第97回投稿 事務美貌録 2月号
2023年10月、秋田にもついに『ポケふた』がやってきました。
ポケふた、要するにポケモンがデザインされた鉄蓋です。
それが秋田県内に5枚お目見えしました。

最初は秋田市。
道の駅の入り口付近にありました。
発表された直後だった為か、写真を撮る人の行列が出来ておりました。
秋田犬とと竿燈まつりがモチーフの可愛いポケふたに子供も大喜びでした。

男鹿のポケふたも道の駅にありました。
なまはげを連想させるようなオニのポケモンがいました。
少し入り口から離れた場所にあり、子供と探して回りました。
そういうところも楽しいポイントです。

仙北市は田沢湖の畔にあります「田沢湖クニマス未来館」の入り口に設置されており、
辰子伝説も感じさせる竜のポケモンがいました。
観光地なこともあり、県外ナンバーの車が多い印象です。

横手市のポケふたは秋田ふるさと村の入り口に。
横手といえば「かまくら」。かまくらのような可愛らしい犬のポケモンでした。
「このポケモン持ってる!」と子供はテンション高く説明してくれましたが、
私はポケモンのことはさっぱりですので、うんうんと聞いておりました。

最後は鹿角の道の駅。
実はまだ行くことが出来ていません。撮ってきてもらった写真です。
鹿角といえば世界遺産「縄文遺跡群」の1つ「大湯環状列石」があります。
そんなイメージのポケふたです。
※「道の駅おおゆ」ではなく、「道の駅かづの」にあるので要注意!
その土地に合ったポケモンを選んでデザインされているのはとても面白く、
どこも並ぶ程ではないにしろ、数名撮影しておりました。
ポケふた目当てで各県を回っている愛好家もいると聞きます。
観光の1つのきっかけになってほしいと願う「な」でした。
エコムジャーナル No.43
【春めく】
今年は暖冬の予報であったが、今のところ予報が当たっている。朝新聞を取りに門扉まで出ても身震いするということもない。わずかに残った雪を踏んでも「ぶすっ」と気の抜けた音。春が近いのかなと錯覚するが、例年今が一番寒く、雪もあるはず。そういえば、昨年末から“季節労働者”の「2代目青野掻き太郎」が来た。今年は今のところ出番が2回しかない。裏庭を回っても枝が折れそうな木も見えない。しかし、それにしても茶色に枯れた石楠花3本は目につく。彼らには本当に気の毒をした。まさか日照りが続いたからと言って地植えしたものが枯れるなどとは思いもしなかった。

車を走らせて、太陽が出ていると春が来たと思う日が何日もある。「春めく」を感じ、心がはねる。まだ寒い時候にどことなく春めいた艶めかしい匂いが窓から漂うのを感じとっているのだろう。「春めく」というのは『まだ冬のうちに春を感じ取ることなのか、あるいは早春になって寒いうちにも春を感じるということなのか。その点はあいまいだがそれは日本人が今日、幾段にも春の襲来を感じ分けていることになる。*』
毎日食べても大好きな七草が過ぎ、節分が過ぎて暦の上では春だが、本当はこれから寒の季節に入る。本来はまだ酷寒は続き、「春遠し」「余寒」とか「冴え返る」という季語が2月ごろの寒さを強調している。しかし今日の最高気温は9度だそうだ。
*言葉の歳時記 「春めく」 山本健吉
エコムジャーナル No.42
コロナが第5類となったことで今年は跳人の事前登録もなくなり、ねぶたも盛り上がりました。例年であれば夜になると涼しいので、一枚羽織るものを準備しなければならないのですが、今年は猛暑で夜も暑く、跳人や運行関係者も熱中症対策をしなければならないほどでした。
今年は、私たちの団体にとってとても大切な年でした。なぜなら、ねぶた師の竹浪比呂央先生が第7代名人に認定されましたので、是非とも良い結果を出し、お祝いに花を添えたかったからです。

参加団体は細かく採点されて賞を授与されるので、入賞を目指ししのぎを削ります。賞の種類には、総合賞(ねぶた・運行・跳人・囃子の総合的に優れた団体)、部門賞(運行・跳人、囃子の優れている団体)、製作者の部(優れた製作者)があり、下記の通りです。
総合賞:1位ねぶた大賞、2位知事賞、3位市長賞、
4位商工会議所会頭賞、5位観光コンベンション協会会長賞
部門賞:運行・跳人賞、囃子賞
制作者の部:最優秀制作者賞、優秀制作者賞(2名)
結果、私たちの団体はねぶた大賞を、竹浪先生は最優秀製作者賞を受賞することが出来ました。
コロナによりねぶた祭が開催されない年を除くと、ねぶた大賞と最優秀製作者賞を4回連続での受賞です。運行関係者、跳人、囃子方、そして竹浪先生には計り知れない重圧の中での受賞でしたので喜びもひとしおだったと思います。

祝賀会は、囃子方の迫力ある演奏にはじまり竹浪先生の感謝のお言葉、今後の抱負と決意を聞き、大いに盛り上がりました。そして、休む間もなく2024年のねぶたに向け新たな挑戦が始まっています。

青森ねぶた祭 オフィシャルサイト (nebuta.jp)
竹浪比呂央ねぶた研究所 公式サイト (takenami-nebuken.com)
菱友会ねぶた (ame.co.jp)
ねぶたも終わり、各地で秋祭りが開催されました。写真の人物は 今年の3月23~26日に米ミズーリ州で開かれたエルビス・プレスリーのそっくりさんコンテスト「ブランソン エルヴィス フェスティバル」で見事優勝を果たした、青森市の歌手「エルヴィス・トキ」こと土岐豊一さんです。炎天下のなか、とある町の農協のステージで熱傷しておりました。普段は都市部に出稼ぎしております。阿部サダヲ、菅野美穂が出演した映画「奇跡のりんご」にもちょっと出ておりました。
エルビィスも良いですが、西城秀樹、チェッカーズもなかなかです。応援をよろしくお願いいたします。

エルヴィス・トキ/Elvis.toki/エンターテイメント/ミュージック/ダンス/東京中央区 (elvistoki.com)
LALALA USA | 青森が生んだスター・土岐豊一さん「Elvis Toki」
青森 H
第96回投稿 事務美貌録 1月号
あけましておめでとうございます。
2024年天高くのぼる竜に守られる辰年。「強運」や「お金に困らない」といった言い伝えがあるそうです。景気のよい年になるといいのですが・・・
さて、竿燈大好き「さ」は昨年秋田竿燈まつりのSNSで新グッズ発売の情報を得ました。早速秋田市役所へ新グッズを買いに。お祭り期間以外では秋田市役所3Fの観光振興課や秋田竿燈まつりの公式サイトから公式グッズの購入ができます。

今回購入した新グッズがこちらです。てぬぐいは平安時代から使われてきたといわれています。手や顔をぬぐう。ものを包む。そうじに使う。等様々な用途に使えます。

こちらは以前から販売しているてぬぐいですが、とても暑かった去年の夏に活躍してくれました。水で濡らして首元に巻くと涼しく感じ、てぬぐいなのでそのまま汗をぬぐっても大丈夫、そして乾くのがとても早いです。
インターネットで“てぬぐい”と検索すると様々な使い方があるようです。まだ使いこなせず持っているだけなので、今後は使いこなせるようにしたいです。
本年も皆様にとって良い1年になりますように。
社長だより vol.106
謹んで新春のお慶びを申し上げます。本年も良い年になりますように心からお祈り致します。
令和6年(2024年)も何卒宜しくお願い致します。今年は「辰(たつ)年」になります。漢字の「辰」は「振るう」という文字に由来しており、自然万物が振動し、草木が成長して活力が旺盛になる状態を表すそうです。「辰」は「竜(龍)」のことでもあり、干支の中で唯一の想像上の動物になります。理由は分かっていませんが「本来干支の各文字には動物は関係なかったのに、あとから同音の動物を紐づけたせいで想像上の動物が入ってしまった」という説や「龍という字に鰐(ワニ)の意味もあったので、そもそもは龍ではなく鰐(ワニ)を指していた」とする説があるそうです。(西アジアや東ヨーロッパの一部にも十二支の風習があり、アラビアでは“辰”が“鰐(ワニ)”に置き換わっており、イランでは“辰”が“鯨(クジラ)”に置き換わっているそうです。)
又、「竜」は古来より権力や正義の象徴とされ、縁起の良い生き物とされています。更に古くから「竜王」「竜宮の神」「竜宮様」とも呼ばれ、水を司る水神として日本各地に祭られています。神社などの手水舎(水盤舎)で竜が口から水を吐き出しているのは、まさに水にまつわる神ならではです。
昨年も紹介しましたが、株式相場には【辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる。】という格言があるそうです。景気が良くなり“辰巳天井”の字のごとく“高値安定”となる事を切に願っています。又、他に【戌亥の借金、辰巳で返せ】という格言もあるそうです。戌年や亥年は株価が下がり、辰年・巳年は株価が上がりやすいので、戌亥年で出来た借金も、辰巳年で取り返せるという意味だそうです。どちらにしても株式市場にとっては縁起の良い年として知られています。
「十二支(じゅうにし)」」と「十干(じっかん)」を組み合わせた、本来の「干支六十干支(ろくじっかんし)」では2024年の辰年は「甲辰(きのえたつ)」となり、順序で言えば41番目になります。「甲(きのえ)」は十干の始まりにあたり、生命や物事の始まりを意味しているそうです。冒頭に記した「辰年」の意味「自然万物が振動し、草木が成長して活力が旺盛になる状態」と合わせて、更なる成長をする年になる事を願って日々努力していこうと思います。
色々調べてみると2024年も良い年になりそうですね。実は私は年男になります。天高くのぼる竜のごとく成長する為に活力が旺盛な状態を保ちつつ、今まで以上に新しい事にチャレンジして、自分自身の力で良い年にしようと思います。
(関連?した事で、、、)
名前に「龍」の文字が入る有名人といえば、幕末の志士『坂本龍馬』がいます。龍馬をここまで有名人にしたのは、司馬遼太郎さんの歴史小説『竜馬がゆく』だと言われています。
あれ?『龍馬?』『竜馬?』どちらが正しいのでしょうか?
高知県立坂本龍馬記念館によると、龍馬本人は一度も『竜馬』と書いたことはないそうです。司馬遼太郎さんが小説の中で独自のリョウマを描く為に、あえて龍馬の文字を使わなかったとも言われているそうです。どちらにしても格好良い名前ですよね!!!
長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。
令和6年1月
社長だより vol.105
早いもので2023年も残り1ヵ月となりました。2020年から続く“新型コロナウイルス”の感染症分類が今年5月に2類相当から5類に引き下げとなり、様々な制限や我慢、困難や努力から解放された生活を今は送れています。しかし新型コロナウイルス感染は終息した訳ではありませんし、季節性インフルエンザの感染が増加傾向にあります。又、お酒を嗜む機会が増える時期でもあります。体調管理には十分に気を付けて、日々を楽しく過ごしていきましょう。
今月は最近読んだ雑誌に掲載されていた『AI時代だからこそ問われる、「雑談」の真価とは』というコラムについてご紹介したいと思います。以下に抜粋を記します。
人工知能がますます発達して、人間の仕事のあり方も変わろうとしている。最近ある人に聞いた話では、子供達の一部で「悲観論」が流行っているという。「これからは全部人工知能がやってしまうから、ぼくたちがやることはないよね」と子供達がお互いに言っているのだという。子供の考え方というのは、いつの時代も大人達の気分を反映する。( ~中略~ )
しかし悲観する必要はない。人工知能がどれほど発達しても、社会や経済のあり方が大きく変化しても、新しい局面を切り開いていく人間の能力が不必要になる事はないのだ。むしろ、私達は時代に合わせて自分達の能力を磨いていったらよい。
ところで、ある人の能力がどの程度のものか、また仕事がどれくらい出来るかが分かる一番のテストはなんだろうか?ずばり、それは「雑談」である。たかが雑談、されど雑談。雑談をないがしろにする人は仕事が出来ないし、人に信頼されないし、何よりも自分の人生の可能性を十分に活かす事出来ないのである。なぜ仕事が出来る人は雑談力が高いのか?雑談には、人間の能力の本質に関わる判断し選択する能力や、相手に信頼されて共同作業の礎を築く能力が反映されるからだ。
雑談には、その人の全てが表れる。大脳皮質の側頭連合野に記憶された様々な知識、人生経験、人間観、気遣い、大局観などが言葉を通して明らかにされる。相手の話を聞き、自分が話す「話者交代」をどれだけ的確に出来るかも問われる。
(ちなみに、、、)
今回も“雑談” をウィキペディアで調べてみると「特にテーマを定めないで気楽に会話する事。一般的に、とりとめのない話である事が多い。」とありました。
“気楽”で“とりとめのない”ような事が、、、“ないがしろ“にしてはいけない“大切”な事なのですね。
今回、抜粋ではありますがご紹介したコラムを読んで皆さんは何を思い、何を考えましたか?私は「子供の考え方というのは、いつの時代も大人達の気分を反映する。」との言葉について非常に考えさせられました。コラム内の言葉は、世の中全体に対しての言葉だとは思います。私は非常に身近な事になりますが、自分自身の子供達にどのような気分で接してきたのか、どのような考え方を伝えてきたのか、しっかりと思い出す事が出来ません。親として一番近くにいる大人として、恥ずる事無い対応が出来ていたかは疑問ですが、もう既に子供達も大人です。今度、帰秋した際にはじっくり話をしてみようと思います。それこそ“雑談”してみます。
また様々な知識、人生経験、人間観、気遣い、大局観などが言葉を通して明らかになる雑談です。普段の自分がどのような雑談をしているかが気になりました。どちらかと言えばウィキペディア調べの“気楽”で“とりとめのない”話をしていたように思います。今後は雑談であっても大切にして、相手の話も聞きながら、AIには絶対に出来ない血の通った会話“雑談”をしていこうと心に強く思いました。そして今更かもしれませんが、、、仕事が出来る、信頼される人間を目指します!!!
長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。
令和5年12月
第95回投稿 事務美貌録 12月号
早いもので、今年も残すところ一ヶ月となりました。
今年は猛暑が続き、いつ秋になるのだろうと思っておりましたが、そんな秋もあっという間に過ぎ、11月11日には秋田でも初冠雪が観測されました。
あっという間に過ぎた”秋”ですが、皆様紅葉はご覧になりましたでしょうか。
私は、今年お花見のタイミングを逃してしまったため、紅葉は絶対に見に行きたい!!と思い、はりきって東北の紅葉スポットを探し、泊まりがけで青森県の八甲田山(八甲田ロープウェー)へ行って参りました。

八甲田ロープウェーは十和田・八幡平国立公園の北部に位置し、青森市から車で40分ほどでロープウェー山麓駅に到着します。冬から春にかけては山岳スキー、雪解けとともに数多くの高山植物が咲き乱れ、山頂公園駅を基点とした自然遊歩道を利用し、手軽に高山植物ウォッチングも楽しめます。1月から2月には樹氷鑑賞を楽しむ方も近年増えているそうです。
私が行った10月は紅葉シーズン真っ只中ともあり、チケットを買うのも長蛇の列でした。
チケット購入後1時間半ほど待ち、やっと念願のロープウェーに乗車。
20分おきに100人も乗れるゴンドラで山頂公園駅に向かうのですが、毎回満員で外国の方もたくさんいらっしゃいました。

天気が良ければ岩木山もはっきり見えるようですが、残念ながら山頂は曇っており、紅葉もまだまだ途中のようでした。
絶景とまではいきませんでしたが、澄んだ空気と壮大な景色で存分に楽しむことができました。
宿泊は「南田温泉 ホテルアップルランド」に泊まりました。
このホテルの創業者は、りんごの移出業を営んでいた方で、寒い環境の中で頑張ってくれている労働者のためにと、温泉を掘り当てた事がきっかけになり現在に至っているそうです。
写真は、ウェルカムドリンクなのですが、蛇口をひねるとりんごジュースが出てきます。
大浴場にはりんごがたくさん浮かべられており、食事もりんごを使った料理がたくさんあり、まさにりんごづくしのお宿でした。
そしてホテルの敷地内には、りんごを高く掲げるりんご大観音像が!!!
何よりもテンションが上がってしまった「な」でした。


エコムジャーナル No.41
【しぐれ】
『庭一杯に散った落ち葉を濡らして、時雨の秋の名残を惜しむように降るころだ(*)』、

と書けばいかにも瀟洒な庭にもみじが散り、歩けばかさかさとしっとり落ち着く風情があるように聞こえる。
しかし、この頃我が家の庭木は長年面倒見てもらった庭師さんが亡くなり荒れ放題に近い。私も以前に比べ選定もほとんどせず、落ち葉も裏山から飛んできたものだ。ただただ面倒で片づけてないだけだ。
今年は暑さが居残り、秋はそさくさと過ぎてゆく。
時雨と聞くと「北山しぐれ」が浮かんでくる。降る範囲は非常に狭く、京都がよく似合う季語だ。浮世絵に北山杉に降る時雨の絵がなかったろうか。傘をすぼめて急ぎ足の旅人の絵がなかったろうか。時雨は本来急に雨がパラパラと短時間降る雨だが、9月10月の時雨は木の葉を色づかせ、今時分の時雨は秋の終わりから冬の初めの雨で木の葉をちらす。
芭蕉の有名な句に「初しぐれ 猿も小蓑(こみの)を 欲しげなり」がある。

秋田での時雨は雪が降るまでのわずかな時間だ。天気をにらんで雪囲いに精を出す時だ。しかし、冒頭にも書いたが、何事にも面倒が先に立ち、雪囲いも棒や縄など材料を出すだけで、「疲れた」と先送りとなる。今年は玄関前の庭だけは屋根からの落雪もありなんとかかんとか終わった。
父は生前、雪囲いが終わると母に「やめ ほろった」と言っていた。『やめは病(難儀) ほろうは衣服についたごみなどを払う』、「毎年のことだが難儀な雪囲いが終わった」という意味だったんだろう。この歳になるとよくわかる。
今年は初雪が11月24日にあった。例年、11月の雪は20センチぐらい降る。「これから雪かきが始まるぞ」と覚悟を決めさせる雪だ。昨年ヤマハから我が家に来た冬の出稼ぎ、“青のかきたろうさん”、元気で頑張ってください。今年の雪は多いのだどうか。気がもめる。
(*山本健吉 言葉の歳時記 しぐれから引用)
社長だより vol.104
今年は熊の“目撃”“遭遇”そして“被害”が過去最多となっています。山林での目撃や農作物への被害だけではなく、市街地で人に対しての被害も非常に多く報告されています。共生は難しい事なので、まずは遭遇しないよう自身の存在に気付いてもらえるような行動を心掛けましょう。
先日「夢が自分を育てる」という講演をお聞きしました。秋田県野球界にご尽力をされた方で、ご自身の体験や高校野球・プロ野球選手などの夢や行動を交えてのお話にあっという間の1時間でした。今回はその講演でお聞きした“夢”に関する事を2つご紹介致します。
●日本と欧米の“夢”に対する認識の違い
欧米では“夢”は“叶うもの”“強く願えば現実になるもの”と認識されています。そして「夢が見つかったなんて、凄いじゃないか」と言ってくれる人が多数だそうです。
一方、日本では“夢”は“儚いこと”“頼りにならないこと”“現実から離れた甘い考え”などと認識されています。そして周囲の人には「夢みたいな事ばっかり言ってないで〇〇しなさい」などと言われてしまいます。
(ちなみに、、、)
“夢”をウィキペディアで調べてみると「睡眠中あたかも現実の経験であるかのように感じる、一連の観念や心像のこと。睡眠中にもつ幻覚のこと。」とありました。
その通りだとは思いますが、、、なんだか“夢”がないですね。
●夢七訓
夢なき者は 理想なし 理想なき者は 信念なし 信念なき者は 計画なし
計画なき者は 実行なし 実行なき者は 成果なし 成果なき者は 幸福なし
ゆえに幸福を求むる者は 夢なかるべからず
開国から昭和初期までの激動の時代において、日本経済の基礎を築き、日本初の銀行を設立しただけでなく、様々な種類の会社設立にも携わった日本資本主義の父とも言われる渋沢栄一さんの言葉です。夢を持つことの大切さが語られています。
(渋沢栄一さんは2024年から使用される新一万円札の顔になる予定です。)
皆さんは“夢”について、どのように考えますか。認識について私は、欧米の夢に対する認識が凄く好きです。いわゆる「ポジティブシンキング!」ですよね。そして日本の認識が“儚いこと”“頼りにならないこと”“現実から離れた甘い考え”との説明に少し違和感を覚えました。時と場合によっては、そのように考える事もあるかもしれませんが、全てではないと思っています。
誰でも叶えたい“夢”はあるはずです。勿論、私にもあります。その夢を強く願って現実にしていく為に渋沢栄一さんの“夢七訓”を心に秘めていきたいと強く思いました。
(余談になりますが、、、)
講演の冒頭で「皆さん、小学校の卒業文集に自分の夢を書きましたか。書いた人は内容を覚えていますか。」と問われました。私は正直、書いたかどうかすら覚えていませんでした。しかし、その際に10年以上前の長男の卒業式を思い出しました。小学校が小規模でしたので、一人ひとりステージに上がって卒業証書を頂き、その後「私の夢は〇〇になる事です。」と大きな声で発表してステージを下りるスタイルの卒業式でした。長男の発表した夢、、、途中で変わったようです。
又、その時私はPTA会長でしたので祝辞を行なわせて頂きました。その内容の一部が「夢を叶える方法を1つ紹介します。皆さんの夢に期限を設定して下さい。その瞬間に夢は目標に変わります。そしてその目標と今の自分を比べて足りない事をどのように埋めていくかを考えて下さい。それが計画です。計画した事を日々実行する事により目標つまりは夢が叶います。」でした。なんだか渋沢栄一さんの“夢七訓”に少しだけ似ているような気がします。気のせいですかね。
長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。
令和5年11月
第94回投稿 事務美貌録 11月号
朝晩めっきり寒くなりました。こんな時は暖かい食べ物が一番ですね!
ということで、私が最近ハマっているラーメン屋さんをご紹介します。
秋田芸術劇場ミルハスからほど近い場所にある「NOODLE BAR オクト」さんです。
カウンターだけのこぢんまりとしたお店ですが、みそ・中華・つけ麵とバリエーションがありテイクアウトも可能です。私のお気に入りは、特製みそこってりラーメン(写真)。太めのモチモチ縮れ麺がスープによく絡んで食べ応え十分。スープはこってりながらもくどくないのでいつも完飲(笑)。チャーシューはトロトロなのに厚みがありじっくり味わえます。味玉は生臭さがなく半熟具合も完璧で、丁寧な仕事振りが窺えます。とにかく全てにおいて完成度の高いラーメンで、何度も通いたくなるお店です。辛いのがお好きな方は、麻辣みそラーメンもお薦めです。ラーメンを食べ終わる少し前にフライドポテトを注文し熱々をテイクアウトするのがお決まりです。BGMにJAZZが流れている点や、市街地なのに駐車場があることもポイントが高いです。

話は変わりますが、先日、自宅近所に熊が出没し、住民が次々と襲われ大怪我をしました。熊による人身被害は過去最悪で、都道府県別では秋田県が最多だそうです(10/19現在)。子供が通う学校からも注意喚起の連絡がありました。対策として熊避けの鈴を付けようかと考えましたが、歩く度に音がすると気になるかなと思い、鷹の爪を袋に入れてランドセルに括っておきました。カプサイシン効果で熊が近寄って来ないことを願います。「いつでも、どこでも、誰でも」熊に遭遇する可能性があるので、皆さんもお気を付け下さい。
以上(I)がお届けしました。

エコムジャーナル No.40
北上担当のKです。大変に御無沙汰をしております。
この文を目にしていただきまして、ありがとうございます。よろしければではありますが、最後までお付き合いを頂けましたら幸いです。
私がこの文を書かせていただくときは、趣味のジャズについてのものになるのですが、ここしばらくは私個人の周辺にまつわる内容だったので、今回は世界のミュージシャンに関しての雑感をと考えておりました。実のところいったん別の原稿を上げさせていただいたのですが、先日10月17日にカーラ・ブレイ氏の訃報が入りまして、急遽原稿を差替えさせていただきました。
私の学生時代からの友人にプロのベース奏者がいるのですが、お互い19歳の時分に一緒に行った三軒茶屋の居酒屋で、すっかり酔っ払った彼が「カーラはいいよー、カーラは。」とあまりにしつこく言い続けるもので、2日後くらいに「Night Glo」というCDを購入したのが、私にとってのカーラ・ブレイ氏との出会いでした。
その時代、80年代のカーラ・ブレイのスタイルはフュージョン+クラシック音楽の下地も感じさせるとても美しいメロディにあふれた、4人編成ないしは管楽器を含んだ8人編成のバンドを率いていたことが多いのですが、帝王マイルス・デイヴィスを同様に彼女もキャリアの進展と共に、自己のスタイルを大きく変遷させていくタイプのジャズミュージシャンでした。
私が持っているCDから選びまして3点ばかり紹介させていただきます。

「THE BALLAD OF THE FALLEN」(邦題 戦士のバラッド)
ベース奏者のチャーリー・ヘイデンが主催するレベレーション・ミュージック・オーケストラという小編成ビッグバンドの第2作。カーラ・ブレイ氏が音楽監督を務めており、チャーリー・ヘイデン氏の原曲のビッグバンドアレンジ及びコンサートマスターとしての音作りを担当している。スパニッシュモードを土台としてフリージャズ的な即興演奏の要素が強い内容となっており、「La Pasionaria」などの名曲は日本のミュージシャンにも多大な影響を与えています。ジャズ史においても重要な一枚と考えます。

「FLEUR CARNIVORE」
カーラ・ブレイ自ら編成したビッグバンドによるアルバムです。先に挙げました「戦士のバラッド」とは打って変わって荘厳ともいうべきメロディと構造美にあふれた音楽となっています。標題となっているFLEUR CARNIVOREという大曲は、彼女の美意識が惜しむことなくあらわされている美しいジャズオペラなのですが、他の作品ではむしろそういった美的感覚をダイレクトに表さない傾向があるのも、彼女の表現する人としての多面性を表していると思います。

「SONG WITH LEGS」
これまで上げてきたアルバムとは打って変わって、変則的な3人編成の作品です。私はドラムレストリオ(ドラムなし)であると考えます。メンバー構成はカーラ・ブレイ(ピアノ)、スティーブ・スワロー(ベース)、アンディ・シェパード(テナー&アルトサックス)。ドラムがいないということは、自分の中で熟成されたリズムをいかにして同調させるかというのがこういうドラムレス編成の肝でもあるのですが、それ故に三人三様のリリシズムが浮き上がっていると思うのです。特に一番最後の曲である「Crazy With You」は名演です。
先程少しふれましたプロベーシストの友人は、SNS上でこのように語ります。
サントリーホール小ホールで体験した演奏は確実に僕の人生を変えたと思っています。
本当にありがとうございました。
本当に素晴らしいメロディメーカーでした。そしてそれはこれからも変わる事は無いと考えます。ありがとうございました、そしてこれからもよろしく。
以上、北上市のKでした。最後まで読んでいただきありがとうございました。
社長だより vol.103
今年の夏は非常に暑い日が続きました。9月中旬まで最高気温が30℃を超える日もありましたが、今は秋らしい朝晩涼しい日々となっています。秋は過ごしやすく、収穫の時期でもある事から「スポーツの秋」や「食欲の秋」など様々な楽しみがあります。皆さんも沢山の「〇〇の秋」を堪能しながら、体調管理には十分に気をつけて日々をお過ごし下さい。
私だけでなく皆さんも日々、体調管理いわゆる健康には十分に注意していると思います。そして毎年、健康診断を受診しているはずです。私も先月、健康診断を受診しまして数日前に結果が送付されてきました。結果は、、、決して誇れる内容ではありませんでした。(飲み過ぎ注意!!!)
そんな最近、ある雑誌を読んでいると『健康診断のウラ側!知らなきゃ大損!』のタイトルを目にし読み進めていくと、驚く内容が記されていましたので、以下に抜粋して紹介します。
『健康診断は受けてもほとんど意味がない』
日本ほど健康診断への信仰が篤い国も、ほかにないでしょう。健康診断が寿命を延ばすというエビデンスはどこにもありません。だから世界を見渡すと日本や韓国を除くほとんどの国では、健康診断を強制していないのです。日本の健康診断で示される「判定」の多くは統計的なものです。健康と考えられる現役世代の人の平均値を挟んで、95%の人を「正常」、そこから外れた5%の人を「異常」と呼び、数値の判定が直接的に健康かどうかを示してくれるわけではないのです。ですから、異常値でも健康な人がいれば、正常値なのに疾患を持つ人もいます。(~中略~)
2019年に、過去の研究データをすべてまとめた論文が発表されました。その中で健康診断を行なった人と行なわかった人で、病気による死亡率に差がつくかどうかを検証しています。論文の要旨にはたった一行こう記されています。
≪全体的な健康チェックが有益である可能性は低い≫
この結論は、健康診断を行なった結果、ガンによる死亡率、あるいは心筋梗塞や脳卒中による死亡率が下がっていないというエビデンスに基づいています。それは、健康診断で治療できる病気が都合よく見つかる可能性は極めて低いからです。
『医者が勧める禁煙・禁酒は倫理的に問題あり』
医者が健康の為だからといって患者さんに「生活の楽しみをガマンしなさい」と言って、食事制限を課したり、好きでもない運動を強いたりするのは、倫理的な問題です。まさに禁酒や禁煙がそうです。患者さんに「タバコを吸ってもいいですか?」「お酒を飲んでもいいですか?」と聞かれれば、医者としては「やめたほうがいいですよ」と答えざるをえません。どちらも体に悪いことは明らかですから。(~中略~)
医者の立場から言えば、減塩や運動、禁酒、禁煙など生活習慣に関するアドバイスは便利です。効果があってもなくても責任をとらずにすむからです。
この他にも「我慢しない生活はよい人生への近道」「減塩しても脳卒中や心筋梗塞の予防効果はない」「瘦せるために運動しても徒労に終わる」など様々なサブタイトルで健康不安に陥らない為の考え方が紹介されていました。私が都合よく抜粋している訳ではありませんので、興味を持たれた人は「PRESIDENT~2023.10.13号」をご確認下さい。
私が抜粋して紹介した内容を皆さんはどう考えますか。私は意外と健康診断の結果で一喜一憂するタイプです。(今回は、、、一憂でした。) 行動が伴っていないかもしれませんが、今回紹介した考え方とは逆で結果を真剣に捉えて、自分自身の日々の行動を考えます。しかし今回紹介した考え方が間違っているとは思いません。そういう事実や考え方もあるんだなと納得感もあります。
つまりこれがダイバーシティ(多様性)に繋がるんだと思いました。ダイバーシティ(多様性)とは多種多様な考え方があるだけではなく、お互いの考え方を認め合い、尊重し合う事が重要です。従って今回の場合は、仮に健康診断は有益でない事であっても、自分自身の健康を考えるタイミングと捉えて続けていこうと思います。
(現在も日本では、企業が「労働安全衛生法第66条」に基づき、医師による健康診断を従業員に受診させなくてはなりません。)
今回は健康診断についての考え方でしたが、日々生活していると様々なタイミングで違う考え方の人と話をする事があると思います。その際は是非“ダイバーシティ(多様性)”の考え方を思い出して、ただ話をする、聞くじゃなくて、認め合い尊重し合う事を心掛けていこうと改めて思いました。
長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。
令和5年10月
第93回投稿 事務美貌録 10月号
♂のSです。10月になりようやく夏が終わったように感じます。9月も真夏のような日々で本当に暑い夏でした。今までは夏もラーメンを食べに出掛けていましたが、今年は暑さに負けてしまい外出を控えて過ごしました。
7月に下浜の海の家でイベントがあり、この美忘録でも何度か紹介した手形の「一球」が出店していました。限定メニューの「へいせい」という中華そばを出していたのですが、最近の私の好みにしみる一杯でした。一球が年始に出す限定メニューの細麺を使用した中華そばで、どこかのタイミングでまた出てくることを期待しています。

ラーメンではないのですが、最近行ったお店を1つ紹介させて下さい。南通亀の町にあるRootsというフレンチのお店です。何を食べても感動するおいしさでした。普段こういう洋食のお店は慣れておらず行かないのですが、Rootsは入りやすいお店です。フォークやナイフだけでなくお箸もあるので安心でした。コースではなく単品での注文となります。一皿一皿付け合わせまでおいしいのですが、私の言葉ではうまく説明できないので是非一度訪れてみて下さい。また、定番を除いてメニューが季節に合わせて変わっていくそうです。いつ訪れてもその時その時で楽しむことができます。ランチ営業もしており週替わりで様々なメニューを楽しめます(ラーメンの時もあります)。


また、話しは変わりますが9月に卸団地内の株式会社ソユー様の企画でキッチンカーがきました。ランチメニューでオムライスと冷製パスタの2種類、ドリンクでスイカジュースの販売をしておりました。オムライスとスイカジュースどちらも大変おいしくいただきました。オムライスだけの予定がスイカジュースを社長にご馳走していただきました。ありがとうございます。当社で注文していた人は皆さんとても満足していました。普段社内でお昼を食べる社員にとっては、たまにちょっとした贅沢のような気分を味わえるイベントでした。次回も期待しています。

エコムジャーナル No.39
【今年のマイ畑】
長雨と高温で全般的に出来が良くなかった。特に芋類と豆類がよくなかった。ジャガイモは小粒で、今年初めて腐った芋が出てきて驚いた。サツマイモもごろっとした焼き芋用がほとんどない。ネズミも食糧難を察してか今年は巣作りをしていなかった。里芋も同じ、正月は小さなものが重箱に入っているだろう。今までほおっておいてもそれなりにできていたのに。やはり手入れだと家内と意見が一致している。
豆類も同様というよりさやが膨らまない。時期が前のほうにずれている。特にきぬさやは例年飽きるほど食べているのに今年はお飾のていだ。来年用の種も取れなかった。悲惨なのが枝豆だ。「浴衣娘や秘伝」がからっきしだ。毎年平塚の友人に送るのだが、量がなく、なすとオクラで調整をした。向こうからの電話では、「奥方がなす大好き人間、喜んでいます」という。そして博多の有名なスープが送られてきた。まさしくエビで鯛を釣ったというのはこのことだ。恐縮します。
かぼちゃ・スイカ・きゅうりなどつるものもがっかりだ。水もやらないで、豊作を期待するのがそもそもおかしい。大根のすぐりなの味噌汁を食べながら家内と「来年は水やりと草取りの管理をしっかりやろう」と誓うのは恒例の行事だ。今家内が心配しているのはキャベツのうねにカリフラワーを間違って植えたことだ。そのうちカリフラワーは防虫網にひっかかるだろう。これから移植して大丈夫だろうか。

畑ものは来年があるから諦めもつく。本ジャーナル8月号に100年も経つ「のうぜんかづら」が折れたことを書いた。1か月たってやっとどう修復するか決めた。結果は同じ、折れたところから切ることにした。長い髪の女性をおかっぱにしたようなもの。慣れるには時間がかかる。
そして、向こうに行って、おやじにはもう一つお詫びをしなければならないことがある。石楠花だ。本当に申し訳ない。庭に地植えしているのだから日照りでも大丈夫だろうとたかをくくっていた。気づいたら葉は外側に丸まって枯れてしまった。のどが渇いていたんだろう。かわいそうなことをした。お茶の木に次いで宝物であったミカンも涸らしているからさぞかしがっかりしているだろう。
昭和21年編集の日本植物歌集に
夕やみの中に一むら咲きむれてしゃくなぎの花ほのぼの白し 金澤種美(ためとみ)がある。
もう見ることはできない。
社長だより vol.102
毎日暑い日が続いていますが、今年は特に暑い日が多いように感じます。本日9月1日の秋田市は最高気温が34℃(最低気温25℃)との予報です。昨年9月1日の秋田市の最高気温を調べてみると22.9℃(最低気温20.6℃)でした。この事実からしても、やはり今年は異常なくらい暑いです。そしてまだ最高気温が30℃を超える日が続くようです。水分補給をしっかり行ない、体調管理には十分に気をつけて日々をお過ごし下さい。
今年6月の「社長だよりvol.99」で元WBC日本代表監督の栗山英樹さんについて記載させて頂きましたが、その際には著作「栗山ノート」で取り上げられていた言葉をご紹介しました。謙虚で視野が広く、日々努力を惜しまない栗山英樹さんについては、様々なメディアや雑誌で言葉や記事を目にする機会があります。今回は最近読んだ雑誌で取り上げられていた栗山英樹さんの「自分を育てる言葉」を抜粋してご紹介したいと思います。
●他人との比較を絶つ
SNSの発達で、様々なカテゴリで活躍する同年代のスタープレイヤーを容易に認知できるようになりました。しかし、そういった人と自分を比較して、劣等感を抱く必要は皆無です。それよりも、比較相手にするべきは過去の自分。昨日より今日、今日よりも明日と、着実に成長していくことのほうが遥かに尊い営みです。
●自分=組織という意識を持つ
当事者意識を持つことは、とても大事です。たとえば、平社員から社長までの全員が「自分の活躍が会社の存亡に直結する」と考えている会社は、組織として強いですよね。自分本位ではなく、組織を活かすためにはどうすればよいのか。この意識が根付けば、人として成長することができるでしょう。
●「自分は正しい」は禁物だ
見聞きした情報や自身の成功体験を、絶対的な「正しい答え」としてしまうと、視野狭窄に陥って他人の意見を聞き入れることができなくなります。あなたが正しいと信じることは、数ある選択肢のうちの1つにすぎません。もっとほかに、いいやり方あるかもしれません。「自分は正しい」という考え方は捨てましょう。
●基本、後輩のほうが優秀である
会社やサークルで、自分の後輩が著しく活躍して台頭したとします。危機感を覚える必要は、全くありません。人類は絶えず進化しているので、自分よりも後に生まれてくる人が優秀なのは当然なのです。そこで腐らず、自分にしかできないこと、自分ならではの強みを発揮し続けることができれば、評価は後からついてくるでしょう。
栗山英樹さんの「自分を育てる言葉」を読んでみて、皆さんはどう思いましたか。私は特に「他人との比較を絶つ」について、雑誌の中で『人間が変な悩み方をするときは、9割方、自分と他人との比較が原因です。(中略) 成長に必要なのは、他人と比較することではなく、自分が何をするかです。』との説明を読んで感銘を受けました。又、「基本、後輩の方が優秀である」についても『人類は絶えず進化しているので、自分よりも後に生まれてくる人が優秀』との説明が妙に納得出来ます。栗山英樹さんの言葉が「非常に分かりやく、心に響く」と思ったのは私だけではないはずです。全ての言葉が何かしら思い当たる事があったり、考えさせられたりします。
過去に6回ほど社長だよりで取り上げさせて頂いた“語彙力”も必要な事ではありますが、栗山英樹さんのように“分かりやすく、心に響く言葉や考え方”も大切ですね。これからも栗山英樹さんに注目していきたいと思います。
(実は、、、「栗山ノート2」が今年7月30日に発売され、既に購入しました。)
長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。
令和5年9月
第92回投稿 事務美貌録 9月号
夏はいろいろなお祭りやイベントがあります。土崎の曳山まつり・竿燈まつり・各地の七夕まつり・盆踊りに加え、雄物川の花火大会や大曲の花火大会など様々ありますが、なぜ夏にいろいろなお祭りを行うのか気になり調べてみました。
夏祭りが行われる理由は、病気や災害をもたらす悪い霊を追い払うという意味から始まり、昔は今ほど薬や食生活、住環境がよくなかったということもあり、たくさんの人が暮らす都市では、梅雨から夏にかけて、病気が大流行する時期だったからのようです。
今のように西洋医学ではなかったので、当時は病気を広めるのは悪い霊だと考えられており、神様が乗ったお神輿をかついで町中を歩き、神様に町を清めてもらおうとしたことが由来とありました。悪霊は賑やかなものに付いていくということが考えられていたので、賑やかなお囃子を入れるようになったそうです。
今年は台風の影響からか特に暑い日が続いておりましたが、ニュースで冷房による「冷えバテ」と言うものがあると聞きました。
冷えバテとは、夏場に冷房がよく効いた室内に長時間いる事で身体の体温調節機能に不具合が生じ、周囲の温度にうまく適応できなくなる事だそうです。具体的な症状としては、倦怠感・冷えや肩こり・顔面の火照り・微熱・喉の痛み・頭痛・腰痛・吐き気・腹痛・胃痛・下痢・神経痛などで過剰な気温差から生じるストレスや自律神経の乱れが身体に引き起こす反応は個人差があり、多種多様のようです。
冷えバテのチェック項目として以下の点があげられるようです。
• エアコンで涼しい室内にずっといる
• 入浴はシャワーだけで、湯船に浸からない
• 外出してもあまり歩かない(車移動が多い)
• 下着を着用せず、肌の上に直接衣類を着る
予防としては、エアコンで冷やし過ぎないことが大切だそうです。夏だからといって薄着は禁物で、特に、首や足などの冷えやすい所は、カーディガンやひざ掛けになるスカーフなどを持参し服装で調整した方がいいそうです。
また、夏でも38~40度程度のぬるめのお湯にゆっくり(目安は10分以上)浸かってしっかり身体を温めることも冷えバテの予防につながるそうです。
暑い夏に体の不調や疲れを感じたときは、食事・睡眠・運動とともに、体を冷やし過ぎず、自律神経の乱れにも注意して、みなさんも夏の暑さを乗り切りましょう。
9月号と言いつつ、8月の暑い夏の内容になってしまいましたが、まだまだ暑い日が続きますので体調を崩さないよう気を付けたいと思います。

エコムジャーナル No.38
山頂でのご褒美は「大雪渓」か「ホワイトホース」か―――相棒と北アルプスを目指そうと決めたのは2019年のことでした。時世を鑑みて延期しては、天候の影響で行き先を変更(エコムジャーナルNo.30ご参照)して早4年、初めての北アルプス登山はこれまでの鬱憤を晴らすかのように好天に恵まれました。
白馬岳(標高2932m)―――白馬三山(白馬岳・杓子岳・白馬鑓ヶ岳)の盟主であり、後立山連峰の最高峰。北アルプス北端にある百名山のひとつで、白馬連峰を含めると長野・富山・新潟の3県に跨ります。春の雪どけにより露出した黒い山肌が馬のように見えたことから、この馬の形が現れると苗代を作る時期の目安としたことから古くは「代掻き馬」と呼ばれ、それがやがて「白馬」に転じたという説があるようです。
夜明けと同時に白馬村へ到着すると、朝陽を照り返して気高い輝きを放った白馬三山が迎えてくれました。猿倉登山口をスタートして歩を進めること1時間、大雪渓に到着します。最長時で長さ2km・標高差600mに及ぶ白馬の大雪渓はまるで天然の冷蔵庫。ひんやり肌寒さを感じながら登山者が列をなして進みます。


大雪渓を登り切ると彫刻で仕上げたかのような鋭い形の岩肌が広がり、北アルプスの迫力を間近で感じることができます。一方で「花の白馬」とも呼ばれることから高山植物が豊富であり、登山中の足元も楽しませてくれます。猛暑の影響により体力的に苦しい登山となりましたが、山頂手前にある白馬山荘へ無事到着。荷物を降ろして頂上へ向かいます。


日の入りの約30分前、白馬岳てっぺんに到着。待ちに待ち焦がれた瞬間です。山頂からは劔岳や立山連峰をはじめ北アルプスの名だたる高峰を一望できます。富山湾・能登半島の向こうの水平線が夕陽色に染まっていく景色を、周りにいた多くの登山者が息を呑んで静かに見守ります。黄昏時、白馬山荘デッキでのご褒美「ホワイトホース」は登山の疲れを癒してくれる至福の一杯となりました。


先日、白馬大雪渓の閉鎖が発表されました。今期は雪が少なかった上、雨や猛暑の影響で雪どけが急速に進んだことが影響したとのこと。これまでも早期に通行止めとしたことはあったものの、8月中の閉鎖は初めてのようです。今夏の豪雨や猛暑を物語った報道に感じました。秋田市では8月9日にそれまでの最高気温(観測史上)に並ぶ38.2度、2週間後の8月23日には記録を塗り替える38.5度をマークしました。まだまだ残暑が続いております。夏の疲れが出始める頃です。皆さまお身体ご自愛の上、お過ごしください。
秋田担当A(9回目の投稿)
社長だより vol.101
まず初めに先月7月14日から16日かけての想像を絶する豪雨により、秋田市を含む秋田県内各所や他県で浸水などの被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。被災からの1日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
そして自然災害はいつ発生するか分かりませんし、一度発生したら二度と発生しないという性質のものではありません。更に近年は「過去に類を見ない」「想像を超える(絶する)」自然災害が数多く発生しています。是非とも“過去”や“経験”に固執せずに、常に早めの対応や避難を心掛けて日々の生活を送っていきましょう。
私が色々と読んでいる雑誌の1つに『Wedge(ウエッジ)』というビジネス・情報誌があります。政治や経済などの話題が主となっていますが、その中に私が楽しみしている『拝啓オヤジ』というコラムがあります。毎回、息子・娘からオヤジへの手紙という形で日常生活の中の出来事から、何かに気付いたり、学んだりした事が記されています。1ページの読み切りで読みやすく、なかなか考えさせられる内容となっていますので、是非皆さんも機会があればご覧になって下さい。
今回は今月の『拝啓オヤジ』で人間偏差値を高める為に取り上げられていた『宝塚歌劇団のブス(ブオトコ)の25ヵ条』についてご紹介したいと思います。“清く、正しく、美しく”をモットーとする宝塚歌劇団に、昔ある日突然貼り出された25の戒めで“いつ、誰が、何のために張ったのか”が謎で、今はもうないそうです。その『ブス(ブオトコ)の25ヵ条』を以下に記します。
【ブス(ブオトコ)の25ヵ条】
●笑顔がない ●お礼を言わない ●おいしいと言わない ●目が輝いていない
●精気がない ●いつも口がへの字の形をしている ●自身がない
●希望や信念がない ●自分がブス(ブオトコ)である事を知らない
●声が小さくイジけている ●自分が最も正しいと信じ込んでいる
●グチをこぼす ●他人をうらむ ●責任転嫁がうまい
●いつも周囲が悪いと思っている ●他人にシットする ●他人につくさない
●他人を信じない ●謙虚さがなくゴウマンである
●他人のアドバイスや忠告を受け入れない ●なんでもないことにキズつく
●悲観的に物事を考える ●問題意識を持っていない
●存在自体が周囲を暗くする ●人生においても仕事においても意欲がない
この『ブス(ブオトコ)の25ヵ条』は、簡単に言えば「嫌われる人間のパターン」や「人間のあるべき姿を逆説的に示したもの」になると思いますが、皆さんはこれを読んでどう思いましたか。ご存じの方もいたかもしれませんが、私は初めて知りました。そして私は「やばい!当てはまるのがいくつかある!」と思うのと同時に“悲観的”には考えず「これから注意していこう!」と考えました。
(25ヵ条の1つ“悲観的に物事を考える”の逆を実践しました。)
誰でも“嫌われる人間”にはなりたくないと思います。“好かれる人間”とまではいかなくとも“少しでも魅力的な人間”を目指して『ブス(ブオトコ)の25ヵ条』と自分を比較出来た今回をチャンスと考えました。(ポジティブシンキング!大切ですよね!)
そして最終的には、継続する事も重要です。意識し続ける事で必然的に人間偏差値を高める事に繋がると思います。やっぱり『継続は力なり』ですよね。
長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。
令和5年8月
第91回投稿 事務美貌録 8月号
8月号は事務美貌録3回目の「T」所属の「S・H」が好きな「N」が担当させていただきます!今回は写真が多い投稿になってしまいますが、ご了承ください。それでは、少しのお時間お付き合いいただけたら嬉しいです(^▽^)/
今年5月に人生初の海外旅行に行ってきました!!
初海外、初韓国ということで留学をしている姉に案内をしてもらいながらたくさんの観光地を巡り、たくさん美味しいものを食べ、たくさんお土産を買いました!
この町は「明洞(みょんどん)」という日本でいう東京の原宿とも言われている場所です。
たくさんの人で賑わっていて夜遅くまでお店などがやっているので韓国では眠らない町ともいわれているそうです。町の至る所にお祭りみたいな屋台がたくさんでていて、美味しそうなものばかりでした。

東大門(トンデムン)デザインプラザ!
韓国デザインや世界トレンドを発信する「ミュージアム」、デザインビジネスの拠点となる「デザインラボ」、文化体験やショッピングが楽しめる「デザインマーケット」、季朝時代に城壁があったことを記憶する「東大門歴史文化公園」の5施設があります。今回は中には入らなかったので、また韓国に行く機会があったら次は中に入ってみたいと思いました。

こちらは韓服の「チマチョゴリ」!!
日本では着物を着る体験が(関西方面)ありますが、韓国はこのチマチョゴリがとても有名で町の至るところにチマチョゴリを着た方がたくさんいました。チマチョゴリはたくさんの色の種類がありましたがやはり私は赤一択でした(笑)

続いてはこちら!韓国では有名な「キンパ」!
奥の海苔が巻かれているのが通常のキンパで、手前のお米で巻かれているのがヌードキンパです。通常のキンパはやはり韓国の辛さがあり、私にとっては少し辛かったです。ヌードキンパはツナやいかが入っていて口に入れると海鮮の味がしてこちらもすごく美味しかったです。

これは「プリングルスチキン」といってチーズの粉がかかったチキンです。外はサクサク、中はジューシーですごく美味しかったです。韓国ではおなじみのヤンニョムチキンも食べたのですが、写真をたぶん撮り忘れてしまったのか写真がありませんでした…💦でも、ヤンニョムチキンも甘辛ですごく美味しかったです。

こちらの写真はタコの踊り食いと日本ではめったに食べられない牛の生ユッケと奥に見えるのが生レバーと名前は忘れましたがコリコリとした触感の食べ物です。写真だと伝わりにくいですが、このタコは動いていて食べると吸盤が口の中でくっついてきて、今まで味わったことのない面白さと美味しさをダブルで味わいました。

こちらは皆さんもご存知の「サムギョプサル」!!
お店の方が焼いてくれるので焦がす心配もなく一番美味しい焼き加減でいただくことができました。お肉はとても分厚いのに柔らかくてすごく美味しかったです。そのまま食べても美味しかったですが、塩やコチュジャンなどを付けて食べても美味しかったです。

最後に韓国の信号機の写真です!
韓国の歩行者用信号機にはほとんどに秒数がついており残りどのくらいあるのかがわかるようになっていました。

初海外では見るもの食べるもの全てが新鮮で日本とはまた違った意味で面白い楽しい国でした。4日間というあっという間の旅でしたが、お腹も心もたくさん満たされ、充実できました!!また、韓国にもそれ以外の国にも旅行したいなと思いました。
最後に、明後日から3.4.5.6日の4日間秋田竿燈まつりが開催されます。昨年は3年ぶりということもありコロナ前ほどではありませんがたくさんのお客さんが見に来てくださいました。私自身は6年ぶりでしたが凄く楽しく演技が出来ました。今年はコロナ禍前と同じようにふれあい時間もあるということで去年よりももっと盛り上がるといいなと思います。8月ということで夜でも暑いと思いますので熱中症に気を付けてぜひ、竿燈まつりを見に来てください。ちなみに私も参加していますので、「川口」という船のマークが特徴の町内で演技をしているのでそちらも良かったら見に来て下さると嬉しいです!!

以上「N」でした!!
エコムジャーナル No.37
【父の思い】
我が家はここ高清水に引っ越しをしてちょうど40年。その時父が一緒に連れてきたのが「のうぜんかづら」。私は訛らないで“かつら”と呼ぶ。このかつら、例年土崎神明社大祭後(7月20・21日)の7月末に咲くのだが、今年はお祭りの前に咲き出し、今も次から次と咲く。父はよほどこのかつらに愛着があったとみえ前の家から、絡みついた銀杏ごと現在地に移植をした。おそらくかつらの樹齢は100年以上であろうと庭師は言っていた。

金田一京助氏の「言葉の歳時記」に、“かづら”がある。『かづらは「葛」の字を当てた蔓草(つるくさ)のこと、それを頭髪にさして飾りにしたところから、頭につけるものはみな、“かづら”と言っていたが、いつの時にか大木の「桂」と取り違えて、すべてかつらと澄んで呼ぶようになった』とある。さすれば私がかつらと呼ぶのもあながちむべなるかなであるが、言われるまでもなくとんちんかんな我田引水である。
このかつら、からみつかれていた銀杏が折れてしまい、写真の通り垂れ下がっている。このままでは下を通れない。父の形見みたいな「かつら」。どうなおしてやるか悩んでいる。
レイテ沖海戦で空母蒼龍が撃沈された際、船倉の窓から生還したという父。相当荒療治になるだろうが、思い出は残しておきたい。そして、このかつらを見ると、いつも孫の長女に“桂子とつけてほしかった”と母から聞いたことを思い出す。しかし、私はこの『ひかばいろ』、そんなに好きな色でもないのだが大事な色になってしまった。