秋田東北商事株式会社

NEWSお知らせ

2023.02.01 | 事務美貌録

第85回投稿 事務美貌録 2月号

 ♂のSです。今年は雪のない年始を迎えて昨年の大雪と比べるととても過ごしやすい冬です。大雪にならないまま冬が過ぎる事を願っています。
 会社の近くに二喜食堂というお店がありました。私の上司が常連として長年通っているお店であり、私も何度も連れていっていただきました。残念ながら昨年末にお店をたたまれてしまい、もう食べられず寂しいものがありますが、私にとっても思い出の味としてずっと残っていくものです。
 メニュー全てとまではいきませんが、本当に数多くのものを食べさせてもらいました。好きだったものは、肉鍋、チャーハン、レバニラ、餃子、麻婆豆腐、かつ丼、醤油ラーメン、と絞れません。強いてあげるとすると肉鍋、麻婆豆腐が特に印象に残っています。肉鍋は醤油ベースが多いと思いますが、二喜は味噌ベースでした。個人的に肉鍋を家庭で食べる習慣がなく、二喜で肉鍋のおいしさを知ったので味噌が私のスタンダードになりました。麻婆豆腐はレギュラーメニューではなく日替わり定食にあるメニューでした。最後に食べたのは結構前だったので、もう食べられないのがとても残念で心残りです・・・・。

 最後には新聞やテレビの取材もあり、惜しまれながらも、労いと感謝が多く寄せられている様子が上司のお話しからひしひしと伝わってきました。自分事のように喜んでいるのを見ると寂しさもある中で、本当に愛されていたお店なのだなと感じます。そして数多くの人が集まり続けたのは二喜オーナーご夫妻のお人柄があってのことと思います。47年間という大変長い期間本当にお疲れ様でした。

2023.02.01 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.31

【温泉】

 さきがけ新報に「新・地図のない旅」という五木寛之氏のコラムが掲載されている。ある時、氏は一日に5回風呂に入るとあった。大分ご高齢のはず。それも毎回かはわからないが入浴中に本を読んでいるとのこと。私も風呂好きだが、脱いだり着たりが面倒だから就寝前の1回でいい。
 しかし、泊りがけで温泉に行けば、こちらのもの。早く布団を敷いてもらい、夕食前に2回、就寝までに2回、翌朝一番風呂と5回入浴となる。浴衣の下はもちろん最低限の下着、湯上りは布団に潜り込む。今時分はうとうとしながら窓越しで墨絵を見ている。

 文豪が伊豆や熱海などに投宿・長逗留したという旅館がテレビに紹介される。自分にもそんな馴染みの旅館があればとひそかな憧れがある。家内と一緒に年に1・2回しか投宿しないが、“秋田の近藤”だけで“どうぞ”、と言ってもらえる温泉宿がある。ひっそりした山間(やまあい)、家族3人できりもみしている。最近長男が後を継ぎそうな気配があるものの、料理・帳場は親任せ、おかみさんは、どうしたものかと私にため息をつく。

 跡継ぎは別にして、宿の料理はいわゆる田舎料理だが人柄をあらわす丁寧な仕事だ。味は濃いめ、定番は牛のたたき、もちろん家内へ回される。山なのに魚料理がうまい。前もって何々を焼いてくれとか、煮つけにしてほしいというとはずれがない。塩加減といい、煮つけの照りといい、絶品だ。ひれまでしゃぶりつくす。言葉も出ない。一流料亭ほどの派手さはないが来てよかったと舌鼓をする。

2023.01.05 | 社長だより

社長だより vol.94

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。本年も良い年になりますように心からお祈り致します。

 令和5年(2023年)も何卒宜しくお願い致します。今年は「卯(うさぎ)年」になります。漢字の「卯」は、門を無理に押しあけて中に入りこむ様子を表した字で、草木が伸び出て地面を覆うようになった状態を表すとも解釈されています。中国伝来の十二支は、もともと植物が循環する様子を表しているので、十二支の4番目に茎や葉が大きくなる様子を表す「卯」がくるとの事です。(子年に新しい命が種の中で芽生えはじめ、丑年には種の中で育つがまだ伸びる事ができず、寅年は春が来て根や茎が生じて成長する時期と言われています。)
 そして卯(うさぎ)は穏やかで温厚な性質であることから、「家内安全」。又、その跳躍する姿から「飛躍」、「向上」を象徴するものとして親しまれてきました。先にも記載しましたが「植物の成長」という意味もあり、新しいことに挑戦するのに最適な年と言われています。

 関連した事柄になりますが、株式相場には【辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる。】という格言があるそうです。兎には跳ねる特徴があるため、景気が上向きに跳ねる、回復すると言われており、株式市場にとっては縁起の良い年として知られているようです。←←←是非ともそのようになって欲しいものです。

 又、本来の干支とは「十二支(じゅうにし)」」と「十干(じっかん)」を組み合わせるものだそうです。十二支とは時間を表し、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12種の動物を当てはめています。この十二支に、空間を表す十干「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10の要素を加えたのが、60種からなる「干支」です。双方を組み合わせた干支を六十干支(ろくじっかんし)ともいい、60年で一巡します。
 2023年の卯年は「癸卯(みずのとう)」だそうです。「癸(みずのと)」は順序で言えば最後にあたり、一つの物事が収まり次の物事への移行をしていく段階。又、「卯(う)」のうさぎは「茂」という時期であり、繁殖する、増えるという段階にあたると言われています。その両方を備えた「癸卯」は、去年までで様々なことの区切りがつき、次へと向かっていく、そこに成長や増殖といった明るい世界が広がっていくと解釈することが出来ます。

 色々調べてみると2023年、良い年になりそうですね。私も新しい事にチャレンジして“卯(うさぎ)”のように跳ね(飛躍)上がり(向上)、自分自身の力で良い年にしようと思います。
 又、“癸卯(みずのとう)”の意味のごとく、約3年間も生活に影響を与え続ける“新型コロナウイルス感染”に区切りがついて、次の新しい明るい状態へ移行する事を切に願っています。

 最後になりますが、今年最初も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。感染者の確認は高止まり状態となっており、秋田県内でも連日三桁の感染者の確認があります。更には季節性インフルエンザとの同時流行に警戒感が示され、既に東京や東北の青森県や岩手県では感染率が高まっている状況です。しかし私達は、コロナ禍以前の生活スタイルには戻る事はないまでも、経済活動との両立“Withコロナ”の生活を行なっています。だからこそ基本的な感染防止対策を確実に行なう事が未だ必要です。更に感染した場合や可能性がある場合は適切な行動や対応を行なう事も重要です。

 そして毎回記載していますが、年末年始の休暇も返上して「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。

 長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

令和5年1月

2023.01.05 | 事務美貌録

第84回投稿 事務美貌録 1月号

 明けましておめでとうございます。

 2023は卯年です。(年女です。)


 卯(うさぎ)は穏やかで温厚な性質であることから、「家内安全」を意味し、その跳び姿から「飛躍」、「向上」を象徴すると親しまれてきました。他にも草木が地面を蔽うようになった状態を表しており、新しいことに挑戦するのに最適な年と言われているそうです。
 また、長い間、コツコツ頑張ってきた人や、ひとつの技術を追求してきた人に光があたり、きちんと評価される時代になると予想している方もいました。新時代に向けて革命を起こすような新しい人たちが現れる年になるようです。

 話は変わりますが、先日テレビで「冬バテ」という言葉を聞き、調べてみました。
 冬バテとは、冬に起こる体調不良のことで、頭痛・倦怠感・肩こり・不眠・意欲低下・食欲不振など夏バテに似た症状があるようです。
 一番の原因は、寒暖差による自律神経の乱れと言われているようです。
 冬は夏に比べて昼夜の寒暖差が大きく、急激な気温の変化で自律神経が乱れ、体調が崩れやすくなるようです。また、正月特有の気ぜわしさで神経が張りつめた状態が続き、年末年始の長期休みで乱れた生活リズムを取り戻すことができない。といったことも免疫力低下につながり冬バテを引き起こす原因になるようです。

【冬バテに効果的な予防法】
 ①体を温めて冷やさないようにする
 ②適度な運動で筋肉をほぐす
 ③バランスの整った食事をとる
 ④規則正しい生活リズム(睡眠時間を十分に確保する)
 ⑤ストレスを溜めない

【体を長く温めるホットドリンク】
 1位:ココア
 2位:紅茶
 3位:しょうが湯
 4位:甘酒
 5位:緑茶
 6位:コーヒー
 ※緑茶とコーヒーに入っているカフェインは体温を下げる効果があるようです。
 寒さが厳しくなるこの時期は、少しでも長く温まれるように飲み物も選びましょう。

 新しい事にも挑戦したいと思いますが、まずは健康第一で今年も頑張りたいと思います。

 今年もいい年になりますように。

2023.01.05 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.30

 健やかに初春をお迎えのことと存じます。皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。

 自身の健康づくりのために始めた山登り。富士登山(エコムジャーナルNo.1ご参照)後は北アルプスの名峰を目標にしましたが、翌年から県外移動の自粛を受けて北東北の山々を巡りました。移動が緩和された昨年、3年越しで北アルプス行きの計画です。2ヵ月前から某山荘の宿泊予約を取り、登山口までの交通手段を調べ、準備も行程も万全でした。しかし、天気予報には一向に晴れのマークがつきません。

 出発を翌日に控えても登山指数が回復することはなく、当日は目的地を決めずに出発。国道7号を南下しながら候補地をあげ、天気を確認しながら絞り込みます。秋田を発って7時間、北アルプス付近にかかる雨雲を通り抜け、いよいよ新しい目的地に到着です。

 木曽駒ケ岳―――山体のほとんどが花崗岩でできている標高2956mの木曽山脈(中央アルプス)最高峰。しらび平駅から乗車する駒ヶ岳ロープウェイは日本一の高低差(950m)を誇り、終点の千畳敷駅は日本最高所の駅として知られます。

 千畳敷駅に降りてものの数分、早くも見どころを迎えます。標高2612mに広がるカールは、2万年前に氷河期の氷で削り取られたお椀型の地形です。畳を千枚敷いた広さがあることから、千畳敷カールと呼ばれています。眼前に広がる荒々しい岩肌に、日本アルプスの迫力を感じました。

 山頂に向かって進みカール上部に到達すると、巨大な岩々を近くで見ることができます。天を衝くように立つ岩々の存在感もまた、アルプスらしさを感じます。岩の向こうには南アルプスの稜線を眺望でき、稜線の上には3年前に登った富士山が顔をのぞかせます。

 初アルプスは思いもよらず日本アルプスの中腹での登山となりました。天候に恵まれることを願いながら、本年も計画から楽しみたいと思います。

秋田担当A(8回目の投稿)

2022.12.01 | 社長だより

社長だより vol.93

 早いもので2022年も残り1ヵ月となりました。今年も2020年から続く“コロナ禍”で、様々な制限や我慢、困難や努力を強いられた1年となりました。現在も新型コロナウイルス感染は終息していませんが、コロナとの共生“Withコロナ”での新たな活動が行われています。一昨年と昨年の12月にも記載しましたが“明けない夜はない”“朝の来ない夜はない”との思いを胸に日々を過ごしていきたいと思います。そして1日も早く、以前のような平穏な日々を過ごせる事を心より祈念致します。

 先日ある講演会で心理学を専攻している准教授の話をお聞きしました。「コロナやストレスに負けない!」との演題で90分間の講演でしたが、引き込まれてあっという間に終わりました。健康で過ごす為には「ポジティブシンキングで幸福感を得る事」が重要であるとの内容で非常に考えさせられました。今回は講演内容と更には最近読んだ雑誌に掲載されていた関連記事?を紹介したいと思います。
(講演内容については、私のメモと記憶で記載していますので、多少違いがあるかもしれませんがお許し下さい。)

 講演では「幸福感を得る事が健康に繋がる」を実践する為には“人に感謝する”“人を援助する”“人に安心感を与える”事が重要だと話をされていました。更に“安心感を与える”方法として「どのような状況でも“大丈夫だよ”の気持ち」「相手を受け入れる」「自分と相手の居場所を確保する」「見守り、理解する」事が必要だとも話をされていました。又、関連してポジティブシンキングの手法の1つとして「リフレーミング」をご紹介頂きました。リフレーミングとは「物事を見る枠組み(フレーム)を変えて、違う視点で捉え、ポジティブに解釈する事」で、簡単に言えば「言い方や表現を変換する手法」です。一例を挙げれば「あなたは短気ですね」というネガティブな表現を「あなたは自分の感情に素直ですね」とポジティブに変換する事です。ポジティブな表現や言葉を発する事で自然と幸せな気持ちになるとの事でした。
 自身が幸福感を得て健康になる為には、人(他人)に対しての行動が重要である事に多少驚きましたが、人間は一人では生きていけないとの思いを再確認させて頂きました。又、私自身が以前から気を付けている“ポジティブシンキング”についても、考えるだけでなく“リフレーミング”を用いて、発する言葉(表現)にも注意していこうと改めて思いました。

(関連した?雑誌の記事について…)
 先日ある雑誌を読んでいると「沖縄県民が幸せな理由」とのコラムに目が留まりました。都道府県“幸福度”ランキングで沖縄県が2年連続1位となった理由が「適当である県民性」だとの記載でした。私は「えっ?ディスってる?」と感じて詳細を読んでみました。すると『沖縄県民には「ウチナータイム」が存在すると言われていて、時間の感覚が非常にゆったりとしています。時間厳守が当たり前の人にとっては「いい加減」ともいえる県民性が、実は沖縄県を日本一幸せにしている要因です。』『時間にルーズな人の方が、几帳面な人より幸福という事が研究で分かっています。』『世界的に見ても「時間を守る」という事の優先順位が低い国は少なくありません。』『最終的には、幸福になりたければ時間を厳守せずにルーズになりなさいと言うつもりはありません。幸せになる為に必要なものは、ずばり“寛容さ”です。』との記載がありました。そして結びに『沖縄県民がよく口にする「ナンクルナイサー」という言葉は、正しくは「マクトゥソーケーナンクルナイサー」。誠実にやるべき事をきちんとしていれば、何とかなるよ、という意味です。つまり「どれだけ適当でも、時間に遅れても、何とかなるよ」ではなく、やるべき事をやっている事が大前提なのです』と記載がありました。
 私は比較的、時間にはうるさい方です。(たまに飲み過ぎて寝坊する事もありますが、、、)時間厳守は小さい頃から叩き込まれてきた一種の礼儀だと思っています。しかし今回この記事では、沖縄県を例にとって「寛容さ = 広い心をもち、他を受け入れる気持ち」「他者に寛容な社会」が幸せに繋がる事を教えて頂きました。

 今回ご紹介した2つには共通点が沢山あります。健康で過ごす為に、幸せに過ごす為に皆さんも是非“ポジティブ”に、そして“やるべき事をしっかりやる事”を前提にして“他者を受け入れる寛容な心を持って”頂ければ幸いです。

 最後になりますが、今月も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。感染者の確認は増加傾向に転じており、第8波に突入?との報道もあります。秋田県内でも連日四桁の感染確認があります。更には季節性インフルエンザとの同時流行の可能性が高い事も予想されています。そのような状況の中ですが、コロナ禍以前の生活スタイルには戻る事はないまでも、経済活動との両立“Withコロナ”の生活を行なっています。だからこそ私達は基本的な感染防止対策を確実に行なう事が未だ必要です。そして感染した場合や可能性がある場合は適切な行動や対応を行なう事も重要です。

 更に毎回記載していますが、拡大と減少を繰り返し続けている「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を昼夜問わず日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。

 長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

 令和4年12月

2022.12.01 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.29

【今年の総括】

 といえば堅苦しく、何事かと身構えるが、そうではない。我が家の野菜達の活動結果である。
春先の好天、そして長雨と、世界的な異常気象はわが野菜達にも影響があった。と言っても、適切な対策も特にせず、土日2時間程度のお世話で、その大半は草取り。管理などとは程遠い。毎年のように課題を多く抱えた総括となった。

 今年初めて被害にあった長ネギは病気で一畝に10数本しか残らなかった。土の中で溶けてしまった。しかし、残ったねぎはおかげで下仁田のような太いネギになった。玉ねぎはもっとひどかった。大小不出来はいつものことながら、収穫量は凡そ五分の一。しかも干してからの腐りがひどく、結局数個しか食卓には上らなかった。ニンニクも大きくなれなかったなあ。
 人為的な被害は大根だ。いつものように耕したつもりであったが、先端が割れているものが続出。楽しみなビール漬けには相当に難儀したようだ。来年はもっと深く耕そう。そして聖護院カブ。例年とはうって変わり、大小混在もいいところ。がっかりだった。

 一方、心配したジャガイモは豊作で、よく言うホクホクの上出来上。味噌汁でも型くづれすることもなく私好みの固さだ。サトイモは葉がかつてないほど大きくなり、イモがつくか心配であったが、取り越し苦労。味噌汁ではとろみが澄まし汁のようになり、初冬ならではの逸品だ。そして、我が家の3大芋の一角、サツマイモ。味はまあまあだが、収穫量が少ない。どうも植え方に問題があるようだ。来年は畝を高くして1本づつ並べて植えてみよう。今年はハツカネズミの巣・被害がなかった。途中で畝間に管理機をかけたせいかもしれない。さぞかし驚いただろう。

 次に葉物。初夏のキャベツ・白菜は例年通り。白菜の漬物はよく食べた。毎日小丼をたいらげた。農薬の心配がないから安心だ。ほうれん草は石灰を多くまいた成果があり、例年よりは収穫があった。チンゲン菜は地質にあまりこだわらないようだが、固かった。水やりだけのせいではないようだ。
 枝マメは、浴衣娘と秘伝、まずまず。黒豆は半年になってもまだ黒くならない。どうしてだ。小豆は枯れ始めたものから次々に収穫するが、天候に左右される。お正月お汁粉に出てくるだろう。
きゅうり・トマト・なす・かぼちゃの定番は毎日食べた。飽きずに食べた。今もお世話になっている。

 今年も皆さん、ありがとう。そうそう、みょうがもよくいただいた。来年もよろしくお願いします。

 朝よひに 物くふごとに 豊受の 神のめぐみを 思へ世の人    本居宣長
 物見れば 見る物事に 喰はむと思ふ むべわが幸も 食ふに   釈迢空 (しゃく ちょうくう)

2022.12.01 | 事務美貌録

第83回投稿 事務美貌録 12月号

 今年2回目の登場!「J」が好きな「N」です。

 時が経つのが早いもので今年も残すところ1ヶ月となりました。この1年を振り返ってみるとこのご時世の中ですが春にはお花見、夏には3年ぶりの竿燈まつり、花火大会など様々な行事があり充実した日々を過ごせたなと思います。残り1ヶ月も悔いのないように当たり前を当たり前と思わず一日一日を大切に過ごしていけたらなと思います。

 話は変わりますが、先月、数年ぶりに宮城県に高校時代の友達とプチ旅行に行ってきました!そして数年ぶりに本場の牛たんを食べました。やはり市販の牛たんとは全く違い、弾力はあるがすぐに噛み切れてしまうほど柔らかく、また、麦ごはんと一緒に食べるのがすごく最高でした。しかし、このご時世ありとあらゆる物が値上がりし、牛たんも通常よりも500円程値上がっており高級食材だなと感じました。また、機会があれば次はおすすめしていただいた牛たん屋さんに行ってみようと思います。

宮城県では有名な牛たん屋さん「利久」

 他にも仙台名物であるずんだ餅やひょうたん揚げも食べました。人生で数回宮城県に行ったことがあるのですが、ひょうたん揚げを今まで食べたことがなく、「J」に所属の「N」グループの「M」さんが、とあるコンサートのMCで「ひょうたん揚げがおいしい」とお話をしており、せっかくなら食べてみようと思い人生で初めてひょうたん揚げというものを食べました。外はサクサクしており、中に笹かまぼこが入っていて、すごく美味しかったです。(ひょうたん揚げの写真撮るのを忘れてしまいました。笑)
 数年ぶりの宮城県ではたくさん美味しいものを食べとても充実した2日間を過ごせました!もう少しコロナが落ち着いたら関東や関西方面にも旅行にいきたいなと思いました。
 最後に、10月からスタートしたKing&Prince平野紫耀主演TBS系ドラマ「クロサギ」はご存じでしょうか。平野紫耀演じる黒崎高志郎は過去に詐欺師に家族を殺され、その復讐の為詐欺師を騙す詐欺師「クロサギ」となる。このドラマは現代の詐欺なども描かれており、個人からお金を騙しとる、会社自体を騙す、そんな様々な詐欺が描かれているドラマです。とても考えさせられる内容となっており詐欺も他人事ではないと思うようなドラマです。
 明日12月2日は第7話の放送です。7話からでも楽しめるドラマなので是非ご興味がございましたらご覧ください。

 以上「J」が好きな「N」でした。

2022.11.01 | 社長だより

社長だより vol.92

 すっかり寒くなり暖房機器を使わなくては過ごせなくなりました。すぐそこまで“冬”が近づいています。残り少ない“秋”を満喫しながら、雪降る“冬”に備えて過ごしていきましょう。

 前回、前々回は「社長だより」で“経営の神様”と称される「松下幸之助さん」の著作「道をひらく」について記載しました。そして「松下幸之助さん」の言葉の凄さと魅力を改めて感じる事が出来た事も記載しました。
 今回は最近読んだ雑誌で連載されていた、同じく“経営の神様”と称される「稲盛和夫さん」の記事についてご紹介したいと思います。

【努力と能力ではどちらが重要か】
人生や仕事で結果を出すには「能力」が必要ですが、素晴らしい事をなしうるのは、バカみたいな「熱意」や「努力」があってこそです。さらには、皆がバカにするような熱意や努力こそ素晴らしいのだという「考え方」が大変重要だと思います。私は、この「能力」「熱意(努力)」「考え方」という3つの要素で、人生や仕事の結果を決める方程式がつくられるのではないかと考えました。それが次に挙げる方程式です。人生や仕事の結果は、これら3つの要素の積で決まると思います。
『 人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力 』
この方程式に従えば、落第しない程度の60点の能力しかなくても、80点の熱意で努力すれば4800点という結果が得られることがわかります。さらなる90点の熱意で努力すれば5400点の大きな結果が得られます。しかし、優秀な大学を出た頭の良い人で90点の能力をもっていても、頭の良さにかこつけて30点の努力しかしなかったら、2700点の結果しか得られません。
そして、そこに「考え方」が加わります。考え方はマイナス100点からプラス100点まであり、その掛け算となるので、斜に構えて世の中をネガティブにとらえている、あるいは利己的に生きようとしているなら、結果はすべてマイナスになってしまいます。
私は、この方程式に従って、人生や仕事の結果がプラスになるように、さらには少しでも大きな結果を出せるようにしてきました。少しくらい能力がなくても、熱意ある努力を怠ることなくポジティブな考え方で取り組めば、素晴らしい結果がもたらされるのです。

 勿論、皆さんも「稲盛和夫さん」の事はご存じだと思います。昭和34年に京都セラミック(現・京セラ)を設立、昭和59年には第二電電(現・KDDI)を設立するなど、起業家(企業家)として「アメーバ経営」という独自の経営手法で素晴らしい功績を残し、多くの経営者に影響を与える人物です。又、平成22年には赤字続きだった日本航空の会長に無報酬で就任し、3年足らずで再上場させた事は知らない人がいないと思います。今年2022年8月に90歳でお亡くなりになりましたが、多くの経営者やビジネスマンの心を掴んでおり、松下幸之助さんと共に“経営の神様”と称されています。

 今回の「稲盛和夫さん」の『努力と能力ではどちらが重要か』を読んで、皆さんは何を感じて何を考えましたか?私は経営の神様と称される「稲盛和夫さん」でも“熱意”や“努力”が重要であるとの思いを読み、「素晴らしい成功者でも能力ではなく、地道で当たり前のように感じる努力を重要視するか」と少し驚きました。そして「私自身の努力は熱意ある努力と呼べるのか?」「本当に努力しているのか?」と考えさせられました。又、“考え方 = ポジティブシンキング”との考え方が大切だという事については、私が常に思っている事なので「経営の神様と同じだ!」と嬉しくなりました。
 今後は今まで以上に『“熱意ある努力”を惜しまず“ポジティブシンキング”で物事に取り組む事が“素晴らしい結果”に繋がる』『考え方がネガティブであれば結果がマイナス、ポジティブであればプラス』との考え方を胸に刻み、“能力”が乏しい私は様々な事柄に日々地道に取り組んでいきます。

 最後になりますが、今月も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。感染者の確認は減少傾向に転じましたが、未だ終息には至りません。秋田県内でも連日三桁の感染確認があります。そのような状況ではありますが、政府では「全国旅行支援」を12月下旬まで実施するなど経済活動との両立“Withコロナ”の生活へと変化しています。コロナ禍以前の生活スタイルに戻っていく事を切に願いますが、今はまだ私達が出来る基本的な感染防止対策を確実に行なう事が必要です。そして感染した場合や可能性がある場合は適切な行動や対応を行なう事も重要です。

 更に毎回記載していますが、拡大と減少を繰り返し続けている「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を昼夜問わず日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。

 長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

 令和4年11月

2022.11.01 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.28

 3年ぶりに各地でイベントが開催され活気が戻りつつありますね。青森市でも、いつもと違うやり方ですが、ねぶた祭が行われました。

 ねぶたの運行方式は2種類あります。
 一つは、もともとの運行方式で、出発地点から順番にねぶたが出陣する「吹き流し方式」。出発地点から離れた場所では、しばらく待たないとねぶたは来ませんが、遠くからの小さなお囃子がだんだん大きくなるにつれて、感情も高ぶるのがたまらないと言う人もおります。津軽弁の「じゃわめぐ」ということでしょうか。
 もう一つは「一斉スタート方式」。予めコースにねぶたを配置して運行を始めるので、先頭、最後尾が無く、どこにいてもねぶたをすぐに見ることができます。
 「吹き流し方式」時代、最後尾に「カラス跳人」と呼ばれる黒ずくめの跳人が付いて回り、暴れたり喧嘩をしたり社会問題となっていたので、この人達を排除するために考えられた方式です。
 前回までの10年間は「一斉スタート方式」でしたが、今年は跳人の参加者を予約制にし、人数を制限して「吹き流し方式」に戻しました。また、歩道上の桟敷席を無くし歩行者の密を防いだり、歩道上での露店販売も無くしたりと少し活気に欠けましたが、無事に終わり良かったです。祭期間中は雨もほとんど降らず奇跡としか言いようがありません。

 うれしいことに協賛しているねぶたが「ねぶた大賞」、製作者の竹浪比呂央先生が「最優秀製作者賞」を受賞いたしました。また、竹浪先生はJRねぶたも製作し、こちらは「県知事賞」を受賞しております。

 伝統のある祭でも、ねぶた師の先生はじめ実行委員会や各団体の皆様は、伝統を守りながら毎回新しい取組にチャレンジしております。
 その一例として、ねぶたの光源ですが蝋燭から電球、そしてLEDと変わってきており、青白い鮮やかな光を放っています。また、見えない部分では発電機を低騒音、低公害型にしたり、発電機から充電式バッテリーにしたりと、排ガス、CO2、騒音等、環境に配慮した取り組みをしております。
 大型ねぶたの電気は沢山使うため発電機でなくては賄えませんが、前ねぶたという小さなねぶたの電源は、発電機から充電式バッテリーに代わって来ております。更に充電式バッテリーも小型、高性能、利便性の良い物を試したりしております。

 前ねぶたには大きな充電式バッテリー(後ろの紫色)が2台使われておりましたが、途中で電気が無くなってしまうことがあったそうです。今年は試しに1台を高性能な充電式バッテリー(手前の黒色)を使ったところ、小さいにもかかわらず電気が無くなることはなかったそうです。そのうえ、同程度の他社製品は満充電時間が8時間のところ、これは95分と非常に短いので使い勝手が良かったそうです。(製品名:ボルタンク)
 ねぶた製作中もコンセントの無い場所に、この充電式バッテリーと扇風機を置いて暑さをしのいだそうです。ねぶた小屋はとても狭いので、電源ケーブルがあると足を引っかけて危ないので安全面にも優れていたとのことです。
 災害時の非常用電源として採用が多い充電式バッテリーですが、家庭用電源や発電機の代わりに普段使いできることをねぶた祭で知ることができました。

 コロナ感染や自然災害などで困ったことや不便なことが出てきますが、やり方を工夫することで何とか克服できるかもしれないですね。
                                          青森 H

2022.11.01 | 事務美貌録

第82回投稿 事務美貌録 11月号

 手相占いに興味はありますか?

 TVで放送している手相占いを見ては自分の手と見比べ、よくわからないな・・・で終わっていましたが、半年ほど前に「手相の教科書」という本を書店で見つけ、思わず購入したのをきっかけに少しずつ勉強を始めました。ですが手相というのは奥が深く、色んな人の手を見比べないと線がはっきりしているのか、長いのか短いのかがわからず沢山の方の手相を拝見したいなと思っています。まずはこれを機会に会社の方の手を見せていただきました。

左【図1】             真ん中【写真1】          右【写真2】

まずは【図1】の基本的な4大主要線で見て行きます。
【写真1】は私の手なのですがあまり特別な線もなくごく一般的な手相で、そして運命線がありません・・・。運命線にも様々な線があり、勉強不足なのであまり書きませんが、他の線を補強するような意味を持つ為【写真2】のように手首付近から中指にかけて伸びる運命線がほしい!その場合はペンで書くのも効果的で金色や銀色で書くのがより良いそうです。
ちなみに金運を上げたい人は小指の下に1~2本の線を書くといいそうです。手相は生き方や考え方で1~3ヶ月で変化するものと言われています。

左【写真3】                     右【写真4】

上の写真はどちらとも女性事務員さんの手です。
【写真3】は、知能線が長く伸び、感情線が人差指の付け根まで伸びる良妻賢母の手相。
いつも笑顔の絶えない方なので、まさにそうだなと感じました!
【写真4】は、生命線に大きな島が、これは人助けの手相。そして生命線の起点が高い位置にあるのでエネルギッシュで強い正義感の持ち主。まだまだお若い方なので人の為も大事ですが、自分の好きなことに沢山のエネルギーを使って楽しい日々を送ってほしいです!

左【写真5】                   右【写真6】

上の写真は男性社員さんの手です。
【写真5】は、手の平の右下側の月丘(げっきゅう)から中指の下付近まで少しカーブした運命線が入っています。これは人気線とも言われ、人から指示されるタイプです。小指の下に出る財運線もしっかり伸びており羨ましい手相です。普段からとても優しいお人柄なので、人気線があるのも納得!
【写真6】は、生命線と知能線が並行して下降しています。この線は独自性の高い才能の持ち主。そして人差指の付け根から薬指の方向に向かう線は金星帯と言われ、愛情を大切にする手相。この方がいる部門がいつも和気あいあいとしているのはこの愛情のせいでしょうか!

  

左【写真7】                   右【写真8】

【写真7】は新入社員さんの手、【写真8】はベテラン社員さんの手です。

両方とも最強の手相の「マスカケ線」の持ち主。この2人の場合は「変形マスカケ線」と言いい、元々強運な運勢に加え、強靭な精神力や豊富な才能が加わりマスカケ線の特性が更に活かされ仕事などで大成する手相。何よりも人の何倍も努力を重ねて、成功を成し遂げるとのこと。私にはマスカケ線はないのですが「人の何倍も努力」は見習わないといけませんね!

最後は当社の社長の手です。

とにかく線が濃くハッキリしています。これは自分の価値観や考え方がしっかりしていて信念のある人の手相です!精神的にもタフとのこと。

私がイメージしている社長の通りです、信念のある人間に私もなりたいです。

今回、この記事を書くにあたってまだまだ浅い知識なので間違っていることも沢山あるとは思いますがご協力いただいた皆さんありがとうございました。

更に知識を深め、また記事に出来るように頑張ります!

2022.10.03 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.27

【彼岸花】

 日ごと空が高くなる秋彼岸の頃、赤く燃えるように咲くのが彼岸花。この花を“はっきりと意識したのは今から15年前”、伊勢からの帰りの特急列車だった。幸運にも最前列で文字通りくぎ付けになった。線路際に延々と群生し目を奪われた。今もこの時期になるとあの車窓のことを思いだす。  

 彼岸花といえば仏花とも言われ、墓地の卒塔婆の周りにあるようなイメージがあり、知らんぷりしていた。ただ、仏花と言われる割に色といい形といい、実に艶やかな花である。曼珠沙華ともいうがこちらの呼び方がいいのかもしれない。より仏様に由来する語源を感じる。戦後歌謡曲で渡辺はまこがつやっぽく歌っていたと思うがはっきりしない。

 この花の根には毒があり、その毒を松くい虫退治用の薬品にしたらどうかと提案をした友人がいた。しかし、相手にされなかったという。県内で羽越本線と7号線が平行して走るところが所々ある。特に由利本荘市、道川付近のJR側、まだ10年生ぐらいだろうか、いたるところに枯れているのを見る。痛々しい。何か松枯れを防ぐ手がないのか、空の高さにお願いしたくなる。

 彼岸最終日、おはぎを食べたくなり目覚めてすぐ“行こうか”となり、山形最上川戸沢まで走った。ここのぼたもち屋、どれもが甘さ控えめでおいしい。ことのほか黄な粉は、車の中にふわっと香りがひろがる。来た甲斐がある。帰りに近くの「ぬるぬる温泉」につかり、鳥海山をドライブして所要時間約7時間の心地よい一日だった。

2022.10.03 | お知らせ

社長だより vol.91

 朝晩は寒さを感じます。もうすっかり“秋”ですね。“秋”と言えば「食欲の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」「芸術の秋」など様々イメージする事があると思います。沢山の“秋”を満喫しながら日々を過ごしていきましょう。

 先月の「社長だよりvol.90」で「松下幸之助さん」の著作「道をひらく」について記載しましたが、沢山の方々から「自分も読んでいる」「人物は知っていたが、本の存在を初めて知った」「興味深くて自分で本を購入しようと思う」「意味深な文章で他の文章も気になる」などの反響を頂きました。いつもご覧になって頂いている沢山の方々に感謝の気持ちでいっぱいになる事と同時に「松下幸之助さん」の言葉の凄さと魅力を改めて感じる事が出来ました。
 また普段から「ゴーストライターが居るのでは?」との反響も頂きますが、間違いなく私自身で記載していますので(笑)

 今回も121篇の短文集「道をひらく」の中から、私が考えさせられた別の1篇をご紹介致します。

【転んでも】
「七転び八起き」ということわざがある。何度失敗しても、これに屈せずふるい立つ姿をいったものである。人生は長い。世の中はひろい。だから失敗もする。悲観もする。そんなとき、このことわざはありがたい。
だが、七度転んでも八度目に起きればよい、などと呑気に考えるならば、これはいささか愚である。一度転んで気がつかなければ、七度転んでも同じこと。一度で気のつく人間になりたい。
そのためには「転んでもただ起きぬ」心がまえが大切。このことわざは、意地きたないことの代名詞のように使われているが、先哲諸聖(※1)の中で、転んでそこに悟りをひらいた人は数多くある。
転んでもただ起きなかったのである。意地きたないのではない。真剣だったのである。
失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れたほうがいい。真剣ならば、たとえ失敗しても、ただは起きぬだけの充分な心がまえができてくる。
おたがいに「転んでもただ起きぬ」よう真剣になりたいものである。
[PHP研究所「道をひらく~松下幸之助」より]

◎※1「先哲諸聖(せんてつしょせい)」とは、昔からの様々な哲人(知恵がすぐれ、見識が高く、道理
に通じた人物)や聖人(徳が高く、人格高潔で他の模範となる人物)を意味します。

 今回の「転んでも」を読んで、皆さんは何を感じて何を考えましたか?私は「言葉(物事)には視点(切り口)によって、様々な意味や考え方がある事」について考えさせられました。もしかしたら今まで私が正しいと思っていた事、正しいと思っていた解釈が別の見方をすれば全く違う意味になるかもしれません。今一度、多角的視点の大切さを実感しました。また「真剣である事の大切さ」を強く感じたのと同時に心がまえ(準備)の重要性も改めて感じました。
 今後は私も今まで以上に何事にも真剣に向き合い、常に自身が正しいなどとの思いは捨てて多角的視点を大切にし、様々な事柄に“準備万全”で取り組んでいきたいと思います。
(関連して、、、)
 今回、記載する際に「準備をしっかりする」という意味で準備“万端”が正しいのか準備“万全”が正しいのか疑問に思い、色々と調べてみました。“万端”とは「ある物事に関するあらゆる事柄や手段」を表す言葉で“準備万端”だと「準備に関する全て」を意味し、準備が出来た事にはならないそうです。“準備万端”に“整った”を追加するか、「完全で手落ちがない事という意味」の“万全”を使用するかで、正しい日本語となるそうです。本当に日本語は難しいですね。

 最後になりますが、今月も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。オミクロン変異株“BA.5”による過去最大の感染拡大状況“第7波”は、やっとピークアウトしたといえる状況となりました。そして9月26日から新型コロナウイルス感染者の把握方法(全数把握)が見直しされました。少しずつではありますが、コロナ禍以前の生活スタイルに戻っていく事を期待しますが、今はまだ私達が出来る基本的な感染防止対策を確実に行なう事が必要です。そして感染した場合や可能性がある場合は適切な行動や対応を行なう事も重要です。

 更に毎回記載していますが、未だ終息に至らない「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を昼夜問わず日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。

 長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

 令和4年10月

2022.10.03 | 事務美貌録

第81回投稿 事務美貌録 10月号

 今年の夏は、「3年ぶりに開催」というお祭り、イベントがたくさんあって、すごく夏を感じることが出来たように思います。通行止めをして開催される行事だと、普段なかなか見ることが出来ないマンホールを撮影する楽しい機会にもなります。
 この夏、久しぶりのお祭りで暑い中撮影した1枚をご紹介します。

 デザインマンホールではない、見たことのないこのマンホール。新しく開発された「グレート式鉄ふ た」とのこと。

 近年増えている局地的大雨。下水道へ流すことが出来る流量以上の雨水が流入した場合、管路施設内の水位や空気圧が急激に上昇します。すると、マンホール蓋の飛散や舗装の浮き上がり、水柱の発生などが生じる場合があります。その危険性を軽減するためには、内圧を外部に効率よく排気する必要があるのですが、その為に開発されたのがこの「グレート式鉄ふた」です。通気性がいいと臭いが気になりますが、「排気防臭中ふた」を内側に設置することで、下水管路内からの防臭、排気とマンホール蓋からの排水を両立させることが出来るそうです。

 たのしいデザインのマンホール蓋を探すのが好きな「な」ですが、こういった災害対策にも一役買っているマンホール蓋も素敵だなと思います。

 と、書き綴りながらも最後に楽しい岩手県久慈市のデザインマンホール蓋をどうぞ。(写真提供ありがとうございました!)

 岩手県久慈市は北三陸の海に面し、北限の海女でも有名です。朝ドラ「あまちゃん」の舞台にもなりました。このデザインマンホールには「サケをはじめとするたくさんのさかなたちのため!伝統の海女文化を守るため!ふるさとの水環境を守ろう!!」というメッセージが込められているそうです。久慈駅のうに弁当が食べたい「な」でした。

2022.09.01 | 社長だより

社長だより vol.90

 だいぶ涼しくなってきました。もう“9月”です。“秋”に向かっていますので、残り少ない夏を噛みしめたいと思います。皆さん、朝晩の寒暖差には十分に気を付けて日々を過ごしていきましょう。

 最近読んだ雑誌で「松下幸之助さん」の特集記事が掲載されていて、非常に強く引き込まれました。読み入っているとご自身の著作「道をひらく」は没後30年以上経った今も売れ続けている事を知り、直ぐに書籍店へ向かい購入し、そして一気に読み上げました。
 今回は121篇の短文集「道をひらく」の中から私が考えさせられた1篇をご紹介致します。

【縁あって】
お互いに、縁あってこの世に生まれてきた。そして、縁あっていろいろの人とつながりを持っている。「縁あって―」何だか古めかしい言葉のようだけれど、そこにはまた一つの深い味わいがひそんでいるように思える。
人と人とのつながりというものは、とにかく人間の個人的な意思で出来たと思いやすいもので、だからまたこのつながりは、自分ひとりの考えで、いつでも断てるかのように無造作に考えやすい。
だが本当はそうでない。人と人のつながりには、実は人間のいわゆる個人的な意思や希望を超えた、一つの深い縁の力が働いているのである。男女の縁もまた同じ。
そうとすれば、お互いにこの世における人と人とのつながりを、もう少し大事にしてみたい。もう少しありがたく考えたい。不平や不満で心を暗くする前に、縁のあったことを謙虚に喜びあい、その喜びの心で、誠意と熱意をもって、お互いのつながりを更に強めていきたい。
そこから、暗黒をも光明に変えるぐらいの、力強い働きが生まれてくるであろう。
[PHP研究所「道をひらく~松下幸之助」より]

 勿論、皆さんも「松下幸之助さん」の事はご存じだと思います。パナソニックホールディングス(旧社名:松下電気器具製作所、松下電器製作所、松下電器産業)を一代で築き上げた経営者で「経営の神様」と称されています。又、経営者として発した様々な言葉は、平成元年に世を去った今なお、多くのビジネスマンの心を掴んでおり「尊敬する経営者第1位」に選出される事も多々ある人物です。
 私は「経営の神様」と称される松下幸之助さんであっても「自身の努力や能力と関係の無い」「個人的な意思や希望を超えた」未知の力として“縁の力”という存在を大切にしている事に驚きを感じました。又、縁を大事にする気持ちや感謝と合わせて「縁のあったことを謙虚に喜びあい」「誠意と熱意をもって、お互いのつながりを更に強めていきたい」などの言葉に強い気持ちを感じました。更には今回紹介した1篇だけでなく全ての短文に難しい単語(言葉)がなく、誰でも読んで理解が出来る事に素晴らしさと優しさを感じました。
 今後は私も今まで以上に人とのつながりを運命とも言える“縁の力”と考えて大事にしていこうと思います。又、謙虚な気持ちや誠意や熱意を大切に、尚且つ相手が理解しやすい言葉で優しさを忘れずに伝えていこうと思います。

 最後になりますが、今月も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。7月上旬から全国各地で感染者確認が急激に増加傾向に転じ、今も高止まりの状況は続いています。現在主流のオミクロン変異株“BA.5”は過去最大の感染拡大状況となっており、いわゆる“第7波”から中々抜け出す事が出来ません。秋田県内でも感染者確認が急激に増加した高止まりの状況が続いており、昨日は『1,332名』の感染確認がありました。8月31日時点で累計感染者数が81,613名となりましたが、8月の1ヵ月間で過去最高36,139名の感染者が増加した事になります。現在の詳細は入院者数259名(うち重症者3名)、宿泊療養者数104名、社会福祉施設等療養者758名、自宅療養者12,888名、入院等調整中7,786名といった状況です。今は私達が出来る基本的な感染防止対策を確実に行ない、新型コロナウイルスに臆する事なく日々を過ごしていきましょう。更に万が一、感染した場合や可能性がある場合は適切な行動や対応を行なっていきましょう。そして絶対に“誹謗中傷”はやめましょう。

 更に毎回記載していますが、感染者の確認が高止まり状況で未だ終息に至らない「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を昼夜問わず日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。

 長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

 令和4年9月

2022.09.01 | 事務美貌録

第80回投稿 事務美貌録 9月号

 社会人として働き始め数十年。平日の楽しみはランチタイムです。
 NHKの番組で「働く人のランチ」を主役にしたサラメシという番組があります。サラリーマンの昼食(サラメシ)から、話題の企業の社長さん、憧れのスポーツ選手まで。多彩な職業の人々の様々なランチを徹底的にウォッチング。この仕事だからこのランチというおどろきの法則や、笑いと涙のエピソードなど。ランチを入り口に現代日本で働く人びとの喜怒哀楽を、楽しく鋭くみつめます!という番組で毎週楽しみに見ています。
 そこで今回は私のサラメシ。普段はパンやおにぎりといった手軽に食べられるものが多いですが、週に1回程度宅配のお弁当を注文します。日替わりや季節限定や定番のものなど種類もあり毎回あれこれと楽しみながら選んでいます。

 今は新型コロナウィルスの影響から社内で集まってお昼を食べるのは難しいですが、一緒に頼んだ同僚と感想を言いながら食べるのも楽しいひと時です。次は何を注文しようか悩んでいる「さ」でした。

2022.09.01 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.26

 岩手県北上担当のKです。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 この度も私のジャズなど音楽にまつわる、個人的な小さな出来事から感じたことを書いていこうと思います。しばらくの間お付き合いいただけましたら幸いです。

 2週間ほど前のことです。北上市にはさくらホールという、素晴らしく設備が整ったリハーサルスタジオが併設されている施設がありまして、その日もいつもの休日の過ごし方としての楽器練習をと来てみたのですが、ホール入り口あたりを中心に何やら人だかりができていました。後で聞いたところでは施設主催の盆踊り大会だったそうです。
 これは何だろうなと訝しげに思いながら人や出店を回り込みながら歩いていると、顔見知りである隣接市のスーパートランぺッター氏がいらっしゃるのを発見。あいさつがてらに「これは何をしているの?」と聞いてみたところ、氏、満面の笑顔で「Kさんコソ練ですか?注:コソ練とはこそこそ練習するという意で、アマチュアビッグバンド界隈ではなぜか個人練習をこう表現することが多い。いいからこっちへ来てください。」と連れていかれた先がステージ脇の楽団ブースということでして、そこには見知った顔もちらほらと見られました。言われるがままケースから楽器を出し、結局飛び入り参加ということで急遽盆踊りの生演奏をさせて頂くこととなりました。

 岩手県に生活拠点を移す以前はこういった夏祭りバンドの演奏というのはちょくちょくと参加させていただいていましたので、当時を思い出しながら楽しく参加させていただきました。盆踊りなどの参加型のお祭りは皆さんノリがよく、何をやってもウケやすいので、演奏する側もついつい羽目を外した演奏をやりがちです。自分もやりすぎないようにと気を付けてはいたのですが、後になって思い起こせば、うんちょっとやりすぎました。

 音楽に限らず人前で自己表現をするという行いは、そのイベントの趣旨や規模の大小にかかわらず、その行為自体が地域の文化活動の一端を担うことになるという側面を避けることはできないと私は考えています。
 コロナウイルス以降、こういった生産性に直結しない文化行為の価値が少しずつではありますが確実に低下していることを日々感じています。直接体験ではないリモート体感が価値を日々重くしていくということは、結果的として何かに自分の意志で何かに直接的に参加するという機会を阻害することになるのではないのかと私は感じるのです。

 以前取り上げさせていただきましたジャズ喫茶のマスターがこの春にお亡くなりになられました。体調がよろしくないことは私も承知していましたが、直前までほぼ毎月お店に伺わせていただいては少しの時間だけお話をさせていただいていまして、訃報に接してから今日まで、時々そのことを思い出したりもします。
 自分なりに大事にしていた場所ではあるのですが、お店も閉じられることとなりました。

 岩手には、別の土地から移ってきた私が驚くほどにポテンシャルが高いジャズ文化があります。先達が育ててくれた豊かな森を守りつつ、新しく木を植えていくのが後に続く世代の責務なのだと思います。

 今回の一枚

「In a Sentimental Mood」 本田竹広
本田竹広(ピアノ) 井野信義(ベース) 森山威男(ドラム)
曲目:①Mr. P C ②Misty ③チェニジアの夜 ④Body&Soul ⑤枯葉 ⑥Once I Loved⑦In a Sentimental Mood ⑧Everything Happens To Me

 岩手県宮古市出身、2006年に若くして逝去された伝説のピアニスト本田竹広さんによる
1985年の作品です。この3人の組み合わせは日本ジャズの頂点の一角を占めると言って
も大げさではないと思います。⑥はアントニオ・カルロス・ジョビンの名曲ですが、この
演奏には特に圧倒されました。
 本田竹広さんと直接接点があった方が私の周囲にもいらっしゃり、日々お話を伺っては耳
に親しんでいます。

 今回はここまでとさせていただきます。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

2022.08.01 | 社長だより

社長だより vol.89

 毎日暑い日が続いています。“夏”ですね。熱中症対策として水分補給をしっかり行ないながら体調管理には十分に気を付けて日々を過ごしていきましょう。
又、先月は諸事情により「社長だより」を更新出来ず、大変申し訳ありませんでした。

 突然ですが、皆さんは日常でストレスを感じる事はありますか?当然と言えば当然かもしれませんが、誰でも日々ストレスを感じながら、何らかの方法でストレスを解消して過ごしている事と思います。勿論ですが、私も様々な場面でストレスを感じる事もあり、そのストレスを日々“お酒”で解消して過ごしています。(単なる“酒好き”を良いように解釈しているのかもしれません、、、(笑))
 最近“ストレスについて”記載されている記事を目にしましたので、今回はその内容を少しご紹介したいと思います。厚生労働省が実施している『ストレスチェック制度』の身体状態に関する質問事項を活用して結果をデータ処理し、ストレスの度合いを指標化した『ストレスオフ指数』という指標があり、2021年は“茨城県”が「ストレスオフ指数36.3」と2位以下を大きく引き離し、断然トップに輝いたとの内容でした。以下にランキングの“ベスト10”と“ワースト10”を記します。

【2021年 ストレスオフ県ランキング】  ※( )内はストレスオフ指数です。
[1位]茨城県(36.3) [2位]山口県(21.0) [3位]宮崎県(19.4) [4位]和歌山県(19.3) 
[5位]熊本県(13.4) [6位]長崎県(12.9) [7位]愛媛県(12.4) [7位]京都府(12.4)
[9位]鳥取県(12.3) [10位]香川県(11.2)  ・・・・・
[38位]山梨県(-12.4) [38位]秋田県(-12.4) [40位]石川県(-13.0) [41位]千葉県(-14.3)
[42位]北海道(-14.5) [43位]岐阜県(-15.5) [44位]山形県(-22.2) [45位]福井県(-25.8)
[46位]岩手県(-27.1) [47位]福島県(-31.5)

 記事の中には「ストレスに負けない要件として、①何があっても自分を貫ける、我を通せる、言葉を換えれば頑固という事、②逆に、何があっても周りに合わせられる協調性がある事、③ストレスの要因が増えても忘れられる事、以上3つが挙げられます」とのアドバイスが記載されていました。又ランキングについて「茨城県の“茨城の三ぽい(昔は水戸の三ぽい)”と呼ばれる気質『怒りっぽい、忘れっぽい、飽きっぽい⇒ストレスがかかっても、一度怒りをぶちまける事で直ぐに忘れるほか、そもそも飽きっぽいので、何か嫌な事があっても根に持たない』が深く関係しているのでは?」「福島県は茨城県と隣接するものの、気質は正反対。歴史的に江戸へ農作物や魚、木材などを供給する事により成り立っていた経緯があり、江戸の人々の目や経済状況を気にしながら生きる気質が脈々と受け継がれた結果ではないか?」との考察も記載がありました。
 皆さんはストレスや今回のランキングから何を考えましたか。私はストレスに負けない要因については、「①我を通せる」が出来ないし、かと言って「②協調性」に長けてる訳でもないから、「③忘れる」為に“お酒を飲む”のかと改めて自分自身を正当化してしまいました。又、ワースト10に東北地方が4県もランキングしている事に寂しさを感じる一方、ストレスを感じながら我慢強く過ごす事の出来る強さがあるのではと考えました。
 関連して秋田県民の気質について調べてみました。色々とありましたが総合的には「秋田県は“着倒れ、食い倒れ”と言われるほど、享楽的な県民性を持つ。これは江戸時代に豊富な資源と海運によって栄え、米の収穫量も多く、着物などの多くの贅沢品を購入できたためと言われている。遊び好きで流行に敏感、新しいもの好きの秋田県民は東北の中でもちょっと変わっていると思われがちだが、東北人らしく生真面目で、口数少ない照れ屋も多い。金についてはおおまかで、細かい事に文句は言わない。ただし、人がよすぎて頼まれると断り切れないという難点も。」との事みたいです。
私は生まれてから今までずっと秋田県内に住んでいる生粋の秋田県人です。秋田県民の気質が当てはまるかどうか分かりませんが、少なくとも『流行に敏感=時代の変化に敏感』『生真面目』『細かいことに文句は言わない』を心掛けていきます。

 最後になりますが、今月も「新型コロナウイルス」の経過について記載致します。7月上旬から全国各都道府県で感染者確認が急激に増加傾向に転じました。現在主流のオミクロン変異株“BA.5”は重症化リスクが低いと言われていますが感染力が非常に強く、ここにきて過去最大の感染拡大状況“第7波”に突入しています。そのような中で秋田県内でも感染者の確認が急激に増加しており、昨日は『803名』の感染確認がありました。7月31日時点で累計感染者数が45,480名となりましたが、7月の1ヵ月間で13,385名の感染者が増加した事になります。現在の詳細は入院者数145名(うち重症者1名)、宿泊療養者数169名、社会福祉施設等療養者182名、自宅療養者6,069名、入院等調整中2,694名といった状況です。私を含めた誰もが新型コロナウイルスに感染する可能性があります。今一度、私達が出来る基本的な感染防止対策を確実に行ない、万が一感染した場合や可能性がある場合は適切な行動や対応を行なっていきましょう。そして新型コロナウイルスに臆する事なく日々を過ごしていきながら、絶対に“誹謗中傷”はやめましょう。

 更に毎回記載していますが、感染者の増減を繰り返し未だ終息に至らない「新型コロナウイルス」と戦い続け、感染者を昼夜問わず日々支えて救い続けて頂いている医療従事者並びに関係者の皆様、治療薬やワクチンの開発に尽力して頂いている研究者の皆様、本当に敬服致します。くれぐれもご自愛下さい。

 長いようで短い1ヵ月。又1ヵ月後に更新致しますので、お付き合いを宜しくお願い致します。

 令和4年8月

2022.08.01 | 事務美貌録

第79回投稿 事務美貌録 8月号

 いよいよ夏本番となりました。
 今年の夏は、昨年、一昨年と中止になった「竿燈まつり」や「大曲の花火大会」他、様々なイベントが開催される予定です。会社からの帰宅途中、竿燈のお囃子が聞こえ、ふと見ると竿燈の練習風景が。「そうそう、秋田の夏はこうだったよな~」と思いながら家路に着きました。コロナ禍での開催となりますので、主催者側も感染対策など大変だとは思いますが、秋田の代表する夏祭り、ぜひとも成功することを祈ります。

 さて、神社仏閣やパワースポットが好きな私は先日、長野県にある【善光寺】に行って参りました。善光寺は、古くから「遠くとも一度は参れ善光寺」「一生に一度は善光寺参り」と言われている、長野を代表する観光名所で、全国から多くの方が参拝に訪れています。前から行ってみたいと思ってはいたものの、なかなか行けずにいましたが、今年は何といっても≪七年に一度の御開帳≫、思い切って行って参りました。

善光寺御開帳とは、


 七年に一度、絶対秘仏で見ることができない御本尊様の身代わり『前立本尊(まえだちほんぞん)』を本堂にお迎えして、間近で見てお参りできる特別な機会です。また、本堂前に立てられた高さ約10mの木の柱『回向柱(えこうばしら)』と前立本尊とが“善の綱”と呼ばれる白い布で結ばれ、その回向柱を触れることで前立本尊に触れるのと同じご利益があるといわれています。
 
 

平日の朝8時頃に到着したにもかかわらず、回向柱や御朱印所前はすでに長蛇の列。コロナ禍とは思えないくらいの混雑ぶりに少し不安になりましたが、至る所にアルコール消毒液が設置されてあり、また警備員の方も行列の誘導をテキパキと行っており、感染対策がきちんとされていました。
 本堂の中や山門を一通りまわり、お守りがある授与品所へ。「御開帳限定」の物はやはり人気があるらしく、すでに売り切れているものも多数ありました。


 
遠出の旅行は久しぶりでしたが、休憩しながらのんびりと行くことができ、リフレッシュすることができました。観光地や宿泊先でも感染対策はされておりますが、自分自身も意識して行っていく事が大切だと改めて感じました。

 早く、マスクなしで旅行できる日がくることを願う「な」でした。

2022.08.01 | エコムジャーナル

エコムジャーナル No.25

夏が来れば思い出す

【カスべとそうめん】

カスベ煮(※)

 夏の食べ物といえば、象潟の岩ガキ、六郷のニテコのサイダー、土崎のカスべ、そしてお決まりのそうめんとなる。中でも土崎のカスべ煮は逸品だ。カスべはあのエイだ。マンタの小さい奴だ。鰻を気持ち悪いの一言で食べない者が、あのエイを食べるのである。エイはカチカチに乾燥して店頭に並ぶ。押切のようなもので3~5センチ角近くに切ってあり、一晩水で戻し、醤油と砂糖で甘辛くぐつぐつと煮詰めるのである。身は数層にも重なりかみごたえは充分だ。時に歯に挟まり、人前では難渋する。ひれの部分はあの羽のように動かす部分でコリコリと軟骨をかむのは好きではない。損した気になる。しかし、値段が高いからひれの部分も食べる。私はゲテモノと言われるものは食べないことにしている。特に動物系は一切食べない主義だがカスべだけは違う。子供のころからカスべは土崎の港まつり(ユネスコ文化遺産の一つ)に欠かせず、舌があの味を覚えている。我が家のカスべ煮は写真のような上品さはない。もっと色濃く、いってみれば照りのある八丁味噌のような色合いだ。土崎の家庭はみんなそうだと思う。

 ところで、濃厚な味からそうめんになるが、そうめんの嫌いな人はいないと思う。が、素そうめんでは寂しい。薬味があると食欲をそそるというか豊かな日本文化になる。わが菜園では早生と遅れて出てくる2種のミョウガがある。ふんだんに食べられる。店で買うほど太ってはいないが、味は変わらない。
 薬味はミョウガのほかショウガでもネギでもいい。最近まで、ねぎは下の方に伸びるものと思っていた。どうしても白いところが伸びない。栽培は難しいものと思っていたが、ねぎというのは上に伸びるから土かけをするということが最近わかった。ついでに、もう一つ、トウモロコシだが、始めたころ、実は花が咲いたところになるものと脇芽は全て一生懸命摘んでいた。ところがある時残った脇芽にトウモロコシがなったのである。それまでは何で実がならないのか不思議だと家内と言っていたのが夢のようだ。我が家の菜園、今年は36種植え付けた。ジャガイモ・なす・ささげ・ほうれん草・きゅうり・きぬさや、たらふく食べた。いつまで続くか。

※出典 : 農林水産省Webサイト(かすべ煮 秋田県 | うちの郷土料理:農林水産省 (maff.go.jp))