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。
令和5年2月
第85回投稿 事務美貌録 2月号
♂のSです。今年は雪のない年始を迎えて昨年の大雪と比べるととても過ごしやすい冬です。大雪にならないまま冬が過ぎる事を願っています。
会社の近くに二喜食堂というお店がありました。私の上司が常連として長年通っているお店であり、私も何度も連れていっていただきました。残念ながら昨年末にお店をたたまれてしまい、もう食べられず寂しいものがありますが、私にとっても思い出の味としてずっと残っていくものです。
メニュー全てとまではいきませんが、本当に数多くのものを食べさせてもらいました。好きだったものは、肉鍋、チャーハン、レバニラ、餃子、麻婆豆腐、かつ丼、醤油ラーメン、と絞れません。強いてあげるとすると肉鍋、麻婆豆腐が特に印象に残っています。肉鍋は醤油ベースが多いと思いますが、二喜は味噌ベースでした。個人的に肉鍋を家庭で食べる習慣がなく、二喜で肉鍋のおいしさを知ったので味噌が私のスタンダードになりました。麻婆豆腐はレギュラーメニューではなく日替わり定食にあるメニューでした。最後に食べたのは結構前だったので、もう食べられないのがとても残念で心残りです・・・・。
最後には新聞やテレビの取材もあり、惜しまれながらも、労いと感謝が多く寄せられている様子が上司のお話しからひしひしと伝わってきました。自分事のように喜んでいるのを見ると寂しさもある中で、本当に愛されていたお店なのだなと感じます。そして数多くの人が集まり続けたのは二喜オーナーご夫妻のお人柄があってのことと思います。47年間という大変長い期間本当にお疲れ様でした。
エコムジャーナル No.31
【温泉】
さきがけ新報に「新・地図のない旅」という五木寛之氏のコラムが掲載されている。ある時、氏は一日に5回風呂に入るとあった。大分ご高齢のはず。それも毎回かはわからないが入浴中に本を読んでいるとのこと。私も風呂好きだが、脱いだり着たりが面倒だから就寝前の1回でいい。
しかし、泊りがけで温泉に行けば、こちらのもの。早く布団を敷いてもらい、夕食前に2回、就寝までに2回、翌朝一番風呂と5回入浴となる。浴衣の下はもちろん最低限の下着、湯上りは布団に潜り込む。今時分はうとうとしながら窓越しで墨絵を見ている。
文豪が伊豆や熱海などに投宿・長逗留したという旅館がテレビに紹介される。自分にもそんな馴染みの旅館があればとひそかな憧れがある。家内と一緒に年に1・2回しか投宿しないが、“秋田の近藤”だけで“どうぞ”、と言ってもらえる温泉宿がある。ひっそりした山間(やまあい)、家族3人できりもみしている。最近長男が後を継ぎそうな気配があるものの、料理・帳場は親任せ、おかみさんは、どうしたものかと私にため息をつく。
跡継ぎは別にして、宿の料理はいわゆる田舎料理だが人柄をあらわす丁寧な仕事だ。味は濃いめ、定番は牛のたたき、もちろん家内へ回される。山なのに魚料理がうまい。前もって何々を焼いてくれとか、煮つけにしてほしいというとはずれがない。塩加減といい、煮つけの照りといい、絶品だ。ひれまでしゃぶりつくす。言葉も出ない。一流料亭ほどの派手さはないが来てよかったと舌鼓をする。
社長だより vol.94
謹んで新春のお慶びを申し上げます。本年も良い年になりますように心からお祈り致します。
令和5年(2023年)も何卒宜しくお願い致します。今年は「卯(うさぎ)年」になります。漢字の「卯」は、門を無理に押しあけて中に入りこむ様子を表した字で、草木が伸び出て地面を覆うようになった状態を表すとも解釈されています。中国伝来の十二支は、もともと植物が循環する様子を表しているので、十二支の4番目に茎や葉が大きくなる様子を表す「卯」がくるとの事です。(子年に新しい命が種の中で芽生えはじめ、丑年には種の中で育つがまだ伸びる事ができず、寅年は春が来て根や茎が生じて成長する時期と言われています。)
そして卯(うさぎ)は穏やかで温厚な性質であることから、「家内安全」。又、その跳躍する姿から「飛躍」、「向上」を象徴するものとして親しまれてきました。先にも記載しましたが「植物の成長」という意味もあり、新しいことに挑戦するのに最適な年と言われています。
関連した事柄になりますが、株式相場には【辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる。】という格言があるそうです。兎には跳ねる特徴があるため、景気が上向きに跳ねる、回復すると言われており、株式市場にとっては縁起の良い年として知られているようです。←←←是非ともそのようになって欲しいものです。
又、本来の干支とは「十二支(じゅうにし)」」と「十干(じっかん)」を組み合わせるものだそうです。十二支とは時間を表し、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12種の動物を当てはめています。この十二支に、空間を表す十干「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10の要素を加えたのが、60種からなる「干支」です。双方を組み合わせた干支を六十干支(ろくじっかんし)ともいい、60年で一巡します。
2023年の卯年は「癸卯(みずのとう)」だそうです。「癸(みずのと)」は順序で言えば最後にあたり、一つの物事が収まり次の物事への移行をしていく段階。又、「卯(う)」のうさぎは「茂」という時期であり、繁殖する、増えるという段階にあたると言われています。その両方を備えた「癸卯」は、去年までで様々なことの区切りがつき、次へと向かっていく、そこに成長や増殖といった明るい世界が広がっていくと解釈することが出来ます。
色々調べてみると2023年、良い年になりそうですね。私も新しい事にチャレンジして“卯(うさぎ)”のように跳ね(飛躍)上がり(向上)、自分自身の力で良い年にしようと思います。
又、“癸卯(みずのとう)”の意味のごとく、約3年間も生活に影響を与え続ける“新型コロナウイルス感染”に区切りがついて、次の新しい明るい状態へ移行する事を切に願っています。
最後になりますが、今年最初も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。感染者の確認は高止まり状態となっており、秋田県内でも連日三桁の感染者の確認があります。更には季節性インフルエンザとの同時流行に警戒感が示され、既に東京や東北の青森県や岩手県では感染率が高まっている状況です。しかし私達は、コロナ禍以前の生活スタイルには戻る事はないまでも、経済活動との両立“Withコロナ”の生活を行なっています。だからこそ基本的な感染防止対策を確実に行なう事が未だ必要です。更に感染した場合や可能性がある場合は適切な行動や対応を行なう事も重要です。
そして毎回記載していますが、年末年始の休暇も返上して「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。
長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。
令和5年1月
第84回投稿 事務美貌録 1月号
明けましておめでとうございます。
2023は卯年です。(年女です。)
卯(うさぎ)は穏やかで温厚な性質であることから、「家内安全」を意味し、その跳び姿から「飛躍」、「向上」を象徴すると親しまれてきました。他にも草木が地面を蔽うようになった状態を表しており、新しいことに挑戦するのに最適な年と言われているそうです。
また、長い間、コツコツ頑張ってきた人や、ひとつの技術を追求してきた人に光があたり、きちんと評価される時代になると予想している方もいました。新時代に向けて革命を起こすような新しい人たちが現れる年になるようです。
話は変わりますが、先日テレビで「冬バテ」という言葉を聞き、調べてみました。
冬バテとは、冬に起こる体調不良のことで、頭痛・倦怠感・肩こり・不眠・意欲低下・食欲不振など夏バテに似た症状があるようです。
一番の原因は、寒暖差による自律神経の乱れと言われているようです。
冬は夏に比べて昼夜の寒暖差が大きく、急激な気温の変化で自律神経が乱れ、体調が崩れやすくなるようです。また、正月特有の気ぜわしさで神経が張りつめた状態が続き、年末年始の長期休みで乱れた生活リズムを取り戻すことができない。といったことも免疫力低下につながり冬バテを引き起こす原因になるようです。
【冬バテに効果的な予防法】
①体を温めて冷やさないようにする
②適度な運動で筋肉をほぐす
③バランスの整った食事をとる
④規則正しい生活リズム(睡眠時間を十分に確保する)
⑤ストレスを溜めない
【体を長く温めるホットドリンク】
1位:ココア
2位:紅茶
3位:しょうが湯
4位:甘酒
5位:緑茶
6位:コーヒー
※緑茶とコーヒーに入っているカフェインは体温を下げる効果があるようです。
寒さが厳しくなるこの時期は、少しでも長く温まれるように飲み物も選びましょう。
新しい事にも挑戦したいと思いますが、まずは健康第一で今年も頑張りたいと思います。
今年もいい年になりますように。
エコムジャーナル No.30
健やかに初春をお迎えのことと存じます。皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。
自身の健康づくりのために始めた山登り。富士登山(エコムジャーナルNo.1ご参照)後は北アルプスの名峰を目標にしましたが、翌年から県外移動の自粛を受けて北東北の山々を巡りました。移動が緩和された昨年、3年越しで北アルプス行きの計画です。2ヵ月前から某山荘の宿泊予約を取り、登山口までの交通手段を調べ、準備も行程も万全でした。しかし、天気予報には一向に晴れのマークがつきません。
出発を翌日に控えても登山指数が回復することはなく、当日は目的地を決めずに出発。国道7号を南下しながら候補地をあげ、天気を確認しながら絞り込みます。秋田を発って7時間、北アルプス付近にかかる雨雲を通り抜け、いよいよ新しい目的地に到着です。
木曽駒ケ岳―――山体のほとんどが花崗岩でできている標高2956mの木曽山脈(中央アルプス)最高峰。しらび平駅から乗車する駒ヶ岳ロープウェイは日本一の高低差(950m)を誇り、終点の千畳敷駅は日本最高所の駅として知られます。
千畳敷駅に降りてものの数分、早くも見どころを迎えます。標高2612mに広がるカールは、2万年前に氷河期の氷で削り取られたお椀型の地形です。畳を千枚敷いた広さがあることから、千畳敷カールと呼ばれています。眼前に広がる荒々しい岩肌に、日本アルプスの迫力を感じました。
山頂に向かって進みカール上部に到達すると、巨大な岩々を近くで見ることができます。天を衝くように立つ岩々の存在感もまた、アルプスらしさを感じます。岩の向こうには南アルプスの稜線を眺望でき、稜線の上には3年前に登った富士山が顔をのぞかせます。
初アルプスは思いもよらず日本アルプスの中腹での登山となりました。天候に恵まれることを願いながら、本年も計画から楽しみたいと思います。
秋田担当A(8回目の投稿)
社長だより vol.93
早いもので2022年も残り1ヵ月となりました。今年も2020年から続く“コロナ禍”で、様々な制限や我慢、困難や努力を強いられた1年となりました。現在も新型コロナウイルス感染は終息していませんが、コロナとの共生“Withコロナ”での新たな活動が行われています。一昨年と昨年の12月にも記載しましたが“明けない夜はない”“朝の来ない夜はない”との思いを胸に日々を過ごしていきたいと思います。そして1日も早く、以前のような平穏な日々を過ごせる事を心より祈念致します。
先日ある講演会で心理学を専攻している准教授の話をお聞きしました。「コロナやストレスに負けない!」との演題で90分間の講演でしたが、引き込まれてあっという間に終わりました。健康で過ごす為には「ポジティブシンキングで幸福感を得る事」が重要であるとの内容で非常に考えさせられました。今回は講演内容と更には最近読んだ雑誌に掲載されていた関連記事?を紹介したいと思います。
(講演内容については、私のメモと記憶で記載していますので、多少違いがあるかもしれませんがお許し下さい。)
講演では「幸福感を得る事が健康に繋がる」を実践する為には“人に感謝する”“人を援助する”“人に安心感を与える”事が重要だと話をされていました。更に“安心感を与える”方法として「どのような状況でも“大丈夫だよ”の気持ち」「相手を受け入れる」「自分と相手の居場所を確保する」「見守り、理解する」事が必要だとも話をされていました。又、関連してポジティブシンキングの手法の1つとして「リフレーミング」をご紹介頂きました。リフレーミングとは「物事を見る枠組み(フレーム)を変えて、違う視点で捉え、ポジティブに解釈する事」で、簡単に言えば「言い方や表現を変換する手法」です。一例を挙げれば「あなたは短気ですね」というネガティブな表現を「あなたは自分の感情に素直ですね」とポジティブに変換する事です。ポジティブな表現や言葉を発する事で自然と幸せな気持ちになるとの事でした。
自身が幸福感を得て健康になる為には、人(他人)に対しての行動が重要である事に多少驚きましたが、人間は一人では生きていけないとの思いを再確認させて頂きました。又、私自身が以前から気を付けている“ポジティブシンキング”についても、考えるだけでなく“リフレーミング”を用いて、発する言葉(表現)にも注意していこうと改めて思いました。
(関連した?雑誌の記事について…)
先日ある雑誌を読んでいると「沖縄県民が幸せな理由」とのコラムに目が留まりました。都道府県“幸福度”ランキングで沖縄県が2年連続1位となった理由が「適当である県民性」だとの記載でした。私は「えっ?ディスってる?」と感じて詳細を読んでみました。すると『沖縄県民には「ウチナータイム」が存在すると言われていて、時間の感覚が非常にゆったりとしています。時間厳守が当たり前の人にとっては「いい加減」ともいえる県民性が、実は沖縄県を日本一幸せにしている要因です。』『時間にルーズな人の方が、几帳面な人より幸福という事が研究で分かっています。』『世界的に見ても「時間を守る」という事の優先順位が低い国は少なくありません。』『最終的には、幸福になりたければ時間を厳守せずにルーズになりなさいと言うつもりはありません。幸せになる為に必要なものは、ずばり“寛容さ”です。』との記載がありました。そして結びに『沖縄県民がよく口にする「ナンクルナイサー」という言葉は、正しくは「マクトゥソーケーナンクルナイサー」。誠実にやるべき事をきちんとしていれば、何とかなるよ、という意味です。つまり「どれだけ適当でも、時間に遅れても、何とかなるよ」ではなく、やるべき事をやっている事が大前提なのです』と記載がありました。
私は比較的、時間にはうるさい方です。(たまに飲み過ぎて寝坊する事もありますが、、、)時間厳守は小さい頃から叩き込まれてきた一種の礼儀だと思っています。しかし今回この記事では、沖縄県を例にとって「寛容さ = 広い心をもち、他を受け入れる気持ち」「他者に寛容な社会」が幸せに繋がる事を教えて頂きました。
今回ご紹介した2つには共通点が沢山あります。健康で過ごす為に、幸せに過ごす為に皆さんも是非“ポジティブ”に、そして“やるべき事をしっかりやる事”を前提にして“他者を受け入れる寛容な心を持って”頂ければ幸いです。
最後になりますが、今月も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。感染者の確認は増加傾向に転じており、第8波に突入?との報道もあります。秋田県内でも連日四桁の感染確認があります。更には季節性インフルエンザとの同時流行の可能性が高い事も予想されています。そのような状況の中ですが、コロナ禍以前の生活スタイルには戻る事はないまでも、経済活動との両立“Withコロナ”の生活を行なっています。だからこそ私達は基本的な感染防止対策を確実に行なう事が未だ必要です。そして感染した場合や可能性がある場合は適切な行動や対応を行なう事も重要です。
更に毎回記載していますが、拡大と減少を繰り返し続けている「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を昼夜問わず日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。
長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。
令和4年12月
エコムジャーナル No.29
【今年の総括】
といえば堅苦しく、何事かと身構えるが、そうではない。我が家の野菜達の活動結果である。
春先の好天、そして長雨と、世界的な異常気象はわが野菜達にも影響があった。と言っても、適切な対策も特にせず、土日2時間程度のお世話で、その大半は草取り。管理などとは程遠い。毎年のように課題を多く抱えた総括となった。
今年初めて被害にあった長ネギは病気で一畝に10数本しか残らなかった。土の中で溶けてしまった。しかし、残ったねぎはおかげで下仁田のような太いネギになった。玉ねぎはもっとひどかった。大小不出来はいつものことながら、収穫量は凡そ五分の一。しかも干してからの腐りがひどく、結局数個しか食卓には上らなかった。ニンニクも大きくなれなかったなあ。
人為的な被害は大根だ。いつものように耕したつもりであったが、先端が割れているものが続出。楽しみなビール漬けには相当に難儀したようだ。来年はもっと深く耕そう。そして聖護院カブ。例年とはうって変わり、大小混在もいいところ。がっかりだった。
一方、心配したジャガイモは豊作で、よく言うホクホクの上出来上。味噌汁でも型くづれすることもなく私好みの固さだ。サトイモは葉がかつてないほど大きくなり、イモがつくか心配であったが、取り越し苦労。味噌汁ではとろみが澄まし汁のようになり、初冬ならではの逸品だ。そして、我が家の3大芋の一角、サツマイモ。味はまあまあだが、収穫量が少ない。どうも植え方に問題があるようだ。来年は畝を高くして1本づつ並べて植えてみよう。今年はハツカネズミの巣・被害がなかった。途中で畝間に管理機をかけたせいかもしれない。さぞかし驚いただろう。
次に葉物。初夏のキャベツ・白菜は例年通り。白菜の漬物はよく食べた。毎日小丼をたいらげた。農薬の心配がないから安心だ。ほうれん草は石灰を多くまいた成果があり、例年よりは収穫があった。チンゲン菜は地質にあまりこだわらないようだが、固かった。水やりだけのせいではないようだ。
枝マメは、浴衣娘と秘伝、まずまず。黒豆は半年になってもまだ黒くならない。どうしてだ。小豆は枯れ始めたものから次々に収穫するが、天候に左右される。お正月お汁粉に出てくるだろう。
きゅうり・トマト・なす・かぼちゃの定番は毎日食べた。飽きずに食べた。今もお世話になっている。
今年も皆さん、ありがとう。そうそう、みょうがもよくいただいた。来年もよろしくお願いします。
朝よひに 物くふごとに 豊受の 神のめぐみを 思へ世の人 本居宣長
物見れば 見る物事に 喰はむと思ふ むべわが幸も 食ふに 釈迢空 (しゃく ちょうくう)
第83回投稿 事務美貌録 12月号
今年2回目の登場!「J」が好きな「N」です。
時が経つのが早いもので今年も残すところ1ヶ月となりました。この1年を振り返ってみるとこのご時世の中ですが春にはお花見、夏には3年ぶりの竿燈まつり、花火大会など様々な行事があり充実した日々を過ごせたなと思います。残り1ヶ月も悔いのないように当たり前を当たり前と思わず一日一日を大切に過ごしていけたらなと思います。
話は変わりますが、先月、数年ぶりに宮城県に高校時代の友達とプチ旅行に行ってきました!そして数年ぶりに本場の牛たんを食べました。やはり市販の牛たんとは全く違い、弾力はあるがすぐに噛み切れてしまうほど柔らかく、また、麦ごはんと一緒に食べるのがすごく最高でした。しかし、このご時世ありとあらゆる物が値上がりし、牛たんも通常よりも500円程値上がっており高級食材だなと感じました。また、機会があれば次はおすすめしていただいた牛たん屋さんに行ってみようと思います。
他にも仙台名物であるずんだ餅やひょうたん揚げも食べました。人生で数回宮城県に行ったことがあるのですが、ひょうたん揚げを今まで食べたことがなく、「J」に所属の「N」グループの「M」さんが、とあるコンサートのMCで「ひょうたん揚げがおいしい」とお話をしており、せっかくなら食べてみようと思い人生で初めてひょうたん揚げというものを食べました。外はサクサクしており、中に笹かまぼこが入っていて、すごく美味しかったです。(ひょうたん揚げの写真撮るのを忘れてしまいました。笑)
数年ぶりの宮城県ではたくさん美味しいものを食べとても充実した2日間を過ごせました!もう少しコロナが落ち着いたら関東や関西方面にも旅行にいきたいなと思いました。
最後に、10月からスタートしたKing&Prince平野紫耀主演TBS系ドラマ「クロサギ」はご存じでしょうか。平野紫耀演じる黒崎高志郎は過去に詐欺師に家族を殺され、その復讐の為詐欺師を騙す詐欺師「クロサギ」となる。このドラマは現代の詐欺なども描かれており、個人からお金を騙しとる、会社自体を騙す、そんな様々な詐欺が描かれているドラマです。とても考えさせられる内容となっており詐欺も他人事ではないと思うようなドラマです。
明日12月2日は第7話の放送です。7話からでも楽しめるドラマなので是非ご興味がございましたらご覧ください。
以上「J」が好きな「N」でした。
社長だより vol.92
すっかり寒くなり暖房機器を使わなくては過ごせなくなりました。すぐそこまで“冬”が近づいています。残り少ない“秋”を満喫しながら、雪降る“冬”に備えて過ごしていきましょう。
前回、前々回は「社長だより」で“経営の神様”と称される「松下幸之助さん」の著作「道をひらく」について記載しました。そして「松下幸之助さん」の言葉の凄さと魅力を改めて感じる事が出来た事も記載しました。
今回は最近読んだ雑誌で連載されていた、同じく“経営の神様”と称される「稲盛和夫さん」の記事についてご紹介したいと思います。
【努力と能力ではどちらが重要か】
人生や仕事で結果を出すには「能力」が必要ですが、素晴らしい事をなしうるのは、バカみたいな「熱意」や「努力」があってこそです。さらには、皆がバカにするような熱意や努力こそ素晴らしいのだという「考え方」が大変重要だと思います。私は、この「能力」「熱意(努力)」「考え方」という3つの要素で、人生や仕事の結果を決める方程式がつくられるのではないかと考えました。それが次に挙げる方程式です。人生や仕事の結果は、これら3つの要素の積で決まると思います。
『 人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力 』
この方程式に従えば、落第しない程度の60点の能力しかなくても、80点の熱意で努力すれば4800点という結果が得られることがわかります。さらなる90点の熱意で努力すれば5400点の大きな結果が得られます。しかし、優秀な大学を出た頭の良い人で90点の能力をもっていても、頭の良さにかこつけて30点の努力しかしなかったら、2700点の結果しか得られません。
そして、そこに「考え方」が加わります。考え方はマイナス100点からプラス100点まであり、その掛け算となるので、斜に構えて世の中をネガティブにとらえている、あるいは利己的に生きようとしているなら、結果はすべてマイナスになってしまいます。
私は、この方程式に従って、人生や仕事の結果がプラスになるように、さらには少しでも大きな結果を出せるようにしてきました。少しくらい能力がなくても、熱意ある努力を怠ることなくポジティブな考え方で取り組めば、素晴らしい結果がもたらされるのです。
勿論、皆さんも「稲盛和夫さん」の事はご存じだと思います。昭和34年に京都セラミック(現・京セラ)を設立、昭和59年には第二電電(現・KDDI)を設立するなど、起業家(企業家)として「アメーバ経営」という独自の経営手法で素晴らしい功績を残し、多くの経営者に影響を与える人物です。又、平成22年には赤字続きだった日本航空の会長に無報酬で就任し、3年足らずで再上場させた事は知らない人がいないと思います。今年2022年8月に90歳でお亡くなりになりましたが、多くの経営者やビジネスマンの心を掴んでおり、松下幸之助さんと共に“経営の神様”と称されています。
今回の「稲盛和夫さん」の『努力と能力ではどちらが重要か』を読んで、皆さんは何を感じて何を考えましたか?私は経営の神様と称される「稲盛和夫さん」でも“熱意”や“努力”が重要であるとの思いを読み、「素晴らしい成功者でも能力ではなく、地道で当たり前のように感じる努力を重要視するか」と少し驚きました。そして「私自身の努力は熱意ある努力と呼べるのか?」「本当に努力しているのか?」と考えさせられました。又、“考え方 = ポジティブシンキング”との考え方が大切だという事については、私が常に思っている事なので「経営の神様と同じだ!」と嬉しくなりました。
今後は今まで以上に『“熱意ある努力”を惜しまず“ポジティブシンキング”で物事に取り組む事が“素晴らしい結果”に繋がる』『考え方がネガティブであれば結果がマイナス、ポジティブであればプラス』との考え方を胸に刻み、“能力”が乏しい私は様々な事柄に日々地道に取り組んでいきます。
最後になりますが、今月も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。感染者の確認は減少傾向に転じましたが、未だ終息には至りません。秋田県内でも連日三桁の感染確認があります。そのような状況ではありますが、政府では「全国旅行支援」を12月下旬まで実施するなど経済活動との両立“Withコロナ”の生活へと変化しています。コロナ禍以前の生活スタイルに戻っていく事を切に願いますが、今はまだ私達が出来る基本的な感染防止対策を確実に行なう事が必要です。そして感染した場合や可能性がある場合は適切な行動や対応を行なう事も重要です。
更に毎回記載していますが、拡大と減少を繰り返し続けている「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を昼夜問わず日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。
長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。
令和4年11月
エコムジャーナル No.28
3年ぶりに各地でイベントが開催され活気が戻りつつありますね。青森市でも、いつもと違うやり方ですが、ねぶた祭が行われました。
ねぶたの運行方式は2種類あります。
一つは、もともとの運行方式で、出発地点から順番にねぶたが出陣する「吹き流し方式」。出発地点から離れた場所では、しばらく待たないとねぶたは来ませんが、遠くからの小さなお囃子がだんだん大きくなるにつれて、感情も高ぶるのがたまらないと言う人もおります。津軽弁の「じゃわめぐ」ということでしょうか。
もう一つは「一斉スタート方式」。予めコースにねぶたを配置して運行を始めるので、先頭、最後尾が無く、どこにいてもねぶたをすぐに見ることができます。
「吹き流し方式」時代、最後尾に「カラス跳人」と呼ばれる黒ずくめの跳人が付いて回り、暴れたり喧嘩をしたり社会問題となっていたので、この人達を排除するために考えられた方式です。
前回までの10年間は「一斉スタート方式」でしたが、今年は跳人の参加者を予約制にし、人数を制限して「吹き流し方式」に戻しました。また、歩道上の桟敷席を無くし歩行者の密を防いだり、歩道上での露店販売も無くしたりと少し活気に欠けましたが、無事に終わり良かったです。祭期間中は雨もほとんど降らず奇跡としか言いようがありません。
うれしいことに協賛しているねぶたが「ねぶた大賞」、製作者の竹浪比呂央先生が「最優秀製作者賞」を受賞いたしました。また、竹浪先生はJRねぶたも製作し、こちらは「県知事賞」を受賞しております。
伝統のある祭でも、ねぶた師の先生はじめ実行委員会や各団体の皆様は、伝統を守りながら毎回新しい取組にチャレンジしております。
その一例として、ねぶたの光源ですが蝋燭から電球、そしてLEDと変わってきており、青白い鮮やかな光を放っています。また、見えない部分では発電機を低騒音、低公害型にしたり、発電機から充電式バッテリーにしたりと、排ガス、CO2、騒音等、環境に配慮した取り組みをしております。
大型ねぶたの電気は沢山使うため発電機でなくては賄えませんが、前ねぶたという小さなねぶたの電源は、発電機から充電式バッテリーに代わって来ております。更に充電式バッテリーも小型、高性能、利便性の良い物を試したりしております。
前ねぶたには大きな充電式バッテリー(後ろの紫色)が2台使われておりましたが、途中で電気が無くなってしまうことがあったそうです。今年は試しに1台を高性能な充電式バッテリー(手前の黒色)を使ったところ、小さいにもかかわらず電気が無くなることはなかったそうです。そのうえ、同程度の他社製品は満充電時間が8時間のところ、これは95分と非常に短いので使い勝手が良かったそうです。(製品名:ボルタンク)
ねぶた製作中もコンセントの無い場所に、この充電式バッテリーと扇風機を置いて暑さをしのいだそうです。ねぶた小屋はとても狭いので、電源ケーブルがあると足を引っかけて危ないので安全面にも優れていたとのことです。
災害時の非常用電源として採用が多い充電式バッテリーですが、家庭用電源や発電機の代わりに普段使いできることをねぶた祭で知ることができました。
コロナ感染や自然災害などで困ったことや不便なことが出てきますが、やり方を工夫することで何とか克服できるかもしれないですね。
青森 H
第82回投稿 事務美貌録 11月号
手相占いに興味はありますか?
TVで放送している手相占いを見ては自分の手と見比べ、よくわからないな・・・で終わっていましたが、半年ほど前に「手相の教科書」という本を書店で見つけ、思わず購入したのをきっかけに少しずつ勉強を始めました。ですが手相というのは奥が深く、色んな人の手を見比べないと線がはっきりしているのか、長いのか短いのかがわからず沢山の方の手相を拝見したいなと思っています。まずはこれを機会に会社の方の手を見せていただきました。
まずは【図1】の基本的な4大主要線で見て行きます。
【写真1】は私の手なのですがあまり特別な線もなくごく一般的な手相で、そして運命線がありません・・・。運命線にも様々な線があり、勉強不足なのであまり書きませんが、他の線を補強するような意味を持つ為【写真2】のように手首付近から中指にかけて伸びる運命線がほしい!その場合はペンで書くのも効果的で金色や銀色で書くのがより良いそうです。
ちなみに金運を上げたい人は小指の下に1~2本の線を書くといいそうです。手相は生き方や考え方で1~3ヶ月で変化するものと言われています。
上の写真はどちらとも女性事務員さんの手です。
【写真3】は、知能線が長く伸び、感情線が人差指の付け根まで伸びる良妻賢母の手相。
いつも笑顔の絶えない方なので、まさにそうだなと感じました!
【写真4】は、生命線に大きな島が、これは人助けの手相。そして生命線の起点が高い位置にあるのでエネルギッシュで強い正義感の持ち主。まだまだお若い方なので人の為も大事ですが、自分の好きなことに沢山のエネルギーを使って楽しい日々を送ってほしいです!
上の写真は男性社員さんの手です。
【写真5】は、手の平の右下側の月丘(げっきゅう)から中指の下付近まで少しカーブした運命線が入っています。これは人気線とも言われ、人から指示されるタイプです。小指の下に出る財運線もしっかり伸びており羨ましい手相です。普段からとても優しいお人柄なので、人気線があるのも納得!
【写真6】は、生命線と知能線が並行して下降しています。この線は独自性の高い才能の持ち主。そして人差指の付け根から薬指の方向に向かう線は金星帯と言われ、愛情を大切にする手相。この方がいる部門がいつも和気あいあいとしているのはこの愛情のせいでしょうか!
【写真7】は新入社員さんの手、【写真8】はベテラン社員さんの手です。
両方とも最強の手相の「マスカケ線」の持ち主。この2人の場合は「変形マスカケ線」と言いい、元々強運な運勢に加え、強靭な精神力や豊富な才能が加わりマスカケ線の特性が更に活かされ仕事などで大成する手相。何よりも人の何倍も努力を重ねて、成功を成し遂げるとのこと。私にはマスカケ線はないのですが「人の何倍も努力」は見習わないといけませんね!
最後は当社の社長の手です。
とにかく線が濃くハッキリしています。これは自分の価値観や考え方がしっかりしていて信念のある人の手相です!精神的にもタフとのこと。
私がイメージしている社長の通りです、信念のある人間に私もなりたいです。
今回、この記事を書くにあたってまだまだ浅い知識なので間違っていることも沢山あるとは思いますがご協力いただいた皆さんありがとうございました。
更に知識を深め、また記事に出来るように頑張ります!
エコムジャーナル No.27
【彼岸花】
日ごと空が高くなる秋彼岸の頃、赤く燃えるように咲くのが彼岸花。この花を“はっきりと意識したのは今から15年前”、伊勢からの帰りの特急列車だった。幸運にも最前列で文字通りくぎ付けになった。線路際に延々と群生し目を奪われた。今もこの時期になるとあの車窓のことを思いだす。
彼岸花といえば仏花とも言われ、墓地の卒塔婆の周りにあるようなイメージがあり、知らんぷりしていた。ただ、仏花と言われる割に色といい形といい、実に艶やかな花である。曼珠沙華ともいうがこちらの呼び方がいいのかもしれない。より仏様に由来する語源を感じる。戦後歌謡曲で渡辺はまこがつやっぽく歌っていたと思うがはっきりしない。
この花の根には毒があり、その毒を松くい虫退治用の薬品にしたらどうかと提案をした友人がいた。しかし、相手にされなかったという。県内で羽越本線と7号線が平行して走るところが所々ある。特に由利本荘市、道川付近のJR側、まだ10年生ぐらいだろうか、いたるところに枯れているのを見る。痛々しい。何か松枯れを防ぐ手がないのか、空の高さにお願いしたくなる。
彼岸最終日、おはぎを食べたくなり目覚めてすぐ“行こうか”となり、山形最上川戸沢まで走った。ここのぼたもち屋、どれもが甘さ控えめでおいしい。ことのほか黄な粉は、車の中にふわっと香りがひろがる。来た甲斐がある。帰りに近くの「ぬるぬる温泉」につかり、鳥海山をドライブして所要時間約7時間の心地よい一日だった。
社長だより vol.91
朝晩は寒さを感じます。もうすっかり“秋”ですね。“秋”と言えば「食欲の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」「芸術の秋」など様々イメージする事があると思います。沢山の“秋”を満喫しながら日々を過ごしていきましょう。
先月の「社長だよりvol.90」で「松下幸之助さん」の著作「道をひらく」について記載しましたが、沢山の方々から「自分も読んでいる」「人物は知っていたが、本の存在を初めて知った」「興味深くて自分で本を購入しようと思う」「意味深な文章で他の文章も気になる」などの反響を頂きました。いつもご覧になって頂いている沢山の方々に感謝の気持ちでいっぱいになる事と同時に「松下幸之助さん」の言葉の凄さと魅力を改めて感じる事が出来ました。
また普段から「ゴーストライターが居るのでは?」との反響も頂きますが、間違いなく私自身で記載していますので(笑)
今回も121篇の短文集「道をひらく」の中から、私が考えさせられた別の1篇をご紹介致します。
【転んでも】
「七転び八起き」ということわざがある。何度失敗しても、これに屈せずふるい立つ姿をいったものである。人生は長い。世の中はひろい。だから失敗もする。悲観もする。そんなとき、このことわざはありがたい。
だが、七度転んでも八度目に起きればよい、などと呑気に考えるならば、これはいささか愚である。一度転んで気がつかなければ、七度転んでも同じこと。一度で気のつく人間になりたい。
そのためには「転んでもただ起きぬ」心がまえが大切。このことわざは、意地きたないことの代名詞のように使われているが、先哲諸聖(※1)の中で、転んでそこに悟りをひらいた人は数多くある。
転んでもただ起きなかったのである。意地きたないのではない。真剣だったのである。
失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れたほうがいい。真剣ならば、たとえ失敗しても、ただは起きぬだけの充分な心がまえができてくる。
おたがいに「転んでもただ起きぬ」よう真剣になりたいものである。
[PHP研究所「道をひらく~松下幸之助」より]
◎※1「先哲諸聖(せんてつしょせい)」とは、昔からの様々な哲人(知恵がすぐれ、見識が高く、道理
に通じた人物)や聖人(徳が高く、人格高潔で他の模範となる人物)を意味します。
今回の「転んでも」を読んで、皆さんは何を感じて何を考えましたか?私は「言葉(物事)には視点(切り口)によって、様々な意味や考え方がある事」について考えさせられました。もしかしたら今まで私が正しいと思っていた事、正しいと思っていた解釈が別の見方をすれば全く違う意味になるかもしれません。今一度、多角的視点の大切さを実感しました。また「真剣である事の大切さ」を強く感じたのと同時に心がまえ(準備)の重要性も改めて感じました。
今後は私も今まで以上に何事にも真剣に向き合い、常に自身が正しいなどとの思いは捨てて多角的視点を大切にし、様々な事柄に“準備万全”で取り組んでいきたいと思います。
(関連して、、、)
今回、記載する際に「準備をしっかりする」という意味で準備“万端”が正しいのか準備“万全”が正しいのか疑問に思い、色々と調べてみました。“万端”とは「ある物事に関するあらゆる事柄や手段」を表す言葉で“準備万端”だと「準備に関する全て」を意味し、準備が出来た事にはならないそうです。“準備万端”に“整った”を追加するか、「完全で手落ちがない事という意味」の“万全”を使用するかで、正しい日本語となるそうです。本当に日本語は難しいですね。
最後になりますが、今月も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。オミクロン変異株“BA.5”による過去最大の感染拡大状況“第7波”は、やっとピークアウトしたといえる状況となりました。そして9月26日から新型コロナウイルス感染者の把握方法(全数把握)が見直しされました。少しずつではありますが、コロナ禍以前の生活スタイルに戻っていく事を期待しますが、今はまだ私達が出来る基本的な感染防止対策を確実に行なう事が必要です。そして感染した場合や可能性がある場合は適切な行動や対応を行なう事も重要です。
更に毎回記載していますが、未だ終息に至らない「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を昼夜問わず日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。
長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。
令和4年10月
第81回投稿 事務美貌録 10月号
今年の夏は、「3年ぶりに開催」というお祭り、イベントがたくさんあって、すごく夏を感じることが出来たように思います。通行止めをして開催される行事だと、普段なかなか見ることが出来ないマンホールを撮影する楽しい機会にもなります。
この夏、久しぶりのお祭りで暑い中撮影した1枚をご紹介します。
デザインマンホールではない、見たことのないこのマンホール。新しく開発された「グレート式鉄ふ た」とのこと。
近年増えている局地的大雨。下水道へ流すことが出来る流量以上の雨水が流入した場合、管路施設内の水位や空気圧が急激に上昇します。すると、マンホール蓋の飛散や舗装の浮き上がり、水柱の発生などが生じる場合があります。その危険性を軽減するためには、内圧を外部に効率よく排気する必要があるのですが、その為に開発されたのがこの「グレート式鉄ふた」です。通気性がいいと臭いが気になりますが、「排気防臭中ふた」を内側に設置することで、下水管路内からの防臭、排気とマンホール蓋からの排水を両立させることが出来るそうです。
たのしいデザインのマンホール蓋を探すのが好きな「な」ですが、こういった災害対策にも一役買っているマンホール蓋も素敵だなと思います。
と、書き綴りながらも最後に楽しい岩手県久慈市のデザインマンホール蓋をどうぞ。(写真提供ありがとうございました!)
岩手県久慈市は北三陸の海に面し、北限の海女でも有名です。朝ドラ「あまちゃん」の舞台にもなりました。このデザインマンホールには「サケをはじめとするたくさんのさかなたちのため!伝統の海女文化を守るため!ふるさとの水環境を守ろう!!」というメッセージが込められているそうです。久慈駅のうに弁当が食べたい「な」でした。
社長だより vol.90
だいぶ涼しくなってきました。もう“9月”です。“秋”に向かっていますので、残り少ない夏を噛みしめたいと思います。皆さん、朝晩の寒暖差には十分に気を付けて日々を過ごしていきましょう。
最近読んだ雑誌で「松下幸之助さん」の特集記事が掲載されていて、非常に強く引き込まれました。読み入っているとご自身の著作「道をひらく」は没後30年以上経った今も売れ続けている事を知り、直ぐに書籍店へ向かい購入し、そして一気に読み上げました。
今回は121篇の短文集「道をひらく」の中から私が考えさせられた1篇をご紹介致します。
【縁あって】
お互いに、縁あってこの世に生まれてきた。そして、縁あっていろいろの人とつながりを持っている。「縁あって―」何だか古めかしい言葉のようだけれど、そこにはまた一つの深い味わいがひそんでいるように思える。
人と人とのつながりというものは、とにかく人間の個人的な意思で出来たと思いやすいもので、だからまたこのつながりは、自分ひとりの考えで、いつでも断てるかのように無造作に考えやすい。
だが本当はそうでない。人と人のつながりには、実は人間のいわゆる個人的な意思や希望を超えた、一つの深い縁の力が働いているのである。男女の縁もまた同じ。
そうとすれば、お互いにこの世における人と人とのつながりを、もう少し大事にしてみたい。もう少しありがたく考えたい。不平や不満で心を暗くする前に、縁のあったことを謙虚に喜びあい、その喜びの心で、誠意と熱意をもって、お互いのつながりを更に強めていきたい。
そこから、暗黒をも光明に変えるぐらいの、力強い働きが生まれてくるであろう。
[PHP研究所「道をひらく~松下幸之助」より]
勿論、皆さんも「松下幸之助さん」の事はご存じだと思います。パナソニックホールディングス(旧社名:松下電気器具製作所、松下電器製作所、松下電器産業)を一代で築き上げた経営者で「経営の神様」と称されています。又、経営者として発した様々な言葉は、平成元年に世を去った今なお、多くのビジネスマンの心を掴んでおり「尊敬する経営者第1位」に選出される事も多々ある人物です。
私は「経営の神様」と称される松下幸之助さんであっても「自身の努力や能力と関係の無い」「個人的な意思や希望を超えた」未知の力として“縁の力”という存在を大切にしている事に驚きを感じました。又、縁を大事にする気持ちや感謝と合わせて「縁のあったことを謙虚に喜びあい」「誠意と熱意をもって、お互いのつながりを更に強めていきたい」などの言葉に強い気持ちを感じました。更には今回紹介した1篇だけでなく全ての短文に難しい単語(言葉)がなく、誰でも読んで理解が出来る事に素晴らしさと優しさを感じました。
今後は私も今まで以上に人とのつながりを運命とも言える“縁の力”と考えて大事にしていこうと思います。又、謙虚な気持ちや誠意や熱意を大切に、尚且つ相手が理解しやすい言葉で優しさを忘れずに伝えていこうと思います。
最後になりますが、今月も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。7月上旬から全国各地で感染者確認が急激に増加傾向に転じ、今も高止まりの状況は続いています。現在主流のオミクロン変異株“BA.5”は過去最大の感染拡大状況となっており、いわゆる“第7波”から中々抜け出す事が出来ません。秋田県内でも感染者確認が急激に増加した高止まりの状況が続いており、昨日は『1,332名』の感染確認がありました。8月31日時点で累計感染者数が81,613名となりましたが、8月の1ヵ月間で過去最高36,139名の感染者が増加した事になります。現在の詳細は入院者数259名(うち重症者3名)、宿泊療養者数104名、社会福祉施設等療養者758名、自宅療養者12,888名、入院等調整中7,786名といった状況です。今は私達が出来る基本的な感染防止対策を確実に行ない、新型コロナウイルスに臆する事なく日々を過ごしていきましょう。更に万が一、感染した場合や可能性がある場合は適切な行動や対応を行なっていきましょう。そして絶対に“誹謗中傷”はやめましょう。
更に毎回記載していますが、感染者の確認が高止まり状況で未だ終息に至らない「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を昼夜問わず日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。
長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。
令和4年9月
第80回投稿 事務美貌録 9月号
社会人として働き始め数十年。平日の楽しみはランチタイムです。
NHKの番組で「働く人のランチ」を主役にしたサラメシという番組があります。サラリーマンの昼食(サラメシ)から、話題の企業の社長さん、憧れのスポーツ選手まで。多彩な職業の人々の様々なランチを徹底的にウォッチング。この仕事だからこのランチというおどろきの法則や、笑いと涙のエピソードなど。ランチを入り口に現代日本で働く人びとの喜怒哀楽を、楽しく鋭くみつめます!という番組で毎週楽しみに見ています。
そこで今回は私のサラメシ。普段はパンやおにぎりといった手軽に食べられるものが多いですが、週に1回程度宅配のお弁当を注文します。日替わりや季節限定や定番のものなど種類もあり毎回あれこれと楽しみながら選んでいます。
今は新型コロナウィルスの影響から社内で集まってお昼を食べるのは難しいですが、一緒に頼んだ同僚と感想を言いながら食べるのも楽しいひと時です。次は何を注文しようか悩んでいる「さ」でした。